ヤン・セジョン&ウ・ドファン&キム・ソリョン&チャン・ヒョク&キム・ヨンチョル主演韓国ドラマ
私の国/わが国(ナエ ナラ:나의 나라)
第1話・第2話視聴感想(あらすじ含む)です。
私の国/わが国 作品データ
- 韓国jtbcで2019年2月15日から放送開始の週末ドラマ
- 脚本:チェ・スンデ(채승대) 『マスター・ククスの神』
- 演出:キム・ジヌォン(김진원) 『本当に良い時代』
私の国/わが国 第1話・第2話視聴感想(あらすじ含む)
JTBCが十分に準備期間をとって満を持して放った話題の時代劇がスタートしました。
初週の視聴率は第1話が3.512%、第2話が3.846%と、微妙な始動。
これから上昇するのか低迷するのかは第2週の動き如何で変わってきそうです。
特に、2週めは下落することが多いので、そこで上昇すればヒット作になる可能性も出てきます。
チャン・ヒョク&キム・ヨンチョルに注目
ポスターからもわかるように、ヤン・セジョン&ウ・ドファン&キム・ソリョンの若い3人が主人公。
けれど、個人的にはチャン・ヒョク&キム・ヨンチョルこそが主人公です。
しかも、それぞれが李芳遠(イ・バンウォン:이방원)と李成桂(イ・ソンゲ:이성계)だなんて、キャスティングが贅沢すぎます。
初週はチャン・ヒョクの出番がなかったのが残念でしたが、キム・ヨンチョルさんの重厚感のある演技が見られて大興奮。
好きなんですよね~、彼の王役。
大王世宗(テワンセジョン:대왕세종)では彼が李芳遠(イ・バンウォン:이방원)/太宗(テジョン:태종)を演じていて、はまり役でした。
いるだけでドラマが引き締まる稀有な俳優です。
続いてチャン・ヒョク。
「李芳遠(イ・バンウォン)があったのか!」と思うほど、この役をうまくこなしそうで狂喜しています。
いっそのこと50話くらい演じてほしいのですが・・・。
チャン・ヒョクは推奴(チュノ:추노)といい根の深い木(プリキプン ナム:뿌리깊은 나무)といい、朝鮮を舞台にしたドラマが大ヒットすることが多く、どちらもが彼の代表作です。
この法則で行けば今回も大ヒット?
ただし、どちらも中編の24部作だったので、その共通項からは外れてしまいます。
いずれにしても彼の李芳遠は見ものですね。
一方の若手3人。
ヤン・セジョンは何本か作品を見たことがあるので予想の範疇だったものの、ウ・ドファン&キム・ソリョンはベテラン俳優との実力の乖離がかなりある印象。
特にAOAのソリョンはその発声の悪さに、PCの音声システムの不調を疑ったほど。
容姿が時代劇にもマッチしているだけにもったいないと思ってしまいました。
あと5年はかかるかな~。
3人共にスペシャルな熟練俳優陣の姿を見つつドラマ内で化けてほしいものです。
私の国/わが国 ストーリー
時代は高麗(コリョ:고려)末。
冒頭のシーンが1398年の第一次王子の乱で、それから10年ほどさかのぼってからストーリーが再スタートしています。
ドラマ内でも描写がありましたが、イ・ソンゲが威化島回軍(ウィファドフェグン:위화도회군)をして権力を手中に収めた年。
朝鮮自体は1392年から始まるので、イ・ソンゲもいまのところ高麗の高位にあります。
ヤン・セジョン演じるソ・フィとウ・ドファン演じるナム・ソノは竹馬の友。
ソリョン演じるハン・ヒジェは朝鮮第一剣と歌われたフィの父に幼い頃に命を助けられた経験があります。
フィの父は烹刑(ペンヒョン:팽형)後、子どもたちに塁が及ばないよう自決しました。
烹刑自体は意訳すると釜茹でなのですが、実際に煮殺すわけではなく不名誉を与える刑罰。
けれど、フィの父は自決を選んだのです。(もちろん、無実でしょう)
このような経緯があり、武科の試験さえも受けさせてもらえない状況。
父が死をもって子どもたちの身分を守ったのに、世間や官吏はいつまでも過去のことを覚えていてレッテルを貼ったまま。
やるせない状況です。
ソノもまたコンプレックスを抱えていました。
名門家門の出自ながら庶出で、しかも嫡出の兄がいたのに自分が生きながらえていることで、父の不興を買っている現状に鬱屈しているのです。
そんな折、武科の最終試験でフィと対峙。
父の威光のおかげもあって壮元(チャンウォン:장원)合格したものの、フィに対する後ろめたさを抱えることに。
フィは急遽軍役に召され北方へ連れて行かれます。
ここでイ・バンウォンと出会うことになるのでしょう。
ところで、根の深い木でも、チャン・ヒョク演じるトルボクは北方へ行っていましたよね?
なんだか本歌取りを感じます。
とりあえず個人的な興味はチャン・ヒョクのイ・バンウォン。
来週から面白くなりそうです。
文責:韓国ドラマあらすじ団
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