チョ・インソン(조인성)、コン・ヒョジン(공효진)主演のSBS水木ドラマ
大丈夫、愛だ/大丈夫、愛さ(クェンチャナ、サランイヤ:괜찮아, 사랑이야)
の最終回(第16話)視聴感想です。
大丈夫、愛だ キャスト(出演者)・登場人物 チョ・インソン、コン・ヒョジン主演ドラマ
大丈夫、愛だ 最終回(第16話)視聴感想
完璧なエンディングでした。
もともとノ・ヒギョン作家の脚本は理路整然としていて数学的なのですが、今回はさらにその傾向が強く、各話で小出しにされたパーツが徐々に組み合わさっていき、最終週で完全体へと仕上がっていきました。
そのため、途中では意味不明な点もあり、ストーリーの含みや帰結を予想するための視聴側のリテラシーが問われた作品でもあります。
それが如実に現れたのが視聴率で、初回から第14話までほぼ変わらない10%前後の数字が並びました。
これもいつものことですが、ノ・ヒギョン作家の脚本に対応できる視聴者しか視聴しておらず、また、そんな視聴者はリテラシーが高いセグメントに所属していると言えます。
とは言うものの、日本人にはかなりハードルの高い作品だったのではないでしょうか?
あらすじを起こす際にも、他の作品に比べてかなりリサーチしましたし、2度視聴しても咀嚼できない箇所が多かったです。
この作品が日本に入ってきた時には、当然ながら簡素化された意訳になるのでしょうが、 ノ・ヒギョン作家の紡ぎだすセリフは削るところがないため、おそらくはワケの分からない訳に仕上がると思います。
または、意訳をこじつけて別のストーリーを生み出すかのどちらかです。
ここは翻訳家の腕の見せどころですが、文字数の制約を取っ払わないことにはこのドラマのストーリーは伝わらないでしょう。
チョ・インソンは更に株を上げたに違いない!
『その冬、風が吹く』より前は個人的に苦手な俳優だったチョ・インソンですが、この作品ですっかり評価が変わり、できる俳優という位置づけになりました。
そして今作でも、予想に違わずハイレベルな演技を見せてくれました。年令を重ねるにつれて引き出しが増えているようです。
滑舌が悪いのが玉に瑕ですが、それを補って余りある良い役者の雰囲気を持っているので、今後も活躍が期待されます。
一方で、コン・ヒョジンは今回のヘスという役が適役だとは思えませんでした。いい線はいっているものの、なんだか違うと感じました。
彼女についてはほとんど辛口批評は出ないのですが、前作の『主君の太陽』や他の作品と比べると微妙に外している感が否めませんでした。
もっとも、今回はシャープな役で、過去の作品の少しおとぼけな役とは違っていたからかもしれません。彼女に対しては視聴者としてそんな役を切望しているのかもしれません。
役者は役者らしく、あらゆる役を消化しなければならないのですが、彼女自身も今まで演じてこなかったシャープな役に慣れていなかったのかもしれませんね。
OSTが秀逸だった 大丈夫、愛だ
音楽要素はドラマに欠かせないものですが、今回はそれが実に良かったです。
以前、大丈夫、愛だ OST & BGM特集でも紹介していますが、オリジナルの韓国語の曲以外の洋楽のチョイスも秀逸でした。
配信されているアルバムを2つゲットしましたが、すごく聴き応えがあります。クラブ系の曲は飛ばして聞いていますが(笑)
また、シングルカットされてない、ウララセッションの『Love Fiction』も良い曲で、シーンに小気味よい軽快感を出していました。
울랄라세션 (Ulala Session) – Love Fiction
そして、ずっとカフェで流れていた曲も、ようやく昨日公開されました。オレンジ・キャラメルということはわかっていたのですが、全曲聴けなくてイライラが募っているところでした(笑)
Tonight 오렌지캬라멜(Orange Caramel)
むすび
最終回を視聴し終わると、一旦テンションが下がります。すべて視聴を終えたという達成感というか虚脱感というか、自分の中で何かが完結してしまうんですよね。
そのため、最終回だけアップしてなかったり、最終回を見終えたためにラスト数話のあらすじを書かなかったりすることもあるのですが、この作品は最後まできっちりあらすじを書いていこうと思っています。
今回の作品は、ノ・ヒギョン作家の作品ということで、まずはそこに注目して視聴しました。
日本のドラマでは作家が誰なのかを把握してみることはありませんが、韓国ドラマの場合には、それが大きな要素でもあるので必ずチェックするようにしています。
ノ・ヒギョン作家も次回作を発表するまでには1年近いブランクを開けると思いますが、首を長くして待ちたいと思います。
また、主演の二人の次回作にも期待です。こちらは、できればあまりブランクを開けずに、良いドラマに出演して欲しいですね。
文責:韓国ドラマあらすじ団
コメント
あらすじ、楽しみに拝見させて頂いております。
コンヒョジンさんが大好きで、前作の主君~からお邪魔させていただいてますが、そうなのです❗大好きなヒョジンちゃん、今作…チョインソンさんに完敗を感じました。病んだ泣きの演技…凄かったです。お顔とスタイルが素晴らしすぎて、人間ぽくなくて…あまり拝見していなかったので反省しました。主君~は、ジソプさん素敵でしたが、やっぱり彼女の凄さが際立って見えました。
今作は、大好きなヒョジンちゃんよりインソンくんに引き込まれていました‼ごめんねヒョジンちゃん!最終回まで、またお邪魔いたします
こんにちわぁ
日本人にはハードルが高いと書かれていたので
私だけじゃなかったと少しホッとしております。
字幕の制限が取り払われる事はまずないでしょうから(^_^;)
なんか、秒数に対しての人間の読める?文字数で決められているみたいですから・・
ということは、上陸したら別物のドラマができてる可能性大ですね。
そういう事は、海外の映画ドラマではよくある事みたいですし・・
あらすじありがとうございますm(_ _)m
嫌です!絶対に嫌です!あらすじ変わるとか、別物のドラマになるなんて、耐えれません!
