死神が飲もうとしたビールを横取りするトッケビ。
急に酒ってと、死神。
自分は?酒を急になんてどこにある?酒と女と肉は、多いほどいいんだ、志操は将軍をしてるときに十分に守ったと、トッケビ。
将軍だったのか?と、死神。
そうだ、昔のようだったらお前はオレに声もかけられなかったぞ、どこで恐れもなく!と、トッケビ。
チッ、オレが何をしてたか知って?と、死神。
何をしてたんだ?と、トッケビ。
・・・チム(荷)は?と、死神。
さくっと投げるな、王だったのか?と、トッケビ。
荷は全て包んだのかって?と、死神。
あ~、そのチム?まあ、もともと簡単でと、トッケビ。
気をつけて行ってと、死神。
電話するよと、トッケビ。
オレは電話がないじゃないかと、死神。
それで言った言葉なんだがと、トッケビ。
※荷という言葉と、朕という王の一人称は、チム(짐)という同音異義語。
ドアを行ったり来たりするトッケビ。
何してんだ?正気を失ったように?ほんとにビール一個でそんなになるのか?と、死神。
どこにいるのかわからないと、トッケビ。
誰が?と、死神。
オレを呼ばない、呼ばないから探せない、全知全能までではなくても、できないことはなかったのに、あの子一人探せない、オレが持つものすべて、どこにも使い道がないな・・・と、トッケビ。
実はそうだろ、遊んでるときだけいいさ・・・それなら、その前はどうやってたんだ?と、死神。
探したさ、いつもこのようにと、トッケビ。
ただ電話しろよ、スマホがあるんじゃないのか?と、死神。
ああ、だけど番号を知らない、もう知らないようにしなければ・・・と言い、傘を持って出ていくトッケビ。
見つけたなと、死神。
堤防。
お母さん、元気?お母さん、天国に行った?天国はどう?ここよりいい?お母さんわたしは、お母さんわたしは、ちゃんと過ごせない、誰も私の安否を尋ねはしないわ・・・(雨が降りはじめる)・・・何よ、うんざりだわ、ほんとに・・・雨が降る人生と、ウンタク。
雨が遮られる。
振り向くと、トッケビが傘をかざしてくれていた。
オレが憂鬱でそうなんだと、トッケビ。
何が?と、ウンタク。
雨、すぐに止むはずだと、トッケビ。
おじさんが憂鬱なら雨が降るの?と、ウンタク。
ああと、トッケビ。
それなら台風のときは、一体どれだけ憂鬱なの?と、ウンタク。
それはオレじゃなく地球の憂鬱と、トッケビ。
元気だったか?と、トッケビ。
雨がやむかもって言ったわと、ウンタク。
たった今気分が良くなったんだと、トッケビ。
私おじさん呼ばなかったけど?と、ウンタク。
うん、呼ばなかった、オレも忙しかった、あちこち、オレも仕事が多かったと、トッケビ。
大ゴトになったわと、ウンタク。
どうして?と、トッケビ。
これから雨が降るたびに、おじさんが憂鬱なようだわ?と思うから、四顧無託しても手におえないのに、おじさんの心配だけ並んでと、ウンタク。
寒くないか?どうしてこうしてるんだ?と、トッケビ。
不幸で、今はただ風邪のようでと、ウンタク。
何が?と、トッケビ。
私の不幸よ、忘れさえすれば訪ねてきて、時になれば罹るの・・・まあ、刺されといった言葉じゃないわと、ウンタク。
お前それ、何か分かって言う言葉じゃないだろ?と、トッケビ。
刺さることがあるにはあるようね?と、ウンタク。
その言葉を言うな!私が一番嫌う言葉が「刺さる」だ!と、トッケビ。
それなら私が、すごくよく選んだのね?フフフと、ウンタク。
話してみろ、お前の話、続けてと、トッケビ。
涙なくては聞けないはずよと、ウンタク。
しっかり我慢してみるよと、トッケビ。
もしかしてその話知ってる?人間には4度の生があるって、種をまく生、撒いた種に水あたえる生、水を与えた種を収穫する生、収穫したものなどを使う生と、ウンタク。
それをお前がどうして知ってるんだ?それは死神が亡者に対して言う言葉なのにと、トッケビ。
トッケビの新婦役として19年目なのよ、鬼神たちがする話を聞いたのよ、それですごく口惜しいわ、私は、どんなやつの人生が1-1 、1-2なの?2を越えないわと、ウンタク。
哀悼!と、トッケビ。
子供に!と、ウンタク。
それなら?と、トッケビ。
たくさんじゃない、肩を叩く、頭を撫でる、500くれる!と、ウンタク。
まったく、お前の手は?と、トッケビ。
