ハ・ジウォン(하지원)、チュ・ジンモ(주진모)、チ・チャンウク(지창욱)主演の韓国ドラマ
奇皇后(キ・ファンフ:기황후)の第10話感想&あらすじ後半です。
あらすじは韓国での放送時のものです。
あらすじ
『お前にとても似ている奴がいた。そいつはわたしを憎んでいるだろうが、わたしには唯一の友だったのだ・・・』
二人して追われたことがあり、なすすべもなく死ぬのだと思っていたが、そいつは自分に叫んだんだというタファン。皇帝になるために何をしたのか?生きたければ、皇帝になりたいのなら、やらなければならないと。
『そしてどうしたと思うか?』と、崖から飛んだことを話すタファン。
『その時が初めてだった。自ら命を守ったのは。わたしがわたしのために何かをしたのは、その時が初めてだった・・・。おまえがその子になって、わたしに勇気をくれ。お前がスンニャンになって私を少し助けてくれと言っている』と、タファン。
『わたしができることではありません。申し訳ございません』と、スンニャン。
『そうだ、そうだな。お前の言うとおりだ。おまえはスンニャンじゃないからな。わたしが錯覚していたのだ。すごく大きな錯覚・・・』と、タファン。
そして、スンニャンを後宮殿に戻す。
西の邊方
西の邊方。突厥(トルグォル:돌궐)では、今回出てきたのは知略に富んだタルタルではないかと将が話す。
けれど、タルタルならペガンも出てきたはずだし、外人部隊だったから別の者だろうというヨンビス。そして、彼が誰であろうと、自分たちの計画はわかるまいという。
バトルの馬はたしかに名馬だが殿下の馬さばきもすごいとパク・ブラ。そこにタプジャヘがやって来て馬さばきは見たから剣さばきを見ようと挑んでくる。剣さばきは敵に見せろというワン・ユ。
タプジャヘは、一度勝ったくらいでと、剣を抜くが、馬が暴れて落馬する。ワン・ユは最近落馬が多いことを知り、なにかおかしいのではと疑う。
突厥への間者から敵陣営の話を聞き説明するヨム・ビョンス。敵は5千ということだ。ぺガンはワン・ユたちを囮に使い、自分たちが功をあげようとしている。
また突厥が攻めてくる。なにかおかしいというワン・ユ。あれだけの打撃を受けたのにまたやってくるのはどうしてなのかと。睡眠を妨げるためだけはないだろうと感づき始める。ヨンビスは報復を誓いつつ元軍の陣を見ている。
ワン・ユは馬を見に行く。そして、馬を疲弊させることが目的だったことを見抜き、騎馬兵を優先して攻撃を仕掛けてくるだろうという。歩兵と騎馬兵では戦闘能力の差は歴然だ。誰にもこの事を言うなと、ワン・ユ。そして、バトルの知略を認める。
タンギセの策略
ヨンチョル親子は、パク氏の妊娠を確認し苛ついている。今回は自分に任せてくれとタンギセ。高麗人を間者に仕立て上げ、パク氏だけではなく皇太后も排除してみせるという。
タンギセは自分たちの手助けをするムスリを得るために試験が必要だと言い、タナシルリに自分が言うとうりに一つも違えることなくやってくれと言う。
パク氏のムスリたち。ホンダンは帰ってきて残念だったねとヤンイ(スンニャン)に言う。ヨナは後宮内にコネがあるんだろうと問う。そこに、ソ尚宮が入ってきてヨナを連れて行く。
タナシルリは封書をヨナに渡し、その中には始末する宮女の名前が書いてあり、それを怯薛(コプソル:겁설:宮廷警護)の副隊長に渡せという。誰にも知らせてはならないし、内容を見るなという。
けれど、気になり見てしまうヨナ。驚愕し、見たことを隠滅しようと、池に落ち封書を濡らす。もう一度このムスリに封書を渡せとタナシルリが言うと、助けてくれと懇願し始めるヨナ。これで、封書の内容を見たことがばれる。試験は落第で、宿舎に返される。
ワン・ユの策略
死んだことにして逃していたパン・シヌとチョムバギを呼び寄せるワン・ユ。時が来たと言い、バトルを自分たちが捕まえる算段を伝える。これは、シルクロードを押さえるためのペガンとの戦いだともいう。
馬について行けば本陣につくということでその通りにしていく二人。最初は『自分たちが誰なのかわからないようだな』と、余裕をかましていたが、すぐに突厥兵に取り押さえられる。
ヨムビスに、投降した軍師が逃げてきたのだと説明する将。ここに来た理由は何だと聞かれ、お前たちが話せる人じゃないからバトル将軍を連れて来いというチョムバギ。
自分が伝えるから言えというヨムビス。パン・シヌは『残念だ、残念だ』と、頭を叩き始める。まともな主人を得て天下を取ろうと思って自ら去勢したのにと、涙を流し始める。
いかさま師のようだから亡き者にしようかと問う将。確認してからでも遅くないとヨムビス。パン・シヌとチョムバギは女だということに驚く。
『スンニャン、もう少し待ってくれ。わたしは必ず生きてお前に会いに行くぞ』と、ワン・ユ。
皇宮
スンニャンを見つけて絡むタンギセ。ここではヤンイと呼ぶんだったなとも言う。その様子を投目から見て怪しむタファン。そして、物干し場まで行き『スンニャン!』と呼ぶ。
一瞬反応したところを見て、スンニャンは男なのに、高麗にいるはずなのにと思い悩む。そして、高麗に人をやって調べろというタファン。
ヨナに続いてスンニャンが呼ばれる。字が読めるムスリは二人しかいなかったのだ。そして、ヨナと同じように命を受ける。スンニャンは宮女には興味はないので、成功すれば皇宮外に出してくれという。
タナシルリはスンニャンの事が気に入らないという。皇宮外に出してくれというのが要求だと伝えるソ尚宮。眼差しも気に入らない、必ず内容を見るはずだというタナシルリ。
中身を見て驚くスンニャン。『この手紙を伝えたものを殺せ』と、書いてあったのだ。けれど、スンニャンは深読みして試験だと気づく。そして怯薛(コプソル)の副隊長の元へ持っていく。
その一報を聞き驚くタナシルリ。けれど、2番目の試験には通らないだろうという。誰からの手紙だ?皇宮に火を放てと謀反の内容があるぞと言う副隊長。
書かれている内容が違う。それはなぜかと考える、試験だと確信するスンニャン。『知らないというのにどうして口を割れというのでしょうか?』と、スンニャン。副隊長は謀反に加担した罪で死にたいようだなと剣を振り下ろそうとする。
まずは髪を切り、次は首だと構える副隊長。そこでタナシルリが止めに入る。
どうして自分の名を出さなかったのかと問うタナシルリ。スンニャンは、『信義は本来、守ることと学びました』と、答える。
さらに、どうして宮外に出るのかと問われると、『外に出て、必ず会わねばならない方がいるのです』と、答える。
『恋心を抱いた者がいるようだな・・・おまえがわたしを助けるなら、その方に合わせてやろう』と、タナシルリ。
『わたしが何をすればよいのでしょうか?』と、問うスンニャン。
『恐れ多くも、パク氏という女が身ごもった。これを、あの女から取ってしまえ』と、タナシルリ。
奇皇后 第11話へと続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
コメント