16話を字幕なしで片言の韓国語しか理解できなかったけれどあらすじ団さんのあらすじを必死で理解しながら観てました!
どうか、あらすじ団さんが日本語訳をしてください。お願いします。
インソンさんの演技力に脱帽でした。成長しました(^^)圧巻です\(^_^)/
終わって、ほっとして脱力です。
私はインソン氏をしっかりと見たのは初めてでしたが、
声が苦手…と思ってたけど滑舌だったのかぁ。
でも最後の方は、もうただただ演技に感心してしまうばかりでした。
D.O.君も初めてと思えない位、上手でしたね!
ヒョジンさんは、面白さに欠ける役だったし次回に期待したいです。やっぱりなんか面白さを期待しちゃいますよね。
彼女は美人とは言えないんだけど、回を重ねると魅力的に見えてくる…
という事が多かったけど、この作品はどうでしょう?
妊娠が分かった時の彼女ってなんか、魅力を感じなくって。
しきりにジョエルが「ヘスが可愛くて」とか言ってたのがなんか
私としたら不自然にさえ聞こえました。(ごめんなさい)
まぁ、ジョエルがチャルセンギョッタだから…仕方ないか。
作品的には、いろいろ作者としての言いたい事はあるのでしょうが、
統合失調症について偏見を取り去るまではいかないにしても
知識としては深まったんじゃないでしょうか…。
そして、『愛』が2人にとっては、色々なことに対して『大丈夫だよ!』と言えるベースなんですよね?
腱鞘炎を患いながらのあらすじ、ありがとうございました。
またお邪魔させていただきます!
最終回、視聴完了しました!
あらすじがUPされてからにしようと思っていたのですが待ち切れませんでした….
チョ・インソンさんの魅力が分からなかったのですが、作品を見れば見るほど引き込まれます!(たまたま最近〜その冬風が吹く〜も見たもので…)
医療用語も多く、難しいドラマですが大好きなドラマの一つになりました。
あらすじ団さんがオススメする作品は間違い無いですね!
あらすじ団さんが言っておられるように、
「大丈夫」は、音楽がすごくよかったと思います。
でしゃばらず、さりげない雰囲気の曲や
アコースティックな楽器を使った物が多かったような・・・。
ヘスは、初めにこりともせず無表情が多かったので、
ジェヨルはどこを好きになったんだろうかと思っていました。
しかし、彼のお母さんに会いに行ったくらいから、
優しい表情になり、髪型や服もかわいくなりました。
そして、後半は涙の演技。
私はもらい泣きできませんでしたが・・・。
ジェヨルは、初めは飄々としたスタイルで自信ありげな様子でしたが、
だんだんとヘス一筋に気持ちがもっていかれ、
兄に蹴られたり、ヘスのお腹に頭を付けて甘えたり、
病室で中空を見つめてうつろな表情になったりくらいから、
ぐっときてしまいました。
他の俳優さんたちもよかったし、
話の内容やセリフは難しかったのでしょうが、楽しかったです。
ようやく最後まで視聴できました。
皆さんが仰るとおりヒョンジンちゃんよりもインソン君が輝いていました。でも2人とも大好きなので、次も期待します。「星を射る」以来のファンでしたが、映画が多くなってご無沙汰していましたが、最近のドラマでまた戻ってきました。
今回のドラマは言葉が早すぎて、雰囲気だけ掴んでarasujidannさんの翻訳を絶対読まねばなりませんでした。最終話も御願いします。
私がいつも感じていた、人間は精神的な病に罹らなくても、全員がなんらかの傾向や悩みを持っているんだから、寄り添って仲良く生きていきましょう。という題名に添った内容だったかな。音楽もすごく良いです。OSTにはミニミニ公式ブックがついているので買いました。
今回はヴァンス君がバラエティーではなく俳優として上手い事がわかりました。今までの役では解りませんでした。
いい作品が夏に来ますよ。と教えてくださった通りでした。水・木に集中しなかったらもっとありがたかったです。
やっと8話にたどりついたところです。難解で あらすじ団さんがおっしゃるところの この作家の脚本に対するリテラシーが低く、放送時にはとてもついていけませんでした。今、じっくり腰を据えて、こちらのあらすじをテキストに、1話の中でいくつものパーツ(ジクゾーパズルの一片一片のように)を咀嚼しながら、整理しながら何度も見返して、やっと場面の色彩、音楽、各役者さんの好演技まで味わう余裕が出てきました。細部まですべてがすごくおしゃれですね!!
これが最後に 組み合わさってひとつの完全体になる とのお言葉に励まされました!
しかし、演じる側、撮る側、すごい苦労をしたんでしょうねえ!?たしか沖縄ロケから始まったんですよね。切り撮り、つぎはぎでこのテンションが保たれてるってすごい!折り返し点から 後半がんばります!!