ホンシムの家の様子を見に来たクドルとクンニョたち。
去るなら荷物を持っていくはずなのでおかしいと思い、官衙へ行くというクンニョ。
するとパク令監がやってきて、ここに住んでいたものを探すなと告げる。
一応の理由はウォンドゥクが大逆罪を犯して逃げたというものだった。
大逆罪と聞き、すぐに行こうとするヨン氏。
ちょうどそこにチョン・ジェヨンがやってくる。
ホンシムは兄と一緒にいて、ウォンドゥクは世子だと聞き驚くヨン氏。
外にいた女はもっと驚く。
よりによって左相が世子を連れてきたことに嘆くソン宗。
自分が殺手を送ったことに気づいているはずだからだ。
左相は死んで当然の罪を犯していますと、チョン・サヨプ。
そして、死体を世子だと気づかなかった罪などをキム・チャオンに問う。
内官たちも分からなかったと、抗弁するキム・チャオン派。
明からソウォン大君冊封のために使節団が来ているので、このようなことが知れたらまずいと指摘するチョン・サヨプ。
責任を果たして誰が取らねばならないようだ?と、ソン宗。
全ての誤りは私にありますと、キム・チャオン。
ならば全ての官職を下り謹慎だと、ソン宗。
そこにユルがやって来て・・・命を収めください、左相には罪がありませんと主張する。
世子を100日のあいだ王宮外で過ごさせたのは左相ですと、チョン・サヨプ。
100日の間そなたたちは何をしていた?と、ユル。
邸下はどうして戻ってこなかったのですか?と、チョン・サヨプ。
殺手たちの攻撃を受けて致命傷を受けた、記憶を失った、自分が誰なのかわかり得なかった、そんな私を見つけ王宮に戻したのは左相です、国舅の左相を政争の犠牲となることを望みません、なのでこれ以上、私が消えていた100日間のことは問題としないでくださいと、ユル。
ユルに湯薬が運ばれる。
一日も早く以前の姿を取り戻さねばなりませんと、キム・チャオン。
飲み干すユル。
内官・内人・護衛武士・医員が一新されていた。
かつて傅いていた者は祈雨祭の行幸のときに全て死んだと、キム・チャオン。
イスという名に慣れないイス(ホンシム)。
私が本当にホンシムで、彼が本当にウォンドゥクなら・・・そんな考えをしていたわ、話にならないでしょ?私はイスなのに、ユン・イスと、イス。
悪縁だ、そうでなくても持ちえない人だ、だから止めないとと、ムヨン。
花靴を捨てるイス。
けれど、すぐにウォンドゥクのことを思い出して、必死で探す。
嬪(ビン:빈)、ひょっとして私が戻ったことが嬉しくないのですか?と、ユル。
そんなはずがありましょうか、ただ驚いてそうだったのです、お戻りになるとは夢にも思わなかったのでと、ソヘ。
胎教を勧める尚宮だったが、小学は気が向かず読みたくないユル。
自分たちは政略結婚で仲が良くなく、邸下は恩恵なさっておらず寂しかったです、けれど、邸下がいない王宮はなおのこと寂しかったです・・・邸下の気持ちを得られなくても関係ありません、けれどこの子だけは愛していただくことをお願い申し上げますと、ソヘ。
すまない、今後努力する、私の子を持つ女人を泣かせられないのでと、ユル。
ウォンドゥクへの数々の悪態を思い出し、戦々恐々としているパク令監。
確認することがあるので、ムヨンを生きたまま連れてこいと指示するキム・チャオン。
世子が王宮に戻ったこと、逃走のための4日後の船のことなどをムヨンに話し、薬を渡すヒョク。
また、気が重いことを知ってしまった為、話そうとする。
それは、ソヘの命でポムがムヨンを射たということだった。
普通でない怪我を見て、兄上が今まで何をしていたのか気になってた、彼が世子なのをどうやってわかったの?邸下の顔を知ってる人が民で何人になると?なのに兄上は彼が世子なのをどうやってわかったの?と、イス。
時間になれば話してやると、ムヨン。
どうして今話せないの?と、イス。
お前に言えない恥ずべきことなどもしたため、早く発ち新たに始めたいだけだ、こんな私を理解してくれることはできないか?と、ムヨン。
そうね発ちましょう、発てば忘れられそうと、イス。
水剌(スラ:수라)に手を付けないユル。
民の粗末な食床を思い出さずにはいられなかった。
「肉のジョンね・・・いいわねウォンドゥク、それほど好きな肉のジョンを限りなく食べることができて・・・」と言う、ホンシムの幻影を見るユル。
一度目をつぶり再度開けると、ホンシムは消えていた。
朝食を必ず食べねばと、内官。
下げさせるウォンドゥク。
中庸に書いてあることを問われ、書の中に答えがあるのではないかと、無駄なことのように思うユル。
再び夜説のことを話すホンシムの幻影を見る。
そして、当分の間、書筵を止めるという。
直後にソウォン大君と出くわす。
問安の挨拶を拒否するユルに、自分を恨んでいるのかと尋ねるソウォン。
空席は誰かが埋めねばならないだろう、お前の誤りではないのに、お前を恨むはずがと、ユル。
私は邸下が恨めしいです、私が望むものがすでに邸下のものでと、ソウォン。
私もまた私が望んで持ったものではない、それと私もやはり、私が望むものを持てないと、ユル。
眼差しが変わられました、龍袍だけ同じように来ているだけで、別人のようにと、ソウォン。
そうかもしれない、王宮外の100日はすごく長い時間だったのでと、ユル。
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