ハ・ジウォン(하지원)、チュ・ジンモ(주진모)、チ・チャンウク(지창욱)主演の韓国ドラマ
奇皇后(キ・ファンフ:기황후)の第30話感想&あらすじ後半です。
あらすじは韓国での放送時のものです。
奇皇后あらすじ
禅位詔書
大殿に息子たちを従えてヨンチョルがやって来る。 これみよがしに大きな声で『大丞相におかれましては何用でございましょうか』と、大きな声を出すコルタ。急いで書の道具を片付けるタファン。
強引に部屋に入るヨンチョル。その時にはなんとか片付けも終わり、タファンは酒を飲むふりをしていた。お連れする所があるというヨンチョルは、息子たちにタファンを抱えさせ他所に連れて行く。
ヨンチョルは禅位詔書(ソンウィジョソ:선위조서)を記し始める。内容はマハへの禅位と、皇后による垂簾聴政(スリョムチョンジョン:수렴청정)を行うということだ。
文字を読み驚愕するタファンだったが、それを表には出せない。意思表示をしても抗えるものでもなく、タンギセに玉璽を掴まされ、やむを得ず押すことになる。
以前、禅位のことを言ったが、他の誰かが知っているのかと問うヨンチョル。首を横に振り否定するタファン。そうでしょう、話せもせず文字もわからないのでと、舌打ちするヨンチョル。さらに、直近、行省主たちに会ってはならないという。
玉璽を押したことを知り、皇太后は倒れそうになる。行省主たちに明らかにしようという皇太后だったが、陛下が攻撃を受けるため、ペガンに立ちまわってもらおうというスンニャン。
ペガンとタルタルに会うスンニャン。行省主たちの全会一致により禅位は阻止できるとのことだったが、難しいというタルタル。ヨンチョルが知ることになれば皆が危なくなると続けるタルタルだったが、ペガンはやるしかないという。
ヨンチョルは禅位詔書をワン・ユにみせて悦に浸っている。元の合議制度であるクリルタイで禅位が決まれば、自分の孫が皇帝になるからだ。ワン・ユはクリルタイでの満場一致がならないのでは?というが、そうする秘策があるというヨンチョル。
タンギセはワン・ユに対しスンニャンに会ったかと問う。あまりにも変わっていたと答えるワン・ユに、忘れろと肩を叩くタンギセ。
暗号解読
ヨンビスがワン・ユに会うと言い出す。帳簿の暗号を解くというヨンビス。二つの条件を提示する。どちらにしろメバクに奴隷にれるため殺してくれということと、骨を突厥に埋めてくれということだった。
暗号を解くなというワン・ユ。殺しもしないし奴隷にもさせないという。わたしを守るというのか?わたしはおまえを殺そうとしたと、ヨンビス。一体どうして?むしろ殺せと、続ける。
結局、暗号を解くことになるヨンビス。暗号は大秦国(ローマ)の数字で、白首文(千字文の一種)と照らし合わせると解けるようになっていた。
ヨンビスに言われたとおり、白首文を100列と10字ずつに書き変えるパン・シヌ。これで文を明らかにする対照表ができた。数日で解き明かせるとヨンビス。
冷宮のタナシルリはマハに会いたくて夜な夜な涙している。ソ尚宮が血を分けていないことを指摘しようとするが、そんなことは許されない状態だ。
行省主(ヘンソンジュ)たちの裏切り
スンニャンはタファンと皇太后に禅位を 防ぐ策を説明している。ペガンはもとより、後宮の父たちの交友関係を使えば、満場一致にできる可能性があるという。
タファンは皇太后に対し、行省主たちを招待する晩餐を開いてはどうだという。自分はまだ喋れないことになっているため、それが危険なことになるだろうと続ける。
その対抗策として、ヨンチョルは同じく行省主(ヘンソンジュ)たちを招待する晩餐を開くという。行省主たちがタファンに会うことを阻むためでもある。
ペガンは直にタファンが出てくると告げ、行省主たちを懐柔している。娘を後宮に送って後に思い通りにタファンに会えたことがないと、オ行省主。そのため、ぺガンの提案を快諾し、皆に伝えるという。
晩餐ヘ参加するために用意するタファン。行省主たちは臣下で、あなたは皇帝だと、タファンに気の持ちようを伝えるスンニャン。ヨンチョルにない温かさを示し、誰がこの国の至上なのかを明確に見せてくださいと続ける。
『心配するでない。わたしの祖父の祖父、その祖父の祖父がまさにチンギス・ハーン、テムジンだ』と、タファン。
大明殿へと向かうタファン。けれどそこにはペガン以外の行省主たちは誰も来ていなかった。行省主たちはヨンチョルの晩餐の方に行っていたのだ。
ヨンチョルは禅位に同意させる代わりに、行省主たちに彼らの負債を帳消しにするという念書を渡していたのだ。新しい世の中のためにと杯を交わす参加者たち。
タファンの覚醒
全て終わったというタファン。けれど、諦めてないスンニャンは、タファンを信じているからだと言う。小さな敗北に涙を流しては駄目だ、たった一人の小さな臣下のためにもと、タファンを諭すスンニャン。そして、体を寄せてきたタファンを優しく抱く。
ヨンビスが解いた暗号を見るワン・ユ。 ムソンが読み、『高麗国キム・ジャチ』と言う言葉を口にした瞬間ワン・ユが反応する。それは、父王が言っていた国を裏切り不正を働いたものだった。
それにより、この帳簿が、各行省にちらばる間者の名簿であることが分かる。この間者たちが負債を大きくしており、それがヨンチョルを相対的に強くしていたのだ。
ワン・ユはこの名簿を使い禅位を阻むことを決断する。そして、タルタルと連絡を取りこの情報を渡す。誰がこの帳簿を渡してくれたのかと問うスンニャン。タルタルとは情報提供者が匿名を望んでいることを伝える。
大明殿で3人の行省主たちに会うタファン。
『大丞相は今まで3人の皇帝を変えた。これから4人目を変えようとしている。だが、今回は相手を間違って選んだたようだ!』と、堂々とした態度で述べるタファン。
奇皇后 第31話前半へと続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
コメント