『どうなりましたか?』と、シジン。
『何が?』と、モヨン。
『手術』と、シジン。
『フ~、一旦命はとりとめて、たった今回復室に動かしたわ。まだ意識はなくて。その患者ではなくて、命を取り留めた患者がさらに一人いるんだけど、その患者は、私が医師にだけ見えるようだわ。その医師は1時間前に、しっかりしてた彼氏が血だらけで心停止で乗せられて入ってきて、地獄を行き来したというのに?』と、モヨン。
『すみません』と、シジン。
『それがすべてなの?説明は? 今回もないの? 私が大丈夫かは気にならない?その親しくないという友達は、愛情たっぷりに探して?・・・良くなること(回復)だけして。殺してしまうんだから!』と、モヨン。
そして、これもあげないようにしようかと・・・と、何かを渡そうとするが、そこにアン・ジョンジュンが運ばれて来たので渡せなかった。
『今からこの病室は我々が統制します。医療陣の出入りもまた、一部制限します。協力お願いします』と、テヨン。
その後モヨンはテヨンを呼び出す。
『探されてると聞きました』と、テヨン。
『これのために私を手術室に送ったようです、ユ大尉さんが。北韓患者の体から出てきたものです』と、モヨン。
マイクロSDだ。
キム・ウンジは北の人間を治療していいの?と言う。
だけどしないと、怪我したのにと、チフン。
怖くないの?銃傷を受けて血だらけなのに?と、キム・ウンジ。
チフンはウルクでもっとすごいのを見ているから、慣れっこになっていたので余裕だ。
けれど、相変わらずそれが嘘だと思っているキム・ウンジ。
そこにハ・ジャエがやってくる。
直後に、大慌てでサンヒョンが飛んで来る。
『おい、ハ・ジャエ!お前人質として捕まってたって?大丈夫か?どこか怪我したところはないか?そいつはどこだ!オレが半殺しにしてやる、クソ!』と、サンヒョン。
『半分死んでいたのを、助けてきた道ですよ、ソン先生が』と、ハ・ジャエ。
『あ~、オレが手術した患者がそいつなのか?まったく、許浚(ホ・ジュン:허준)、まったく、シュバイツァー』と、自らほっぺたをぶつサンヒョン。
聞いた話しをモヨンにぶつけ、どうしてそんな男と恋愛を?あんたの彼氏、正体は何?と、キム・ウンジ。
『そうなのよね、私も知らないわ。何してる人間なのか』と、モヨン。そして、理事長の呼び出しだと言って去っていく。
それならこれ!と、カゴを渡そうとするハ・ジャエだったが、さっさと行かれてしまう。
どうして怒らないの?と、キム・ウンジ。
それはなんだ?と、サンヒョン。
アン・ジョンジュンの持ち物だと、ハ・ジャエ。
それならメイドイン北韓なんだねと、ボールペンで書こうとするチフン。けれど書けない。
よく書けないボールペンは唾を付けてと、舌に当てようとするサンヒョン。
やって来たテヨンが手首を掴みすぐに奪う。そして何か耳打ちして没収していく。
なんだって?と、チフン。
普通のボールペンではなく毒が付着しているものだ、オレは死ぬところだった、たったいまと話し気絶するサンヒョン。
『どけよ、どけよって!いや。江南区に病院がいくつで、あえてヘソン病院でこの大騒ぎだ!特診料も一番高い病院で!!』と、ハン・ソグォン。
『公務執行中です。協力お願いします』と、隊員。
軍からの協力公文書を渡す秘書。
『順序が間違ってるじゃないか!カン先生の彼氏はいったい何をする人でケガしたと公務執行なんだ?一緒にのせられてきた男はまた、何で!あ~、二人戦ったのか?誰が勝ったんだ?』と、ハン・ソグォン。
『アハ、さあ?』と、モヨン。
その後も悪態をつくハン・ソグォン。
静粛にしてくださいと、隊員。
『あなたでも静粛に、ここは私の病院だ!(モヨンに)責任を負って整理してください。保護者資格でも。主治医資格でも』と、ハン・ソグォン。
恐縮するモヨン。
病室でアン・ジョンジュンの取り調べが始まる。
『大韓民国特殊戦司令部所属ユ・シジン大尉です。アン・ジョンジュン上尉、現所属がどこですか?大韓民国に密入国した理由がなんですか?指示を受けた任務はなんですか?何の任務を帯びて来てようが、ここにこうしているということは、任務失敗と見えるけど?そうですか?アン・ジョンジュン上尉。ジュネーブ協定に基づいて尋ねます。亡命意思がありますか?』と、シジン。
『声一度聞くのが難しいな。このように慎ましいのなら、そのまま北韓にいればどうだ?・・・その間、何か一言でも言ったことがあったか?』と、パク・ビョンス。
『報告差し上げたのが全てです。北に送れと』と、シジン。
『あえて南へ密入国して、北に送ってほしいというのは、言葉(マリ)かマッコリか?理由は分からないが、中国やロシアを通じた公式ルートが詰まってしまって、最も危険な南韓ルートを選択したようだが、その程度困難な状況なら亡命しかない。すがすがしく吐露すれば暖かく受け入れる。考える時間与えるから、計算上手くやれ・・・(シジンに)お前はそばで計算機たたいてやって』と、パク・ビョンス。
控室。
アン・ジョンジュンの体から出たチップをパク・ビョンスに見せるテヨン。
休暇が偽装で密かにブラック作戦を遂行中なら、この中に答えがあるとも。
国情院の担当者が解析のため持っていく。
シジンはアン・ジョンジュンが教えてくれた冷麺の食べ方について一人で話しているようで、その報告をチェ・ウグンから受けたパク・ビョンスは大いにムカつく。
すると、外交安保主席から電話が入る。まだ何もわからないと知らされそれが報告か?と言われる。
明日が会談だというのに、何も分からないでは、外交部もどうしようもないのだ。
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