『教授も大丈夫ですか?ここが濡れました、どうしよう』と、ミンジュンの手を持ち周りを拭くセミ。『大丈夫です』と、ミンジュン。その様子に嫉妬を覚えるソンイ。『話はすべてしたでしょ?もう行きましょ、ト・マネージャー』と、立ち上がるソンイ。ソンイにジャケットをはおらせ、肩を抱えて行くミンジュン。
『いや、あの教授とウチの姉さん、いつあんなに親しくなったんだ?』と、ポム。
ダメなの?
『いや、なんて、理想型は無いって言ってたのに、ユ・セミが理想型のようね』と、ソンイ。『くだらないことを』と、ミンジュン。
『いま、恥ずかしがってるの?自分の体に手を触れられるのを苦手だというのに、さっきセミが何濡れたのを拭くのにじっとしてたわね。まあ、楽しんでいるようでもあり・・・とにかく、さっきアン代表の前で、よくやったわ、ト・マネージャー。チョン・ソンイのマネージャーなら、その程度の知識はあってくれて当然ね』と、ソンイ。
『チョン・ソンイ』と、ミンジュン。『はい?』と、即答するソンイ。続けて『あ~』と、ソンイ。『正気をまっすぐ整えて生きろ』と、ミンジュン。『何が?』と、ソンイ。
『おまえが世界を知ろうと知るまいと、世界はお前を見てくれない。おまえが終わりなく墜落して行っても、おまえは潔白で、悔しくて死にそうだとしても、おまえの心をわかってくれることもない。おまえは今崖っぷちに立っている。まかり間違えば、千尋の谷に落ちてしまい、跡形もなく消えてしまう。だから・・・』と、ミンジュン。
『だから、ト・マネージャーがわたしのそばにちょっと居てくれてるんじゃない』と、ソンイ。『わたしをどうして信じるんだ?わたしも信じるな。わたしは続けておまえのそばにいることができない』と、ミンジュン。
『どうして?ひょっとしてわたしが終わるからそうなの?それでそうなの?わたしがお給料をくれないと?はっ、どうなのよ?わたし、チョン・ソンイよ。わたしがマネジャーの月給ピンはねするよう?ピンはねしないわ。
もちろん、都合上、たくさんあげられないことはあるわ。代わりに仕事をたくさんさせないから。ただ、時々、わたしのそばに居て欲しい時に居てくれればいいのよ。それもダメ?ダメなの?』と、ソンイ。
無言のミンジュン。
キムチ
23階のエントランス。『帰れ』と、ミンジュン。『熱は?熱はもう出てない?』と、ソンイ。『出てない』と、ミンジュン。『ご飯は?ご飯は食べなきゃいけないじゃない。わたしも食べないと。ウチのユンジョも。ご飯がウチにあったら一緒に食べる?』と、ソンイ。『いや』と、家に入るミンジュン。『そう、そうならお好きに』と、ソンイ。
力なく家に帰るソンイ。ETをタブレットで見ているユンジェ。『母さんがチョンガクキムチを持ってきたぞ』と、ユンジェ。『そう?そう!!チョン・ユンジェ、あんた、お隣にちょっと行ってきて』と、ソンイ。
『どうして?』と、ユンジェ。『どうしてかって、わたしがお隣にどんなにお世話になってるか、近所に美味しいものがあれば、分けて食べないと。キムチをちょっと持って行ってあげて』と、ソンイ。
『おまえがもってけよ。誰にさせんだよ』と、ユンジェ。ケリを入れ、『もってけよ、おまえが』と、ソンイ。続いてぶん殴り、『おい、きさま、歳がいくつでETを見て転がってんだ?小学生か!』と、ソンイ。
『くそ、ほんとに』と、立ち上がりキムチを持って出るユンジェ。『行って言ってよ!わたしがあげるんだって。わたし家にいるって』と、ソンイ。
ミンジュンの家のベルを鳴らすユンジェ。『ウチの姉が持ってってあげてと』と、ユンジェ。無言で受け取るミンジュン。
キムチ桶
『持っていった?』と、ソンイ。『見てわからないか?』と、ユンジェ。『なんて?』と、ソンイ。『何をなんてだ?あげたから受けたぞ』と、ユンジェ。
『わたしがあげるって話した?』と、ソンイ。『ああ』と、ユンジェ。『それで、何の言葉も無い?』と、ソンイ。『ないよ!』と、ユンジェ。『わたし、家にいるって話した?』と、ソンイ。『そんな話、どうやって?』と、ユンジェ。
『あんた、ところで、キムチ桶はどうして持ってこなかったの?』と、ソンイ。『くれないから、持ってこなかったんだよ』と、ユンジェ。『この子が、この子が、あんた、あれ、親環境、そういうので高いのよ。キムチ桶なんてホント曖昧なものだから、時間が経てばくれと言ってもなんだし、取られちゃうのは惜しくて』と、ソンイ。
さらに、ユンジェを足蹴にして、『行って持ってきて』と、ソンイ。『こいつ、ほんとに怒るぞ!キムチ桶が惜しいならおまえが持ってこいよ』と、ユンジェ。
『わたしが?』と言い、すくっと立ち上がるソンイ。『あんたがそこまで言うなら、できないことも・・・』と、さっと身を翻しドレスルームに飛んで行き、衣装合わせをする。『ちょっと、オーバーかな?』と、ソンイ。
ベルを鳴らすソンイ。『また、なんだ?』と、ミンジュン。『キムチ桶を取りに来たんだけど』と、ソンイ。『待ってろ』と、ドアを閉めるミンジュン。『あ~、指が挟まるところだったじゃないの!』と、ソンイ。
星から来たあなた 第10話5/6に続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
コメント
こんにちは
9話も見れました。あらすじ読んでいたのでジヒョンさんの寝袋想像以上におかしかったです。ホントにイモムシ見たいで(笑)
ジヒョンさんだから出来る!!
撮影大受け(笑が)だったのでは?と思いました。
11話、12話楽しみにしてます。
ありがとうございました。
再放送もフリーズしまくりで(泣)、まして韓国語がまったく
理解できない私!映像の繋がりが無いので、話の展開が
まったく読めません(汗)
あらすじ団さんの記事で、納得すること多々。
訳のおかげももちろんあると思いますが、面白いドラマですね。
腱鞘炎には十分注意してと言いつつ、続きを首を長くして
待ってます。