言えよ、言うことがすごく多い顔だがと、トッケビ。
ほら見て、トッケビであってるじゃない、そうだと思った・・・なのにトッケビじゃないってウソを付いたの?と、ウンタク。
はじめはお前にまた会うと知らなかったから、お前が入ってくると思うか?一度も誰かが入ってきたことのないオレの扉の中に?と、トッケビ。
その次は?私が次も何度も尋ねたじゃない?と、ウンタク。
その次は訂正する必要がなかったから、最初から今まで、おそらく今後もお前は、トッケビの新婦じゃないからと、トッケビ。
それなら私は、なんなの?鬼神たちはいつも、そいつトッケビの素材だと話しかけて、見なければ見ないと苦しめて、見たら見たとへばりつき、このように過ごしているのに・・・死神は生きていてはダメだと言うし、こんな私は何なのよ?と、ウンタク。
話したじゃないか、お前が隠さなければならないものだと、オレに問い詰めるのは違うようだけどと、トッケビ。
恥ずかしい、すごく恥ずかしい、私がトッケビにまあ会えば、本当に嫁入りすると言った? 正直に言ってよ、他の理由でしょ?もしかして私が、きれいじゃなくて、トッケビじゃないと思ったんじゃないの?おじさんの理想型ととてもかけ離れてて?そうね!と、ウンタク。
違うと、トッケビ。
何よ、いつも違うって!トッケビでもないと言っておいて、あってるじゃない!、ウンタク。
お前は美しい・・・ オレは900年を超えて生きた、オレは美しい人を探しているんじゃない、オレから何かを発見することができる人を探しているんだ・・・
そのために、何も発見することが出来なかったお前はトッケビの新婦じゃないのであって、単にそれだけだ、お前が効用価値が無いということもその意味なんだと、トッケビ。
とてもすっきりして傷だわと、ウンタク。
傷つくことはない、むしろ幸いだと感じろ、お前がオレに何かを発見したなら、お前はオレをとてもたくさん恨むはずだと、トッケビ。
それなら最後までトッケビじゃないと言ってよ、今になってどうして明らかにするの?と、ウンタク。
違うと言った理由と同じ理由で、無駄なつまらない希望で、オレを呼び出すなと、オレはここをもうまもなく離れるんだと、トッケビ。
どこへ?いや、答えないで、一つも気にならない!誰がおじさんの新婦するって?花のような19歳で狂ったの?私が?二度と呼び出さないから、心安らかに過ごして!私もおじさんを必要ないわ・・・
ただ、あ~、トッケビはこんな感じなのね~と、思ったのよ、と言い、その場を去るウンタク。
しばらくして振り返ると、トッケビはもういなかった。
泣きながら帰るウンタク。
ついに死ぬのか?噂では、新婦が現れたら死ぬと言うが?と、死神。
期待しても死なない、あの子が剣を見られないと、トッケビ。
まだ見られないということもあるじゃないか?あるいは、すっかりすべて脱いでこそ見えたり、あの子がまだ幼いんだがと、死神。
あの子がまだ幼いから近づきもするな!と、トッケビ。
どうして保護するんだ?剣も見られないってと、死神。
ただお祝いでもしろ、更に長生きすることになったからと、トッケビ。
他の場所へ行って長生きしろ、オレはオレの生死に関与するトッケビとは一緒に住めないと、死神。
お前が出て行くすごく簡単な方法もある、出口はあっちだと、トッケビ。
は~と、死神。
本屋。
トッケビの絵本を見漁っているウンタク。
大きいお姉さんがどうしてこんなのを見るの?と、少女。
彼氏の裏調査のようなものとでも言おうか?フェイスブックを追いかけるのと似たようなものよ、あんたも後でこんなこと全てしなければならない歳になるのよと、ウンタク。
お姉さんの彼氏は童話の本に出て来るの?王子様なの?と、少女。
そうね、どうせ童話の本に出てくるなら、白馬に乗った王子様ならどれだけいいか、これは何よこれ!と、ウンタク。
これがもっと面白いわ、これを見てと、本をすすめる少女。
捨ててやると言って、楓(かえで)を本にはさみ去っていくウンタク。
その本を誰かが手に取る。
煙が見え、自分が呼ばれて消えるのかと思ったら、トッカがタバコを吸っていた。
おじさんも吸っててやめたってと、トッカ。
350年前だ!と、トッケビ。
ろうそくを付けまくったり雷を起こしたりと、荒れているトッケビ。
雨はダメだ、誰が片付けるんだそれを!と、トッカ。
見るに女を考えてる顔なんだが、およそ300年ぶりに女性と三こと(言葉)以上分けたのに、女に傷つけられた顔だと、死神。
オレがなに?なにが?どこが?と、トッケビ。
夫婦喧嘩の結末が、そんなに良くなかったようだな、4週後にお目にかかります、まあ、そんなのか?と、死神。
うわ、すげ~、おじさん女ができたの? 可愛い?と、トッカ。
19歳だと、死神。
うわ、すげ~、かわいい?と、トッカ。
オレはあの子のことを考えてたんじゃない、株式動向を考えてたんだ!子供の前で特別な話しをすべてする直符使者(チョスンサジャ:死神)!
死神の予知力を嘲笑わないことを願う、子供の前で女を想うトッケビ!と、死神。
死神がそばにいるという、とんでもない事実に一瞬たじろぎを見せるも、さらっと聞き入れてしまうトッカ。
また、男らしくガッツリ謝ればいいじゃない、どうしてこうしているの?とも。
トッカ、お前がまだ幼くてまあ知らなくてそうなんだろ、と、トッケビ。
うるさいよ!と、トッカ。
優しく言ったんだと、トッケビ。
それでも男らしく!とけしかけるトッカ。
結局柱にくくりつけられる。
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