イ・ヨンエ(이영애)、ソン・スンホン(송승헌)主演SBS水木ドラマ
師任堂 光の日記(サイムダン ピチェ イルギ:사임당 빛의 일기/邦題:師任堂 色の日記)
の最終回視聴感想(あらすじ含む)です。
師任堂 光の日記(サイムダン ピチェ イルギ) キャスト・登場人物紹介 イ・ヨンエ、ソン・スンホン主演韓国ドラマ
師任堂 光の日記(サイムダン ピチェ イルギ:사임당 빛의 일기/邦題:師任堂 色の日記) 作品データ
- 韓国SBSで2017年1月26日から放送開始の水木ドラマ
- 脚本:パク・ウルリョン(박은령) 『コ・ボンシルおばさんを救え』
- 演出:ユン・サンホ(윤상호) 『百年の新婦』『コ・ボンシルおばさんを救え』『タムナ』
- 朝鮮時代の師任堂申氏(サイムダン シンシ:사임당 신씨)の人生を再解釈し、彼女の芸術魂と不滅の愛を描いたドラマ
師任堂 光の日記 最終回視聴感想(あらすじ含む)
全28話が昨日終了しました。
レビュー無しで淡々とあらすじをあげようかと思いましたが、あらすじより先に一応視聴感想を書きとどめておこうと思います。
まだ本編を視聴してない方は、このレビューを見ないほうが良いかもしれません。
はっきり言って、視聴する気が失せるし、主演俳優のファンならムカつくかもしれませんから。
最近の若い人たちの言い回しで、一言で言うなら・・・
イ・ヨンエの顔が綺麗なだけのドラマ
でした(汗)
事前制作だったから視聴者を上手く取り込めなかったとの評もありますが、そんなことはありません。
ただ単に脚本と演出が最低レベルだっただけです。
正直なところ、2000年代前半のドラマでも見ているかのようで、酷い有様でした。
イ・ヨンエ&ソン・スンホンの主演でなければ、愛国歌視聴率だったことでしょう。
視聴率
その視聴率は15.6%で始まり、最終的にはほぼ半減の8.2%まで下落しました。
第2話目に16.3%を記録したことからも、視聴者はものすごく期待して視聴を開始したのです。
ボクもその一人でした。
ところが・・・初週でうんざりして2週目から多くの人が離脱しました。
そもそもこのドラマに関しては、史実の比率の高さを視聴者は期待していたはずなんですよ。
5万ウォンのモチーフになっている朝鮮でも随一の女流芸術家であり、大儒者である栗谷(ユルゴク:율곡)李珥(イ・イ:이이)の母を描くわけですから。
それなのに蓋を開けてみればイタリアに話が飛んでいたり、結局のところ精神的な不倫の話だったりと、支離滅裂でした。
李珥がこの物語を知ったら自害するレベルですよ。
韓国のレビューも・・・
韓国のレビューもざっと読みましたが、提灯記事以外は酷評のオンパレードで、個人的な意見と合致しています。
その多くが脚本と演出が古臭く、タイムスリップはいらなかったというものでした。
また、演技力論争も起きています。
数字が取れていればこの論争は起きないことが多いのですが、流石にこの数字だと出てしまいますね。
もともと、イ・ヨンエもソン・スンホンも演技派とは位置づけられていない俳優です。
今回は両者とも無難に演技をしたレベルで、決して良い演技ではありませんでした。
イ・ヨンエに関してはあまりにもブランクが長すぎました。
ドラマだと大長今(テジャングム:대장금)以来14年ぶりで、ドラマ内でパロディーとして取り上げられた映画の『親切なクムジャさん』からでも12年ぶりです。
演技の大天才でも、これだけブランクがあれば上手くできないことでしょう。
それなのに、負担がかかり困難な一人二役をしてしまいました。
当然ながら細かいところで全く同じ演技をしていて演技理由ができておらず、素人目に見てもこれはダメだというレベルでした。
ソン・スンホンに関しては、やはり史劇は向いていないような気がします。
よく知っている歴史的な単語や言い回しも、彼の発音だと非常に聞き取りにくかったです。
何かが違うんですよね~。
感情移入するときなどで、抑揚が一本調子でピーキーなままだったりするので、古典的な言い回しにはミスマッチなのかもしれません。
彼にはモダンな現代人が似合うということでしょう。
敢えて、良かった点はなかったのかと考えてみました。
ありましたよ。
イ・ヨンエの顔は綺麗で、ソン・スンホンは男前でした。
彼らのファンであれば楽しんで視聴することができるはずです。
ツイてないドラマ
このドラマの制作費。
なんと225億ウォンらしいです。
日本円にすると22億円前後。
『太陽の末裔』に続けと、大金をかけて中国で回収する予定だったのですが、ミサイル配備問題で中国が韓流の締め出しを行ったために、その計画も水の泡と化しました。
おそらく採算は取れていません。
誰かが首を括る事にならなければよいのだけれど・・・。
今のところ台湾などではそれなりに評価されているようですが、日本ではどうでしょうね?
オールドファンが食いついてきても、この脚本だと離脱しそうな気がします。
それとも、昔を懐かしんで楽しめるのでしょうか?
30話の予定だった話数も、縮小されて28話に。
竜頭蛇尾のひたすら残念なドラマでした。
モチベーションを保つのは難しいのですが、ラスト4話、なんとかあらすじだけは完成させる予定です。→ 結局ドロップアウト
文責:韓国ドラマあらすじ団
コメント
初めまして。
色々なドラマのあらすじ、読ませていただいています。
ありがとうございます。m(__)m
サイムダンに関しましては、日本では30話で終わり、
内容も韓国で放送された内容をシャッフルされたような感じだと思います。
そして、どれも全て中途半端な感じな印象でした。
サイムダンの夫は現代では夫の立場の人はいませんし、浮気相手もまたしかりで・・・。
内禁衛将もそうですし、中途半端な人物が多くて、残念だったと思います。
過去や現在で登場人物を書くなら、しっかり書かないと・・・と思いますね。
最終回も中途半端すぎて、本当に残念なドラマでした。