キム・スヒョン&ソ・イェジ主演tvN週末ドラマ
サイコだけど大丈夫(サイコジマン クェンチャナ:사이코지만 괜찮아)
全16話の視聴が終了しました。
第15話と最終回の視聴感想(あらすじ含む)は週末に仕上げるとして、今回はざっくりとした最終回も含めた全体の視聴レビューを書いていきます。
サイコだけど大丈夫 作品データ
- 韓国tvNで2020年6月20日から放送開始の週末ドラマ
- 脚本:チョ・ヨン(조용) 『ジャグラス』
- 演出:パク・シヌ(박신우) 『ボーイフレンド』『嫉妬の化身』
- あらすじ 手に負えない人生の重みで愛を拒否する精神病棟保護師のカンテと、生まれつきの欠陥で愛を知らない童話作家ムン・ヨンが、互いの傷を癒していく一編のファンタジー童話のような愛に関するちょっと不思議なロマンティックコメディー
サイコだけど大丈夫 最終回先取りレビュー
第15話でト・ヒジェ(パク・ヘンジャ)の件が落着したことで明るいテイストが一転。
そのことが功を奏して素敵な最終回となりました。
80分の長尺にも関わらず2度も見てしまいましたよ。
泣きどころが複数箇所用意されていて、本当はカンテのほうが年下なのにまるで同級生のように接していたチェスのことをチェス・ヒョンといい出したあたりからは、涙腺が緩みっぱなしでした。
スンドクに対するサンテのメッセージ「ニセの本当のオンマ」にもやられたし、オンマの樹の前でサンテが絵本を読むところにもやられました。
そしてなにより、保護される立場だったサンテの急成長にも感動を覚えることに。
後半の回になるにつれ、兄としての自覚が芽生え、実際にカンテを守る行動を取り始めたサンテ。
それだけでなく、カンテを束縛していた自身が変化することで彼を開放し、挿絵作家として自立する道までも見つけました。
最終回に関してはすべての歯車がうまく噛み合っており、文句のつけようのないクオリティーでした。
当初の懸念が悪い方に的中
第1話のレビューで、3つのネガティブ要因をあげました。
- 題材が暗い
- 演出と脚本が(大ヒット作を持っていない)
- ソ・イェジ(主役レベルではない)
ドラマ全般で上記の指摘が的を射ていたかのように視聴率が低迷。
内容も一定のクオリティーを保っているものの、視聴意欲を掻き立てる作りにはなっていませんでした。
そして、ソ・イェジ・・・。
やはり声が残念で。
ネットにアップされている動画で、キム・スヒョンはソ・イェジの声を魅力的と言っていましたが、ユン・ヨジョンを彷彿とさせる声色が、やはり個人的には苦手でした。
おばさん俳優になると気にならなくなるかもしれませんね・・・。
ユン・ヨジョンさん。
ベテラン俳優として韓ドラではおなじみです。
声を聞いただけで彼女だとわかりますよね。
ネガティブ対ポジティブが15対1だった
最終回はとても良いクオリティーで、笑いあり涙ありの見応え充分な回でした。
制作陣も最終的にこの回を見せたくて第15話までをストーリーテリングしたのだということが伺えました。
ただ、暗くネガティブな回があまりにも長過ぎたようです。
最終回前までの15回を終始重いテイストで描いてしまったために、視聴者は途中から入って来ることができませんでした。
それが視聴率に反映されてしまい、5~6%という微妙な数値での変動となったのです。
当作品が4話程度のものなら、ネガポジ比率としては良かったのかもしれません。
2度見るかと言われると
積極的に他人に勧めたいドラマは、個人的にも2度目を視聴したいドラマです。
では、当作品はどうなのかと問われると・・・2度見ることはないでしょう。
最終回は秀逸でしたが、その前の15話は正直なところ見る気がしません。
キム・スヒョン主演作はこれまでも繰り返し視聴したいものが多かったのですが、今回は残念ながらそうはなりそうにありません。
彼に関しては脚本へのリテラシーが高く、自身の演技を付加して作品を成功に導くのが常でした。
けれど、今回は人生初の小休止となったようです。
やはり兵役によるブランクは何かを狂わせるのでしょうね~。
近々チュウォンも復帰しますが、イ・ミンホやキム・スヒョンのように厳しい状況に追い込まれるのか、はたまたカン・ハヌルのようにスマッシュヒットを飛ばすのか。
注視しておこうと思います。
先述しましたが、最終週分は週末に仕上げる予定です。
文責:韓国ドラマあらすじ団
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