パク・ソジュン(박서준)、コ・アラ(고아라)、パク・ヒョンシク(박형식)、ソ・イェジ(서예지)主演KBS2月火ドラマ
花郎(ファラン:화랑)
の第1話第2話視聴感想です。
花郎(ファラン) キャスト・登場人物紹介 パク・ソジュン、コ・アラ主演韓国ドラマ
花郎(ファラン) 作品データ
- 韓国KBS2で2016年12月19日から放送される月火ドラマ
- 脚本:パク・ウニョン(박은영) ドラマスペシャルとサブのみ
- 演出:ユン・ソンシク(윤성식) 『王の顔』『最高だイ・スンシン』
- あらすじ:1500年前の新羅の首都・徐羅伐(ソラボル)を駆け巡った花郎(ファラン:화랑)の情熱と愛、成長を描く青春ドラマ
- 視聴率 第1話6.9%、第2話7.2% 視聴率グラフはコチラ → 韓国ドラマランキング
花郎(ファラン) 第1話第2話視聴感想
パク・ソジュンの作品ということで、とりあえず第1話と第2話を視聴してみました。
まずは視聴率に言及しておきましょう。
ひとまず7%前後で推移しています。
同時間帯に20%を越えている『浪漫ドクターキム師父』がいる中では、まずまずの健闘と言って良いでしょう。
当ドラマが残り8話あるため、それまでは首位となる目は無いと思われます。
その後もMBCが史劇の『逆賊』をぶつけてくるため、前途多難かもしれません。
さて、背景は6世紀の新羅(シルラ:신라)。
サムメクチョン(彡麥宗:삼맥종)が新羅第24代王・眞興王/真興王(チヌンワン:진흥왕:526-576)で、キャスト情報のように、彼は7歳で即位につき、只召(チソ:지소)太后の摂政を受けている身です。
玉座に座っていないので、王らしく見えないものの、彼はすでに王なのですよ。
骨品制度、聖骨・真骨とは?
ドラマ内のチソのセリフに、最後の聖骨(ソンゴル:성골)とありましたね?(「唯一」だったかな?)
新羅には、この頃には法制化されていたと言われる骨品制度(コルプム チェド:골품제도)がありました。
その中の上位の二つが聖骨と真骨(チンゴル:진골)です。
王族を対象とした骨制(コルジェ:골제)と、一般の貴族を対象にした頭品制(トゥプムジェ:두품제)を第23代・法興王(ポプンワン:법흥왕)が統合したものです。
法興王はチソの父でサムメクチョンの祖父に当たります。
ざっくりと説明すると、聖骨は聖骨の王族同士の婚姻により生まれた者です。
真骨は片親が聖骨だとか、真骨どうしの婚姻で生まれた者です。
といいつつも、実はこのあたりの明確な定義は未だにわかっていません。
というのも、韓国に現存する最古の歴史書は、高麗(コリョ:고려)時代の1145年に成立した三国史記(サムグクサギ:삼국사기)だから。
ドラマで描かれている時代より600年も下った時代のものなのです。
そのため、ドラマで聖骨・真骨が出てきても、聖骨のほうが真骨よりも純血性が高いと把握するほかありません。
ただし、当時は聖骨以外には王になれなかったので、その点はしっかりと把握しておきましょう。
ちなみに、真興王・サムメクチョンより3代後の第27代の善徳女王(ソンドクヨワン:선덕여왕)は聖骨です。
彼女は真興王のひ孫に当たります。
その後、善徳女王から、いとこの第28代眞德女王(チンドクヨワン:진덕여왕)に王位が引き継がれるのですが、その眞德女王が最後の聖骨の王でした。
そして、真骨として初めて王位についたのが、武烈王(ムヨルワン:무열왕)金春秋(キム・チュンチュ:김춘추)です。
ドラマ善徳女王でユ・スンホが演じていた役といえばわかるでしょう。
ちょっと脱線気味でしたが、新羅ではこのように血族間の婚姻により、王権強化が行われました。
先日終了した高麗を舞台にしたドラマ・月の恋人 - 歩歩驚心 麗で、主人公の王昭(ワン・ソ:왕소)が妹と結婚しましたよね?
これは父の太祖(テジョ:태조)王建(ワン・ゴン:왕건)の取った王権強化策の流れから来るものです。
王建は新羅の制度を踏襲したのです。
時代考証は?
時代背景は上記である程度押さえられたかと思います。
ひとつ気になったのが、時代考証を完全に無視していることです。
善徳女王のときにもミシルがグラスを叩いていてゲンナリしましたが、今回はこれでもかというくらいグラスが出てきましたね(汗)
また、本屋・多易書(タイソ)では、インドネシアで売られている椰子の実の殻とバンブーでできた風鈴も出てきました。
これ、家の外に二つ飾っているので、まったく同じものだとわかりました(汗)
その他にも、衣装などがきらびやかすぎて・・・。
言い出したらキリがありませんね。
最近ではすっかり慣れてしまって、このドラマはファンタジーなんだと思って見ることにしています。
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