外で足を揉んでいるモヨン。そこに、戻ってきたシジンが通りかかる。
『お久しぶりです』と、シジン。
『待ってたの。本陣に行ったというので。採血の結果、いつ頃出てくるの?』と、モヨン。
『ウーン、明日の午後ぐらいなら、受けられるとのことです。出次第ファックスがくるでしょう』と、シジン。
『思ったより早いですね。良かった』と、モヨン。
『そうだね。あ、採血の話が出たからなのだけど、カン先生は血液型がはなんですか?』と、シジン。
『あなたの理想型?』と、モヨン。
『フッ、フフ、もっと言ってみて』と、シジン。
『美人型?』と、モヨン。
『もう一度だけ言ってみて』と、シジン。
『人形?』と、おどけるモヨン。
『負けた。負けた~!』と、シジン。
『私もしてみたわ。私が大変な時、大尉さんがしてくれたこと。大尉さんがしてもいいということ、あえて私が!心配しないでと』と、モヨン。
『それじゃあ、心配しないよう、すばやく勝ちます。手を握りたくて抱きたくて、耐えるのが難しいな』と、シジン。
『あ~、ほんとに。それもまた、そっちで受けるの?』と、モヨン。
『これはカン先生を安心させる冗談だったのです』と、シジン。
『冗談のはずが?行きますね。最善を尽くしに』と、モヨン。
『あ~、それで血液型何なの?』と、シジン。
『あなたという監獄に終身刑?』と、モヨン。
『行って!最善をすべて尽くしに、はやく!』と、シジン。
『もっとすごいのもあるんだけど?』と、モヨン。
『お行きなさいって!お入りなさいって!』と、モヨンを追い立てるシジン。
※型・形・刑は、すべてヒョンという読みです。韻を踏んで言葉遊びをしているのでした。けれど、シジンほどセンスのないモヨン(笑)
子どもたちのチェックをしているモヨンたち。すると、いつもの様に停電が発生する。今回は隔離病棟も同様に停電が起きたため、ミョンジュから通信が入る。
ラインの問題です、すぐに行きますと、チェ・ウグン。
食堂もと言いかけて、チン所長の呼吸器が止まる可能性に気づき急行するモヨン。
モヨンの予想通り、泡を吹いて門雑しているチン所長。そこにチフンが飛び込んできて、ひとまず体を抑える。
ミョンジュに鎮静剤!と告げるチフン。
中の様子に気づき、入るというチェ・ウグン。
ここは自分達がなんとかするから電気の回復を!と、チフン。
10分ですると、チェ・ウグン。
ミョンジュが鎮静剤を射とうとすると、チン所長がチフンに噛みつく。その後なんとか鎮静剤を射ったものの、呼吸が止まったためマッサージを行う。
モヨンも駆けつけ処置を手伝う。
その間、完全にビビっていたカン・ミンジェとキボム。
電力が回復した時には、チン所長の容体は落ち着いていた。
処置を受けるチフン。
『傷ついて、感染の危険性が高まったのはわかってるわね?あんたじゃなければ、患者が死んだということもわかってるでしょ?医師になったわね、イ・チフン!採血するわ』と、モヨン。
『掃除終わりました。もう行きます』と、キボム。
『ご苦労さん』と、モヨン。
互いに敬礼するキボムとミョンジュ。
『あの人、伝染病にかかってるの?もう?』と、カン・ミンジェ。
『そうでないことを願わないと。一旦は、隔離しないと』と、モヨン。
『チフン先生、さっきは本当にかっこよかったです!』と言い、サムアップするキボム。
『さっきはちょっと医師のようだったけど・・・行こう』と、カン・ミンジェ。
その言葉に涙するチフン。
『あんたどうして泣くの?痛い?怪我したところまだあるの?』と、モヨン。
『いいや、大丈夫で・・・もう大丈夫で、もう電話をかけることが出来て・・・』と、チフン。
『どういうこと?どうしたの?イ・チフン!』と、モヨン。
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