私の手は、バイトでとても使ってちょっと休まないといけないの・・・まあ、重要なもの、束のようなものを受ける時に備えて惜しんでおこうってと、ウンタク。
なにを?どうして?と、トッケビ。
結構よ・・・(楓(かえで)を取り出し)・・・プレゼント、きれいでしょ?と、ウンタク。
きれいだなと、トッケビ。
そうでしょ?フフフと、ウンタク。
頭をなでてやるトッケビ。
何をなさるので?と、ウンタク。
頭を撫でること、元気でとの挨拶、オレは明日去るんだと、トッケビ。
雨がひどくなる。
トッケビの家。
荷物は?と、死神。
昼も聞いてみたじゃないか?と、トッケビ。
しきりに聞きたくて言うんだ、幸せになるからと、死神。
ベルが鳴る。
メールが来たぞと、死神。
違う、ベルの音だ、60年ぶりに初めて聞く・・・と、トッケビ。
ふ~ん・・・なに?と、死神。
オレがたった今なんと言った?と、トッケビ。
オレたちの中で、誰もベルを押してない!と、死神。
あ~、どうして言うんだ?恐ろしく!透視してみろよと、トッケビ。
オレはできないけど?と、死神。
あ、何を自慢だからってそんなに堂々と、どんな死神が透視もできないのか!と、トッケビ。
自分は?と、死神。
キンコ~ン、キンコ~ン♪
死神が出てみる。
ここはトッケビさんのお宅ではないのですか?と、ウンタク。
ここはオレの家だけど、オレを訪ねてきたのか?自らの足で?オレと先約があるのか?と、死神。
いいえ、私が間違って訪ねてきました・・・と言い、帰ろうとして振り返ると、トッケビがいた。
家も教えてやったのか?と、死神。
死神を手で追い払う素振りをして・・・お前なんだ?お前ここをどうやって知ってきたんだ?と、トッケビ。
鬼神たちに尋ねて、トッケビの家はどこにあるのかって、ところで、どうして死神がこの家にいるのよ?と、ウンタク。
夫婦げんかが現在進行形のようだが、ぜひとも良い結果導き出せ、オレは心境が穏やかでないのでと、死神。
二人一緒に住んでるの?と、ウンタク。
今日まで・・・お前はどうしてきたんだ?と、トッケビ。
言えなかった話があって、それがあったじゃない、私に何か見えるのかと尋ねたこと、見えたらどうなるの?ウンタク。
どうして尋ねるんだ?どうせ見えないのにと、トッケビ。
誰が見えないって?1.それが見えればすぐに結婚しなきゃいけないの?2.それが見えれば500くれるの?3.それが見えれば・・・去らないの?・・・行かないで、そのままここにいて、韓国に・・・ダメ?と、ウンタク。
お前、ほんとに見えるのか?と、トッケビ。
見えたら?と、ウンタク。
証明してみろと、トッケビ。
叔父さんの返答から、1・2・3のうちで、何をしてくれるの?と、ウンタク。
お前は見えないと、トッケビ。
見えるのに、ほんとに!ほんとに見えるわ!(胸を指差し)この剣!!と、ウンタク。
トッケビ 第4話あらすじに続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
コメント
質・量ともに最高!それだけご苦労されているわけで本当に感謝です♡
で、こんなときに申し訳ありませんが
「死神は罪人、朕と荷、キム・ウンスク作家のこういったセンス」というのはどういう意味なのかわからなくて・・・おついでの時に解説お願いしますm(- -)m
朕と荷は「짐」なんですね!?劇中で掛け言葉として使われてる??
まったく聴き取れない高難度・・・わっかりませ~ん
7分割目のトッケビと死神の会話です。
ここから、死神が王の生まれ変わり?との推論ができるのですが、アイドルを見ながら、男に転生するとも限らないとも言っていたので、ソニの可能性も残しています。
どっちなのでしょうね?
わあ!ウンスク作家の会心の仕掛けをまったく受けとれずにみてるんですね、わたし。
成程!・・記憶喪失の死神・指輪を手にするスニ・・ひたすらこちらをたよりに味あわせて頂きます♡
死神の携帯の登録名「ソンヒじゃなくソニ」・・・これも★センス(仕掛け)なんですね!?
“へえ!へえ!”の連続。6話でも10話以上の重量感。
「青い海」がシンプルで聴き取りやすく感じてます(笑)
こういった前フリがほんとにうまいですよね~、キム・ウンスク作家。
これだから彼女のドラマでは、一言一句逃すことができません!
おっしゃるように、「青い海の伝説」のほうが表現が平易ですね。
トッケビのほうは叙事詩的な印象を持っています。