延礽君(ヨニングン)とすれ違ったあと、官服を脱ぎ黒装束になるキム・チェゴン。
塀を越えようとするタムソの前に、再びテギルが現れる。
王か?お前が殺すという者が?と、テギル。
そうなら?と、タムソ。
それなら一緒に行こう、オレはオレなりに探さねばならない人がいると、テギル。
タムソが塀を超えると、すぐに兵がやって来たため逃げることになるテギル。
タムソが王宮見物をしたのは下見だったのだと気づく延礽君。そして、誘引策を用い手薄なところを作っていることも看破し動く。
そして、タムソを見つける。
タムソを死地に行かせた理由を問うムミョン。
信念だ、待ってみよう、タムソが揺れていた信念を再びつかみ、今上の心臓に剣を刺すことができるかと、イ・インジャ。
兵の官服を奪い、『みんな王を殺すというのだが、それなら、王様に一度会いに行ってみるか』と、テギル。
引くつもりのないタムソは延礽君と剣を交える。
まだ遅くない、全く引き下がれないのか?と、延礽君。
死ぬ覚悟はできましたか?と、タムソ。
本当に死にたいのか?と、延礽君。
そこに兵がやって来たため逃げるタムソ。
タムソが逃げた方とは別の方向を兵に告げる延礽君。
いともたやすく王のもとへ到着するキム・チェゴン。
粛宗に手をかけようとしたその時、延礽君がやって来てキム・チェゴンと剣を交える。
真に天が怖くない者なのだなと、延礽君。
四寅剣(サインゴム:사인검)に目をやり・・・果たして、その剣の主人になる資格があるのか、さあ一度見てみるか?と、キム・チェゴン。
全く叶わない延礽君。けれど、退くつもりはない、殺気がないな、けれど、一歩でも近づけば死ぬぞと、用意していた弓隊に構えさせる。
弓矢で防げるとでも?と、動こうとするキム・チェゴン。
剣を振り上げる延礽君。
止まれ!と言い部屋に入ってきて延礽君の剣を弾くテギル。
お前がどうしてここにいるのだ?と、延礽君。
弟子なのだと、テギル。
何してる?おまえ!と、キム・チェゴン。
師父を救いに来たんじゃないかと、テギル。
剣を収め粛宗に傅くキム・チェゴン。
久しぶりだな、キム・チェゴンと、粛宗。
イ・インジャも読んでいたのだが、キム・チェゴンは刺客ではなく、粛宗の命で動いていた。
警備の状況把握と、延礽君の実力を測る試験でもあったのだ。
世子翊衛司(セジャイギサ:세자익위사)も内三庁(ネサムチョン:내삼청)もダメだと報告するキム・チェゴン。
イ・インジャはその目的が自分を捕まえることにあると話していた。
そして、その挑戦状を受けて、応接したのがタムソだったのだ。
まさかそのためにタムソを死地に送ったのですか?と、ムミョン。
粛宗はキム・チェゴンの隣りに座っているのがペク・テギルだと知り、近くに来させ自分のお気に入りだという剣を下賜する。
また、武芸を朝鮮のために使えと言う。さらに、救生牌を授け、いつの日か命を一度助けるだろうと告げる。
感極まるキム・チェゴン。
気を逃すな、まだ終わったのでないゆえと、粛宗。
すると、部屋の外からタムソが矢を放つ。
『死ね、今上!』
けれど、テギルがその矢をはねのける。
逃げるタムソ。
後を追うテギルと延礽君。
ムミョンはタムソを思い、わざと送ったのかとイ・インジャに問いただす。
心配するな、タムソは死なない、タムソを心配するお前がいるし、ファン・ジンギもいる、延礽君もいるし、ペク・テギルもそこに射るはずだと、イ・インジャ。
矢に射られたタムソを連れて逃げるテギル。
失敗し王宮を抜け出ることが出来ない状況になったなら、唯一助けてくれるのは淑嬪だとのイ・インジャの言葉を思い出すタムソ。
その言葉通り、淑嬪崔氏はタムソをかくまってくれる。
お前は誰だ?と、テギルに問う淑嬪崔氏。
そして、彼こそが自分の最初の子ペク・テギルだとわかる。
淑嬪崔氏の元に延礽君がやってくる。
二人を探し、血の痕を見つけるが、そのまま退く。
テギルのことが気になり、今までどう暮らしていたのかと問う淑嬪崔氏。
媽媽(ママ:마마)がどうして?と、テギル。
淑嬪崔氏は話を変え、タムソに返さねばならない借りがあったのでかくまったが、ここに長く留まることは出来ない、時間が経てば簡単には出ることは出来ないだろうと告げる。
外に出たテギルに延礽君が話しかける。
母の立場が困難になるからと指摘しなかったものの、タムソが居ることに気づいていた旨を話す。
そして、方法がある、馬を準備するので門を開けろと告げる。
こうしてタムソの脱出は成功する。
どうか無事でと祈る淑嬪崔氏。
テギルはある男と出くわす。
内禁衛(ネグミ:내금위)か?その剣、どっから出た?と、その男。
また、キム・チェゴンの弟子かと指摘し、お前の師父に関心が多いと言い、木彫を投げる。
そしえ、その隙に、攻撃を加える。
剣圧で吹き飛ばされるテギル。
キム・チェゴンから聞かされたファン・ジンギだと気づく。
剣を抜き再び攻撃を仕掛けようとするファン・ジンギ。
絶体絶命かと思えたが、キム・チェゴンが救いに来る。
テバク 第10話あらすじ に続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
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