パク・ユチョン(박유천)のアクションが好評のSBS水木ドラマ
スリーデイズ(3Days:쓰리데이즈)
ですが、残念ながら、韓国はサスペンス不毛地帯と言われる所以を露呈してしまっています。
※作品に対するネガティブな評価を記述していますが、ユチョンの悪口はありませんので、その点は安心して読んでください!
スリーデイズ(3Days)キャスト・登場人物紹介 ユチョン主演韓国ドラマ
キム・ウニ作家の限界か?韓国の限界か?
一言で言えば相対的に緻密さが無い構成になっています。
前にもどこかで記述したと思いますが、韓国のサスペンスファンは、少なからず日本のサスペンス小説のファンなんです。
韓国のものより構成が緻密で突っ込みどころがなく、読み応えがあるからなんだそうですが、裏を返せば、韓国のサスペンスは構成が緻密でなく突っ込みどころが満載ということです。
キム・ウニ作家はサスペンスドラマの脚本家の中では韓国一と言われており、サイン(싸인)や、幽霊(유령)も手がけています。この過去の作品も、随所にキラリと光るものはあるものの、やはり突っ込みどころの多い作品でした。
韓国人には気にならない箇所でも、日本人って気になるんですよね。これは日本人の長所でもあり短所でもあるのですが、あらゆることに小さなディティールまで時間をかけて決めて挑む性向があります。
一方で韓国の場合には大陸的といえる性向で、何でもとりあえずやってしまえということが多いです。
この性向の差はサスペンスの場合には如実に現れてしまい、韓国の作品は荒い作りになってしまいます。
また、韓国の視聴者がイライラしがちなので、謎の答えを余りにも性急に解答してしまう嫌いがあります。『日本だと引っ張るだろうな~』という要素も、あっけなく解答してしまうので、個人的にはがっくりしてしまいます。
もちろん、日本のドラマでもそういったことはありますが、それは1時間完結のドラマだからです。もっとも、16部のような長編のサスペンスドラマは日本にはないので、作ってみると似たりよったりのものになるかもしれませんが・・・。
24に比べると・・・
スリーデイズ(3Days)はタイトルにしろ描写にしろ、アメリカのドラマ『24 -TWENTY FOUR-』の韓国版的立ち位置の作品です。
『24』の場合には24時間を1話に収める手法で、次々と降り掛かってくる問題を、ジャック・バウアーが解決していきます。
このドラマはものすごく緻密で、見ていて本当に手に汗握る作品ですが、やはりこのドラマと比較するとスリーデイズ(3Days)は残念と言わざるを得ません。俳優陣の演技は置いておいて、作品性を鑑みた場合には、圧倒的な差があります。
例えば気になったのは『機密文章98』の扱い。デジタルの時代、複製なんて数秒でできる上に、その複製がどこにどのように存在するのか、敵対勢力側もわからないわけです。
コメント
「神の贈り物」「スリーデイズ」両方とも頑張って見ています。解説なしで苦しいですが「密会」の方がドキドキできて面白いです。
日本の2時間サスペンスに慣れているためでしょう。ありえな~いが沢山。なんで主人公をやっつけることを忘れて敵味方が止まったり、待っててくれるシチュエーションになるのかな。見ていて恥ずかしくなります。でも出演者が好きなので、これからも見ます。
「サイン」「ファントム」は良かったです。特に「サイン」のラストの衝撃は涙が出ました。
同じ脚本家なので安心していました。「TEN」が良かったです。「TEN2」は不満ありですが。
シリーズもので「東京湾岸警察」が好きでした。特に1時間の番組が良かったです。
でも勉強熱心な韓国ですから、5年後10年後にはアメリカ、日本を超えるサスペンスを作るかもしれません。
今ははがゆいし、どっきりできない流血場面が多くて困りますが、韓ドラファンは好きな俳優さん、有名な脚本家さんであれば見ると思います。
帰宅して、早く見たいと思った「星から来たあなた」「主君の太陽」「相続者たち」みたいな作品がこの分野でも製作されるのを楽しみに待ちます。
今回読ませてもらって、すっきりしました。客観的なご意見、様々な対比、思わず噴出してしまうほど、ピッタリです。こんな状態なのにすぐに翻訳してくださって、申し訳ないですが、ありがたいです。
タイムリーな記事ありがとうございます!
私もご指摘の部分に違和感を感じつつ、俳優陣に惹かれて見ています。
ただ、「機密文書98」完全版は、燃やされた1部しかないことが流れの中で窺われるように思います。
ハン・ギジュンののPCにあったのは彼が調査した部分だけで、他の同志が集めたものはそれぞれが殺されたときに破壊されたということになっているのではないでしょうか?
ま、それが全てかどうかの保証はないわけですがf^_^;
それと、日数に関しては、放送開始前後に3日間×3の9日間の話という記事がでてました。いずれにしろ紛らわしいですね。
オトリを連れての優雅な逃走は、確かにとっても妙でしたね。その直前のカーチェイスは良かったですが。
首魁がこんなとこまで出てきちゃってることも相当ヘンですが、その分会場近くで騒ぎを起こしてはまずいとの判断だったということにして、無理やり納得することにします。
しかし、まだ半分しか終わってませんね。この後もっとスゴい悪が出てきてくれないと、話が保たないような気がするのですが。
今後の楽しみにしておきます。
>ハン・ギジュンののPCにあったのは彼が調査した部分だけで、他の同志が集めたものはそれぞれが殺されたときに破壊されたということになっているのではないでしょうか?
4人分が集まって一つのレポートになっているという箇所は、台詞をそのまま訳しましたからその通りです。
今のところハン・ギジュンの分の1/4だけはテギョンの手元にある状況ですね。
破壊されたのであれば、ハン・ギジュン分も破壊されないと辻褄が合わないんです。
また、その場で破壊されたとして、それらのコピーがどこかに存在する可能性は否定出来ないので、犯人は悠長にしていられないはずなのです。
デジタルに加工できる文字データがそういった性格のものだとの前提が大きく欠落した設定というわけです。
キム・ドジンがそんなことに気づかないおっちょこちょいというわけでもないし(笑)
1/4が存在しているということは、3/4もどこかに存在していて、それを集めていくと謎が溶けて、キム・ドジンの息の根を止められるというストーリーなのかなとも思っています。
このあたりは、作家次第ですね!
結局のところ、問題はハン・ギジュンがデジタルデータを残していたということです。
1980年台ならいざしらず、2014年なら、各自が暗号化してクラウドにアップロードしておけば、大統領は簡単に閲覧することができたということです。
このような甘い設定がご都合主義だと、サスペンスファンに叩かれているのでしょう。
お忙しいなか、わざわざお返事ありがとうございます!
そうですね。告発者たちが中高年域なので、最近のIT事情に疎かったとでも考えてあげなければならないでしょうか。
視聴者がドラマ制作側の都合に合わせて解釈しているようでは、サスペンスを標榜するにはまだまだですね。
しかし、韓国の視聴者は、そういう甘さと同時に政治色が強いところが視聴率が伸びない理由と考えているようです。
家族ドラマが中心の韓国では、こういうジャンルのドラマの質を上げるには残念ながら時間がかかりそうな気がします。