御命により泮村(パンチョン:반촌)の捜索が始まる。兵を統率するイ・シンジョクは教旨を掲げ、チョン・ドジョンの関連を指摘し逆党を発見せよとの御命なのだと言う。
『我々が一体どんな関連があるというのですか?』と、プニ。
まずは、ソンヒョンバンへ行きチョン・ドジョンに身を隠すように言ったとの罪で、カップンが袋叩きに合う。
どうか助けてくださいと跪くプニ。
大々的な捜査が始まる。
『私はどうやってでも生き残る。次の命をまたねばならない』と、心のなかでつぶやくイ・シンジョク。
パンジはムミョンに救出されていた。目を覚ますとそばにヨニャンがそばに座っていた。
ヨニャンが気運をしっかりさせないとと言って差し出した湯薬を拒否して出ていこうとするパンジ。
『生きているとは知らなかった。知らなかったのだと。数十年の間、お前たちが生きているのだと、知らなかった』と、ヨニャン。
『何か事情があった・・・意味がありません、もう。三峰大人が死んだので、今はムミョンが願うことが、すべて成り立つようですか?私は政治のようなものはよく分からないけれど、その間、見て聞いたものがあるので2つだけは分かります。
イ・バンウォンと三峰大人、同じです。この世の中に対し国に対し、考えていることは同じだと。イ・バンウォンはただ、持ちたかっただけです。それと、更に一つだけ』と、パンジ。
『さらに何なのだ?』と、ヨニャン。
『これからムミョンはどうなるでしょう?イ・バンウォンが、そのままムミョンを放っておくでしょうか?』と言い、出て行くパンジ。
『事実だ。当時、我々も皆、生死をかけていた。お前たちが生きているのをお前たちの母さんが知ったなら、再び組織から逃げたはずだ。仕方なかった』と、外にいたキル・ソンミ。
パンジはパルボンおじさんから託されたチョン・ドジョンの文を読む。
『トグァン、ここまでのようだ。私に従おうとせず、生きている者が自ら決定して進め。私がいない時代は、私が行きた時代と異なるゆえ・・・』
『生きている者が自ら決定しろ・・・』と、パンジ。
『パンジに会ったなら伝えてくれ。けっして私のために戦ったり、私のために命を軽く思うなと』
『本元大人、申し訳ありません。私は大人を守ることが出来ませんでした。また、この最後の遺辞もまた、守ることは出来ません』と言い、文を丸めて剣を持ち立ち上がる。
量田を再び行うと、パンウォン。また、仏教の抑圧すると。
三峰も最後までできなかったのにと、ハ・リュン。
三峰が出来ずに逝ったので、自分がけりをつける、そうではないですか?と、パンウォン。
それなら私兵は?今回の政変は三峰が無理に私兵を廃止しようとして起きたことなので、どうにも維持をせねばなりませんでしょう?と、ハ・リュン。
『フフ、ちょっと先生、私が狂いましたか?私兵をそのまま置く?今後この国に、私兵ごときは存在してはなりません』と、パンウォン。
『はい、そうおっしゃると思いました。血の嵐がまた一度吹くでしょうね』と、ハ・リュン。
『最初の血の嵐は、それではないでしょう』と、パンウォン。
『でないのなら?』と、ハ・リュン。
『もう、私が話した2番目の敵を討たなくては・・・ムミョン!』と、パンウォン。
一方でユクサンは、チョン・ドジョンとは違い、パンウォンが欲望を知っている男だということで、自分達が500年やって来た盟約をパンウォンと結ぼうと言う。
チョンニョンは要求を伝えると言う。
ヨニャンのところへ戻るパンジ。
『私の話が合っているなら、 イ・バンウォンも三峰と同じ政策を広げるなら、イ・バンウォンを討つのですか?』と、パンジ。
『イ・バンウォンがどう出るのかは分からないことだ。けれど、万一、我々が討つのなら・・・』と、ヨニャン。
『場を用意してください』と、パンジ。
『どんな場?』と、キル・ソンミ。
『イ・バンウォンの命を、(息を)引き取ることができる場』と、パンジ。
『ムミョンですと?』と、ハ・リュン。
『それなら、私がその者たちと権力を分けるのだと思っていましたか?(ムミョン、もうその700年の命を収めてやる)』と、パンウォン。
『イ・バンウォン、殺してやろう』と、パンジ。
六龍が飛ぶ 第49話あらすじ1/2に続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
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