官吏達による弾劾を自分の不徳として受け入れ無いことを告げ、大君達を赦免する意向を示すイ・ソンゲ。
けれど、何度も軍令を破った罪は軽くないからと、軍事指揮者に付与する標章であるスギョンペ(수견패)を返還させ、それを忠誠の誓いとみなすという。
巡軍府は各大君宅へ行き、武器の押収をしていた。
予想通りだと心のなかでつぶやくタギョンは、ヨンギュの働きに今後を託す。
ムヒュルたちが到着した訓練所はすでに巡軍府が押さえており、武器だけでなく私兵たちも連れて行かれる。
武器庫。鍵を開けて入ったヨンギュ。そこに子供が入ってくる。ウノだ。
スギョンペを返還する大君たち。パンウォンもまた、父王の意に従い忠誠を誓う。
そこにチョン・ドジョンがやって来て、大君や宗親たちが所有する私兵たちを官軍に受け入れたことを話す。
『今日から朝鮮の私兵は廃止となりました!』と、チョン・ドジョン。
『前朝から使っていたこのスギョンペは、もう全て廃棄となった。今日から、この虎符(ホブ:호부)がこの国の軍権の象徴だ!この虎符なくして、たった一人の私兵も兵器も私的に使うことはできない。王の指名と委任を受けない者は発令権を発動できない!』と、イ・ソンゲ。
もう倉庫へは入らないというウノ。
『どうしよう?どうしよう?これをどうすべきか?・・・クソ!』と、心のなかでつぶやくヨンギュ。一旦は剣を抜きウノを殺そうとするが思いとどまり、ここで見たことを誰にも言うなと言おうとする。
けれどそこにチョク・サグァンがやって来て、ヨンギュが剣を手にしているのを見たため、反射的に応戦してしまう。
ウノはそのさなかに意図せずヨンギュの剣を浴び、チョク・サグァンは一瞬動きを止めたヨンギュの首を斬ってしまう。
ウノを連れで出るチョク・サグァン。
ムヒュルが到着してまもなく、ヨンギュは絶命する。
ウノもまた命を落とす。
チョン・ドジョンに対し、『ほんとにかっこいいです』と、パンウォン。
パンウォン周辺の人物の監視を命ずるチョン・ドジョン。
血だらけのムヒュルを目にするパンウォン。
『大君ママ、ヨンギュヒョンニムが・・・』と、ムヒュル。
『ヨンギュ、ヨンギュが、何だ!』と、パンウォン。
ヨンギュの亡骸に対面するパンウォン。
『ヒョン、ヒョン、ヒョン・・・ヒョン、ヒョン、ヒョン、だめだ!』と号泣する。
『誰だ?犯人は?』と、パンウォン。
『まだ、確実ではありませんが、恐らく』と、ムヒュル。
『いいさ。誰かわかってどうなると?誰かが殺したのだろう、まあ。ようやく分かった。私がどうして薬剤を買いお師匠様を訪ねたのか、どうしてパンソクのところに遊びに行ったのか。
は~、私は12歳の時に、そんなことがあった。成均館(ソンギュングァン:성균관)李氏3兄弟、本当に悪い奴らだったのに、わけもなく会いたいと。なのにその時も気まずいから、贈り物を買い、尋ねることがあると、そうしてわけもなく会っていた。
その時も問うた。私がどうしてこうなのか?そしていくらか後に、3人全て・・・(殺したさ)』と、パンウォン。
『殺したのか?』と、心のなかでつぶやくムヒュル。
『(殺したさ)・・・その時私がどうしてそうしたのかというと』と、パンウォン。
ヨンギュの言葉を思い出し、『確認?』と、心のなかでつぶやくムヒュル。
『私がしでかすことができるか、顔を見て確認したかったのさ・・・ムヒュル』と、パンウォン。
『はい、大君ママ』と、ムヒュル。
『パンソク、チョン・ドジョン・・・殺さねばならない』と、パンウォン。
六龍が飛ぶ 第46話あらすじ1/2に続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
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