ハ・ジウォン(하지원)、チュ・ジンモ(주진모)、チ・チャンウク(지창욱)主演の韓国ドラマ
奇皇后(キ・ファンフ:기황후:きこうごう)
の第50話感想&あらすじ2/3です。
あらすじは韓国での放送時のものです。
奇皇后あらすじ
出兵前
高麗村。高麗に帰るとチョムバギがコプソル大将になるのは本当かと問うチョッコ。アクソベ(チンピラ)出身のコプソル大将なんて、家門の栄光だと、チョムバギ。
ムソンは?と問うチョッコに、パン・シヌが割って入り、兵部判事(ピョンブパンサ:병부판사)になるのだという。ふたりとも大出世だ。
ふたりとも用事が済めばすぐに戻ってこいと、ワン・ユ。そして二人と握手をし、この間ご苦労だったという。そして3人だけ先に高麗への帰路につく。
大礼式が終わり合房(ハッパン:합방)するスンニャンとタファン。夢のようだとスンニャン。自分も長い間待ちわびていた、我々二人にとって、最も幸せな日だなと、タファン。
スンニャンが寝付いたのを確認し、タファンは寝台から出る。『私を恨むな。おまえのためにすることだ、ヤンイおまえをを守るために』と、タファン。
遼陽に連絡をしているのを確認し出兵しようとしたタファンの前にタルタルがやって来る。もしかしてワン・ユを殺すのかと問うタルタル。すでに宣旨を下しているからダメだと進言する。
『あいつを殺さなければ皇后が死ぬのだ。ワン・ユの口をふさいでこそ皇后が生きるというのだ』と、タファン。
『小臣のわかるようにおっしゃってください』と、タルタル。
『皇后のためということだけ、大丞相はそう思っておけ』と、タファン。
コルタがメバク首領として行首(ヘンス)たちと会い、皇帝によるワン・ユ討伐の件を報告する。自分たちのために皇帝が復讐してくれるとはと、喜ぶヨム・ビョンス。
その会合に参加していたスリはそのことをチョッコにに知らせ、チョッコはパン・シヌに知らせる。
正夢
スンニャンは夢の中でピョルを呼んでいた。ピョルを見つけるとその後ろにはワン・ユがいた。武術や馬を父に習っていると喜ぶマハ。『生きて世話ができなかった私の息子を、これからは私が見てやるぞ』と、ワン・ユ。
そしてスンニャンに近づき、『まだ私を恨んでいるか?』と、ワン・ユ。『殿下がいなければ私はこの座につけませんでした』と、スンニャン。
『もう私がいなくても、すべての逆境をみな勝ち抜くことができるはずだ。お前との縁はここまでだが、私は一点の後悔もない。お前を本当に愛したためだ。これが私がおまえにかける最後の言葉だ』と、ワン・ユ。
『どうして?どうしてそんなことをおっしゃるのですか?最後だと・・・』と、スンニャン。そして、差し出されたワン・ユの手を握ろうとするが、ワン・ユは消えてしまう。
そんな夢を見た後、すぐに起き上がるスンニャン。そして、タファンがいないことが気になる。直後に廊下で出くわしたタルタルからワン・ユが危険だと聞き、馬を駆り遼陽へと向かう。
『陛下、ワン・ユ公を殺してはダメです。ワン・ユ公、お願いだから避けてください。元の地を早く離れなければ!』と、心の中でつぶやくスンニャン。
ワン・ユの最後
遼陽の城門前に着くワン・ユたち。城門に人がおらず開門しろと言う。すると兵たちが出てきて、更に後方からはタファン率いる兵がやって来る。
どういうことかと問うワン・ユ。『もう殺さなければならない』と、タファン。ムソンは正面突破しかないと言い、盾の役割をチョムバギが務めるという。
『共に突破するぞ』というワン・ユだったが、チョムバギもムソンも聞かない。『死ぬな、命令だ』と言う他ないワン・ユ。今まで卑しい自分を徴用してくれたことに感謝をして、『高麗のコプソル大将チョムバギだ』と名乗り、兵たちに立ち向かうチョムバギ。
善戦したものの、多勢に無勢で倒されてしまう。『母ちゃん』と言い絶命する。次に道を切り開くムソン。ワン・ユに向けられた弩を背中に受ける。『申し訳ありません、殿下を最後まで守ることができず・・・』と言い絶命する。
憤怒の形相のワン・ユは剣を携えタファンに近づき対峙する。『私を殺す理由はなんだ?』と、ワン・ユ。
『マハが誰の子供なのか知っている。お前を殺さなければ、ヤンイが死ぬのだ。お前を殺してこそ、ヤンイが生きるという事だ』と、タファン。
剣を捨てるワン・ユ。『剣を拾え』と、タファン。『私を殺せ』と、ワン・ユ。
剣を拾い最後まで戦えというタファンに対し首を振り、『スンニャンもこの命を何度も救ってくれたのだ。けれど、お前は彼女のために何をしてやったのだ?』と、ワン・ユ。
『黙れ』と、タファン。『スンニャンを愛していると?それなら私を殺しその証拠を・・・』と、ワン・ユ。ワン・ユを刺すタファン。
『そうだ、私が、私が死んでやるから、これ以上スンニャンを苦しめるな』と、ワン・ユ。
更に剣を深く突き刺すタファン。『それほどだったのか?自ら命を捨てるほどに・・・スンニャンがお前にとってそれほどだったのか?』と、タファン。
『私は死んでも、スンニャンのことを最後まで守るのだ』と、ワン・ユ。涙を流しつつ剣を引き抜きワン・ユにとどめを刺すタファン。
倒れるワン・ユ。はっきり見えていた青い空が霞み始める。『スンニャン、スンニャン・・・』
そして、事切れる。
本当の別れ
惨殺された3人を見て号泣するパン・シヌとチョッコ。そこにスンニャンもやって来る。呆然としてワン・ユの頬に触れるスンニャン。続いて『殿下』と言いつつ手を握り、自分の頬に触れさせる。
それぞれ別の道を行くことを語った日のことを思い出すスンニャン。
『この全ては私の過ちなのに、私の過ちなのに・・・どうして殿下はこうなられたのですか』と、スンニャン。
そして、ワン・ユを抱き、『殿下、私との悪縁に未練をお持ちにならず、もう自由になさってください。来世でも、私のようなものは絶対に覚えておかないでください。けれど私は覚えておきます。来世でも、その来世でも、殿下に受けた恩を重ね重ねお返しします。殿下、殿下・・・殿下・・・』と、号泣するスンニャン。
奇皇后 第50話3/3へと続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
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