次はキッチンだ。落ち着こうと水を飲むミンジュンの肩にぶつかるフィギョンが、キッチンのソンイのもとに行く。
『ハニ~、オリーブオイルを買ってきたよ』と、フィギョン。『よくできました!』と、ソンイ。『な~にしてるの?』と、フィギョン。『玉子焼き、けれどぜんぶ焦げちゃった!』と、ソンイ。『オレは玉子焼きは、焦げたのが好きなんだよ!』と、フィギョン。『ほんと?よかった~!』と、ソンイ。
水を持つ手がプルプル震えるミンジュン。ソンイをバックハグしつつくすぐるフィギョン。『しないで、しないで、そうしないで!』と、フィギョンの胸をドラミングするソンイ。
『くすぐったいじゃないか!するなって(言ってるじゃないか)!そうするなって(言ってるじゃないか)!』と、幻想に突っ込むミンジュン。けれど、ソンイはリフレインする。
コップを置きリビングに戻るミンジュン。すると今度はフィギョンに膝枕してもらいミカンを食べるソンイがいる。『う~ん、甘い!』と、ソンイ。
ソンイがフィギョンの送り迎えをする幻想も見える。『会いたいはずよ~!』と、ハグする二人。チキン&ビールを買って帰るフィギョン。ミンジュンは完全にノックダウンだ。
退院
ソンイが退院する。医師が注意事項を伝えている。日常生活は問題ないが、後遺症が出ることもある。肺浮腫にもなったので、息が切れるほどの強めの有酸素運動は控えて、お腹が痛くなったらすぐに来てくれと言っている。
父とともに礼を言うソンイ。医師たちは退出する。
『ほれみろ、強めの運動をするなと言ってるのに、映画をまた撮るのか?』と、父。『大丈夫よ、わたしが気をつければいいの。パパの娘が再起してこそ、パパがわたしを毎日、テレビで映画館で新聞で見られるんじゃない』と、ソンイ。
『ソンイ、もしかしてお金のためにそうするんなら・・・』と、父。
『わたしは今回、たくさん考えたの。人が本当に長く生きて100年?それさえも生きられない人達がはるかに多いじゃない。だけれど、その時間の中で、わたしが本当にしたいことをする時間はどれ程になるのか?
本当においしいもの食べる時間は?わたしが好きな人と話す時間は?わたしの本心を打ち明ける時間は?・・・(父の手を握り)このようにわたしのパパの手を握っていられる時間は?・・・
わたしたちは他の人より時間をたくさん無駄にしたじゃない。わたしは長く握っているわ、パパの手。そして、わたしが好きな演技も長くして、もちろんカロリー計算はするべきだけど、おいしいものも探し歩きつつすべて食べてみるわ。
ワイヤーから落ちる時、すでに一度死んだと考えて、残った時間本当に節約してうまく使って』と、ソンイ。
ミヨンが入ってきて、監督から連絡を受けたことをソンイに伝える。『ワイヤーシーンは一旦、スタントがかわりにするって。明日の撮影からできるのかって、どう?大丈夫そう?』と、続ける。頷くソンイ。
『ところで、ユンジェあいつはずっと会わないの?あの子パパに挨拶した?してないでしょ?あいつずっと避けて通って』と、ソンイ。
ずっと手を握る親子に対して咳払いをするミヨン。『わたしはもう行くよ。ソンイ、わたしたちまたすぐに会おう。パパが来るよ』と、父。『すぐに来ないとね。約束』と、ソンイ。
星から来たあなた 第15話5/6に続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
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