サンヒョンも隔離されている。退屈だからと、ハ・ジャエに頼んでノートPCを持ってきてもらっている。また、ゲームでもするとも。
一発で血管に針をさすハ・ジャエを褒めるサンヒョン。けれど、最初からではなく、看護学生の頃知り合いの医学生で練習してうまくなったのだ。
覚えてると、サンヒョン。
採血のたびにありがたく思ってと、ハ・ジャエ。
『おまえ、どうしてこうも素直なんだ?オレが死ぬと思って?陽性に一票なのか?』と、サンヒョン。
思い切りサンヒョンの背中をひっぱたくハ・ジャエ。
『私が見るにあんた、風邪よ!特異症状は大げさで。辛いなら呼び出して!』
『会いたければ?』と、サンヒョン。
『その前に来るわ』と、ハ・ジャエ。
倉庫に隔離されているテヨンに、『中で退屈で死にそうだというのです』と声をかけるシジン。
『こんな時期に私まで、すみません』と、テヨン。
『すまないなら、無事にだけ出てきます。事故を起こしてもいいですから、健康にだけ育ってください』と、シジン。
『ミョンジュはちょっとどうですか?大丈夫ですか?』と、テヨン。
『まだ患者ではなくて医師です。チン所長をチェックしたり自分もチェックしたりと忙しいです。ソ上士は大丈夫ですか?』と、シジン。
『私は大丈夫だと。私の心配はするなと伝えてください』と、テヨン。
トランシーバーを隙間から差し入れ、『チャンネル3番です。通信面会してください。この前のカン先生の面会。このように返すのです』と、シジン。
『ありがとうございます』と、テヨン。
『行きます』と、シジン。
『こちらはユン・ミョンジュ。ソ・デヨン上士、聞こえれば答えます』と、ミョンジュ。
『受信良好』と、テヨン。
『あ、ソ・デヨンね』と、ミョンジュ。
『体はちょっとどうですか?』と、テヨン。
『会いたいです』と、ミョンジュ。
『食事はしましたか?』と、テヨン。
『会いたいです』と、ミョンジュ。
震える声が漏れるテヨン。
『体はちょっとどうですか?・・・バカ、返答教えたのに!』と、ミョンジュ。
『会いたいです』と、テヨン。そしてうつむく。
『食事はしましたか?』と、涙声のミョンジュ。
『会いたいです』と、涙声のテヨン。
『わかってます』と、笑顔のミョンジュ。
『泣きますか?』と、テヨン。
『もしかして覚えていますか?私達2度めに会った時、私が来ていた白いワンピース。その時そう言ったというのです。コンセプトは処女鬼神なのかと。急にその時が思い出されて、それが伏線なのかと思って、今死ねばほんとに処女鬼神なので、すごく無念で』と、ミョンジュ。
『天使です。ユン・ミョンジュは、私の人生に入って来たその瞬間から天使でした。知っておいてください』と、テヨン。
『チッ、病んでるからものすごく優しいのね。(通信を切り)だけど、処女鬼神や天使なんて、2つとも故人ね』と、ミョンジュ。
それぞれがうなだれている。
メディキューブは検査結果がでるまで隔離され、二時感染者などはUN部隊と協力して確保している状況だ。
報告書を本陣へ行き提出するシジン。
報告書でさえ近づけようとしないパク・ビョンス。そして、ミョンジュの容体を問う。
まだ大丈夫なように見えると、シジン。
すぐにアメリカ軍の病院に移せと、パク・ビョンス。
メディキューブが国連指定M3ウイルス拠点医療施設です、患者の移動はだめですと、シジン。。
それを私が知らないと?知らないふりをして遅れ、ことが大きくなる前にと、パク・ビョンス。
マニュアルに従うだけですと、シジン。
派兵の終わりに・・・家に帰るのはイヤなのか?ここでずっと生きるのか?と、パク・ビョンス。
目に見えない伝染病との戦いです、初めて戦うので実戦状況です、原則を守らなければ誰も安全ではいられませんと、シジン。
こいつが今日に限ってどうして句句節節FMなのか!言い返せないように!分かったから、しろ!するんだが、お前たちの中で誰か一人でも病めば私も家に帰れない、誰も病むな!分かったか!と、パク・ビョンス。
『はい、分かりました。団結!』と、シジン。
M3ウイルスが現地に蔓延し始めたことをニュースで知り、ピョ・ジスやチャン・ヒウンは電話をかけ始める。
ヒウンだけ電話が繋がる。連絡先は義母だった。
再びやってくチフンの母親。怒って、ハン・ソグォンに対して現地に行けだの、不動産契約を解除するなどと凄み、最後にはソグォンの母親と絶交すると言って大騒ぎだ。
そのさなか、チスのスマホにサンヒョンからのメールが入る。ネットにアップされてない資料などがほしいとのことだ。
その資料を元に、病床にありながらM3ウイルスへの対処法を考察するサンヒョン。
食事を下げに来たカン・ミンジェとキボムは、カーテンにぎっしりと貼られたポストイットに驚く。
『医師たちは病んでいても勉強するのですか?』と、キボム。
『軍人は病んでても戦争にでるじゃないか』と、サンヒョン。
『そうであります』と、キボム。また、アーモンドをつまんでいるサンヒョンに、口が寂しいのかと問い、他の物を用意しようかと言う。
病気が気になっていて食べている、これは体力がいることで、オレたちは戦争中なんだ、飯うまかったぞと、サンヒョン。
『ありがとうございます。必ず勝利なさってください。団結!』と、キボム。
続いてミョンジュの食事を下げに行く二人。
お腹からダイヤが出てきた、これほどと、拳を作る、キボム。
自分が見たとおりだと、カン・ミンジェ。そして、ダイヤの価格をミョンジュに問う。
20億ウォンくらいと答えるミョンジュ。
『20億!?20億なら、あのように命をかけるのか?』と、カン・ミンジェ。
コメント