ムヒュルとプニを連れてトンソンコルへ向かうパンウォン。
そこで、木に多くの笠がぶら下がっている奇妙な後継を目にする。掛冠(クェグァン:괘관)だと、パンウォン。官職を捨て辞職するという意味だ。そのため、この国に反対する組織的な行動だとわかる。
そこに儒生がやって来て、気に帽子をぶら下げる。
ムヒュルに追えと言うパンウォン。
儒生の行動が怪しいことをチョン・ドジョンに報告するヨニ。
数多くの儒生が集まっているという情報をすべてチョン・ドジョンに報告してくれと、プニに告げるパンウォン。
早速報告するプニ。
不法でないため対処のしようがないチョン・ドジョン。
都堂に集まっているチョ・ジュンたち重臣もその話をしている。門を閉ざしている村という意味で、民はトンソンコルをトゥムンドンと呼んでいるのだと、イ・シンジョク。
王氏と結託でもしたら大変な事態になるため、軍を送ろうと言うチョ・ジュン。
どんな罪目で?と、ハ・リュン。特に罪を犯しているわけでもないからだ。
子らの挨拶を受けるイ・ソンゲ。君号を下したことを感謝されてのものだ。けれど、李芳雨(イ・バンウ:이방우)は体調がすぐれないという理由で来ておらず、李芳毅(イ・バンイ:이방의)はまだ咸州( ハムジュ:함주)にいるため来ていなかった。
その帰りに、チョン・ドジョンに出くわすパンウォン。そこで、他の意味は無いがトゥムンドンのことをお助けしましょうか?と言う。彼らを説得して戻してみるというのはどうかと。
圃隱(ポウン:포은)を殺したお前が、儒生たちと辞職した官員たちを説得すると?と、心のなかでつぶやくチョン・ドジョン。
一体どんな考えをなさっているので?旦那様がどんな手で説得なさると?と、心のなかでつぶやくタギョン。
パンウォンに任せるというチョン・ドジョン。
旦那様を恨んでいるのにどのように?と、タギョン。
真心を持って最善を尽くせばと、パンウォン。
兵を率いてトゥムンドンへ歩みをすすめるパンウォン。
策があるのですか?鋭敏な大君が腹案もなしに動くはずもなくと、ハ・リュン。
枯れ葉を拾い落とし風向きを見ている様子のパンウォン。
たしかに、功臣冊封と世子(セジャ:세자)冊封があるようなので、その前に殿下の心をほぐさねばならないでしょうと、ハ・リュン。
西風だなと、パンウォン。そして、自分たちは西門に行くからと言い、趙英珪(チョ・ヨンギュ:조영규)には東門に行かせる。
イ・ソンゲはチョン・ドジョンからパンウォンがトゥムンドンへ行ったとの報告を受ける。
説得できればそれに越したことはなく、できなくても誠意を見せるのでと、チョン・ドジョン。
定安君(チョンアングン:정안군:パンウォンの君号)は難しく複雑なことを恐れないので期待していると、チョ・ジュン。
功を立てて私から許しを受けようと言うのか?そうしろ、そうしさえすれば・・・と、心のなかでつぶやくイ・ソンゲ。
案の定、歓待されないパンウォンたち。
圃隱(ポウン)先生を殺したお前が何の様でここに来たのだ?お前の弁明をたったの一言でも聞くと思ったか!と、ソンビ。
私は弁明ごときはしないと、パンウォン。
それなら、いったいここにどうして?と、ソンビ。
『火を着けろ!』と、パンウォン。
なに?火をつけろって?と、心のなかでつぶやくムヒュル。
それはなんということです?説得するのではないのですか?と、ハ・リュン。
一旦、出てこさせたあとに説得します、出てくる人もおり、火に焼かれ死ぬ人もいるでしょう、出てくる人だけ持って説得します、これが私の方式で、これが私の席です、クソ畑に倒れたのにクソ畑を拾わずにどうして起き上がれましょうか?と、パンウォン。
『父さん。それと三峰師匠。本当です。私の方式で私の勢力を作りだしてみせます。私は、死んで目覚めても私であるようです。私はおそらくこの方式で私の席を探すことに成るでしょう』と、心のなかでつぶやくパンウォン。
『何をしているのだ!火を着けろと言っているではないか!はやく!』
六龍が飛ぶ 第38話あらすじ1/2に続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
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