『相続者たち』から『星から来たあなた』へ、『メディカルトップチーム』から『ミスコリア』へと、水木ドラマががらりと入れ替わりました。
『星から来たあなた』は前評判も良かった上に、『相続者たち』の好視聴率をたたき出し、15.6%という結果を残しましたね。
『きれいな男』は既に視聴者が離れてしまっていることもあり微増にとどまりました。
そして、以外にも面白かったのが『ミスコリア(미스 코리아 )』です。
通常、同日に3作見ることはないのですが、これはちょっと見逃せないと思える第1話でした。
ミスコリア 視聴のツボ&感想(あらすじ含む)
ミスコリアの作家は『パスタ』のソ・スギャン
日本では韓国以上の人気を誇った『パスタ』 というドラマがありましたが、主演男優は『パスタ』と同じイ・ソンギュン(이선균)です。ちょっとくせのある強いもの言いをする演技が特徴ですね。
そして今回の脚本家もまた『パスタ』を書いたソ・スギャン(서숙향)作家です。作家が同じだとなんとなくストーリーの攻勢が似通ってくるもので、過去の作品を面白く見ていた人には、結構親和性が高いのです。その点からいうと、日本でもヒットしそうなドラマです。
舞台は1997年
『応答せよ1997』や『応答せよ1994』が大ヒットして、ほんの少し前の時代を舞台にすることが流行りになりそうな昨今ですが、『ミスコリア』もそのような設定です。
1990年台に戻るというのは、日本人の感覚からすると中途半端な気がしませんか?けれど、韓国にはそれなりの事情があるのです。
1988年にソウル・オリンピックが行われましたが、この頃の韓国は未だに軍事政権だったんですよ。そして、国連にも加盟していないような状況でした。
その後、民主政府が樹立されたのが1993年です。80年代後半はそれまでと比べるとずいぶん穏やかになってきてはいますしたが、まだまだドロドロとした時代でした。
おそらくそのため、ちょっと前の古き良き時代となると1990年台になってしまうのです。日本の『三丁目の夕日』のように、1950年台にさかのぼってしまうと、ほのぼのとした描写ができないし、上昇や復興の高揚感も出ないため1990年台が選ばれるのでしょう。
『ミスコリア』の舞台となっている1997年にはアジア通貨危機がありました。日本はくさっても経済大国だっただけに、庶民レベルでこの時の惨状を目の当たりにしたという方はほとんどいないと思います。
けれど、韓国を含めてアジア諸国は、会社で言うと倒産寸前に追い込まれた年です。巨大財閥さえも倒産・解散させられ、失業者は街に溢れ、瀕死の重傷に陥っていました。
そういった経済状況だったことを考慮しながら見進めていくと、より一層ドラマを理解できると思います。
イ・ヨニのスタイルが半端ない!
題材が『ミスコリア』だけに、それにふさわしいスタイルを持った女優を選ばなければなりません。
今回の主演のイ・ヨニ(이연희)ですが、どちらかと言うと素朴なナチュラルなイメージの役ばかり演じてきました。けれど、以外かもしれませんが、長身で均整のとれたスタイルの持ち主です。おそらく、女子目線から見たらビビるレベルです。
韓国ではモデル的な活動も行っているので、彼女のスタイルが良いということは知れ渡っていますが、日本の視聴者にとっては再発見になるのではないでしょうか?
日本では、『星から来たあなた』と『きれいな男』に人気が集中するかもしれませんが、試しに『ミスコリア』も視聴してみてください。ハマる人はきっとハマると思いますよ~!
文責:韓国ドラマあらすじ団
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