イム・シワン(임시완)、イム・ユナ(임윤아)、ホン・ジョンヒョン(홍종현)主演MBC月火ドラマ
王は愛す(ワンウン サランハンダ:왕은 사랑한다)
の最終回視聴感想(あらすじ含む)です。
王は愛す キャスト・登場人物紹介 イム・シワン、イム・ユナ主演韓国ドラマ
王は愛す 作品データ
- 韓国MBCで2017年7月17日から放送開始の月火ドラマ
- 脚本:ソン・ジナ(송지나) 『ヒーラー』『信義』
- 演出:キム・サンヒョプ(김상협) 『華麗なる誘惑』『ママ』
- あらすじ:魅惑的な美しさの裏に、熱い欲望と征服欲を抱いた世子ワン・ウォンと、意志の強い品性と愛の熱情を持った王族リンのブロマンスを、一瞬にして入り込んだサンのストーリーを描いたドラマ
王は愛す 最終回視聴感想(あらすじ含む)
全40話実質20話が終了しました。
まずは視聴率から。
最低視聴率が5.1%、最高視聴率が8.1%と、3%のレンジで推移しました。
8.1%が出たのは初回だったことからもわかるように、期待値はそれなりに高いドラマだったのです。
けれど、じわじわと盛り下がり、最後にちょっと上げただけで終わってしまいました。
視聴率グラフはこちら → 韓国ドラマランキング
最後まで視聴したものの、途中からは明らかに惰性でした。
全体的に緩慢とした展開で眠くなることも多かったです。
当作品はキム・イリョンの原作小説をもとに脚本が作られ事前制作されました。
今回もご多分に漏れず事前制作だったからダメだったという意見が散見されます。
けれど、本当に良い作品であればそんなことは関係ないので、その意見は却下しておきす。
いつも言っていることですが、30代の実力派俳優が出演しなかったのは痛手でした。
いたるところでドラマが作られ、本来主演ができない俳優までもが主演を演じている昨今。
経験を積めるのは良いことですが、そこで化けない限りは単にクオリティーの低下を招くだけになってしまいます。
あまりにも主役が若者に偏ったことで、歴史ドラマなのに重さが足りませんでした。
今回最もダメ出しをしたいのは悪役ソン・イン。
オ・ミンソクが演じましたが小物感が半端ありませんでした。
視聴していて殺したくなるくらいの悪辣さを感じることができていれば、当ドラマは成功したでしょう。
しかしながら、漂う小物感によってとても中途半端な人物に見えました。
脚本・演出、そしてオ・ミンソクの演技のすべてがこの役を小物にさせたのです。
ここでも先述した『30代の実力派俳優が出演しなかった』という指摘が生きてきます。
彼は30代後半で年齢だけは当てはまっていますが、怪演することはできませんでした。
ソン・インが最後に亡き者にしたムソク。
あの死に方は何だったのでしょう?
武芸の手練が正面から短剣でグサって・・・。
このような描写をしていると、全体の説得力がなくなってしまいますよ。
そして、リンが死んだと偽装させるシーン。
また例の崖が・・・。
崖禁止って言ってるでしょ!
視聴者がうんざりするのを知っててやってるんですよ、これ。
もっと死に方と殺し方を研究してほしいわ、まったく!
ドラマ全体のテイストとしては、世情の不安定さの描写が足りなかったように思えます。
駙馬(プマ:부마)国に成り下がり、いつ国体が崩壊するかわからない状況を要素としては描写していたものの、その不安感が視聴者に伝わってきませんでした。
やはり、煽りを入れておいてラブストーリーを乗っけたほうが盛り上がりますよね。
結論:ユナやシワンのファンは楽しく視聴できるかも?その他のドラマファンはBSの放送まで待ってもいいかな。
文責:韓国ドラマあらすじ団
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