太祖(テジョ:태조)25年(942年)
翌日、主な王族が集まり、刺客についての報告を王建(ワン・ゴン:왕건)にする。
正胤(チョンユン:정윤)王武(ワン・ム:왕무)が話すことを躊躇した時、本拠地の寺は忠州院皇后(ユ氏)のものだと言う、ワン・ソ。
私が刺客の背後だという意味か?正胤を殺そうとしたと?と、皇后劉氏。
誰が見てもそう言いますと、ワン・ソ。
王建の問いには否定する皇后劉氏。
自分の罪だと、名乗りを上げるワン・ヨ。
自分が全滅させたと、ワン・ソ。
お前が正胤を害そうとしたというのか?と、王建。
すべては離間策だと、ワン・ウク。
母に累が及ぶかと怖かったと、ワン・ソ。
こうして全ては不問とされる。
ワン・ソに食事を持っていくハメになるヘ・ス。
皆嫌がっていかないため、お嬢様なのに・・・。
ワン・ソはヘ・スに好意を持ち始めているようだ。
体調の悪い解氏夫人(ヘシ プイン)は、皇子様にできることがないから第二夫人を娶るか離婚してくれと、ウクに告げる。
その言葉を聞いてしまうヘ・ス。
嫌だと、ウク。
そうしなければなりません、それに私は知っています、皇子様は私を・・・恋慕していませんと解氏夫人。
子供っぽい贈り物を持ってくるワン・ウン。
婚姻したかと問うヘ・ス。
自分は父王と違い、気に入った夫人と100年過ごすと、ウン。
他の人も皇子様のようならいいわね、どうしてこんな純情派なのかと、ヘ・ス。
以前、ワン・ソが落とした簪を秘密裏に返しに行ってくれとチェリョンに任せるヘ・ス。
けれど、チェリョンは盗みに入ったのだと間違われ、ヨナに引っ立てられ叩き刑に。
それを見つけたヘ・スは止めに入り事情を説明するが、聞く耳を持たないヨナ。
それなら、むしろ私を叩いてと、ヘ・ス。
ちょうど通りがかっていた皇子たちはその様子を見ている。
2度叩かれたところで、ウクが止めに入ろうとすると、ワン・ソがやってきてヨナの手を掴んでやめさせる。
オレのものだ、この子、オレのものだと言った、その簪はもともとオレのものだから、この子をどうするか決められる人もオレだけだと、ワン・ソ。
ウンも間に入りヘ・スをかばう。
お嬢さんを下ろせと、ウク。
もしかしてあの子に心でも差し上げたのですか?と、ワン・ソに問うヨナ。
謝り去っていくワン・ソ。
私のものだと?間違っているので教えてやりに来た、ここに、お前のものなど無い、ヨナもヘ・スも全てオレの人だ、二度と、オレの妹と妻の妹にむやみに対するなと、ウク。
夜。
ウクが薬を持ってやってくる。
寝たふりをしていたヘ・スだったが、ウクを追いかける。
ここはもともとそんな所なの?誰かの娘、誰かの息子でなけれれば、尊重なんてされないそんな所なのかって?人を獣のようにぶら下げて、高麗はもともとこのようなの?と、ヘ・ス。
ヘ・スの肩に手を置き、防げなくてすまない、だが、約束しよう、今後は誰もお前をそのようにできないはずだ、私を信じろと、ウク。
ときめいてしまうヘ・スだったが、夫人へ及ぶ迷惑を考えそのまま去る。
翌日、ワン・ソと出くわすヘ・ス。
自分のものと言ったことを咎めようとするが、逆に、ありがとうという言葉を知らないのか?助けてくれてありがとうというのが先だろ?と言われる。
いつも殺す素振りだったのに、何の風が吹いたのか気になったのよ、ありがとうと、素直でない謝辞を現すヘ・ス。
簪はどこで?と、ワン・ソ。
皇宮の浴場で流されたんじゃない、これはすべて皇子様の顔を見たという言葉を言わないようにしようと!見たという話はしなかったわ、約束守ったって!と、ヘ・ス。
お前はオレが怖くないのか?ぺちゃくちゃと言葉一つ負けないように!と、ワン・ソ。
相手するのにふさわしい方でなくても、もう怖くありません、けれど、二度と私をオレのものだと言わないでくださいと、ヘ・ス。
それはどうして?と、ワン・ソ。
いや、人が獣でもモノでもないのに、お前のものオレのものが何ですか?と、ヘ・ス。
それなら・・・と、顔を近づけ、オレの人だと呼ぼうか?と、ワン・ソ。
いや、それも違うでしょ!互いの間で負担になる呼称は言っちゃダメです、他のものを考えてみてくださいと、ヘ・ス。
いつものように街で腕自慢をしているチョン。
そこに、ならず者を引きた何処かの貴族がやって来て、14皇子ではないですか?と言い、チョンを拉致する。
その様子を目にしたヘ・スは彼らを追いかける。
ワン・ソもまた、ヘ・スを見かけていた。
貴族は王建に腕を切られたことを恨み、チョンの腕を落とそうとする。
そこに、棒を持ったヘ・スが助けに入るが、多勢に無勢で追い込まれてしまう。
解氏夫人(ヘシ プイン)が離婚を申し出たことを有りがたいことだと、ヨナ。
糟糠の妻を追い出しはしないと、ウク。
皇后皇甫氏(ファンフ ファンボシ)は松岳に戻ることができたのは解氏のおかげだからと、その恩に報いるのが正しいと告げる。
そこに、助けを求めて帰ってきたチェリョンが入ってくる。
二人を助けに入るウク。
けれど、一通り倒したかと思うと、次のチンピラがやって来る。
絶体絶命かと思われたが、ワン・ソがやってくると、恐れをなして蜂の子を散らしたようにチンピラたちは去っていく。
ワン・ソたちに感謝するチョン。
それよりも・・・もうお前の命は私の命と同じだ、私が死んでもお前を必ず助けると、ヘ・スに告げる。
あら、末っ子の皇子様と言ってハグし、素敵な男になるわよと、ヘ・ス。
けれど、皇子をハグしていることに気づき、・・・す、すいません、故郷の弟を思い出してと言う。
大丈夫だ!ヘ・ス・・・姐さん?と、チョン。
姐さん?と、ワン・ソ。
見守ってて、オレがどんな男になるのか!と、チョン。
もちろん、皇子様、ファイティン!と、ヘ・ス。
よくわからない言葉だったが、同じように言ってみるチョン。
コメント
あらすじ、解説など有難うございます。
SBSの月火はほぼ、ずっと見てきてますので、今回はイ・ジュンギ主演の史劇ということで楽しみにしていました。「なんだかな」と思うところはありますが、
イ・ジュンギ、カン・ハヌルの演技が素晴らしく、引っ張られてIUがよい表情を見せていて?、今後も見続けようか、と思っています。引き続きよろしくお願いいたします。
おっしゃるところの、設定のまずさですが。
初心者なので、SBSの史劇は5本目ですが、六龍以外はこんな感じの設定、構想のまずさですね。
冒頭部、「素敵な皇子様」をほぼ全員揃えなくてもよかったかも。
、
「六龍」の最初の15分は、チョンドジョンのキムミョンミンさんが軽妙、緊張の場面を巧くつなぎ、その後過去のハムジュの壮大な草原にイソンゲ登場。六龍のうち四龍のイメージをしっかり作って始まりました。(それでも登場人物が多くて難しかったですが。。)
遅ればせながら、
「六龍」、ラストシーンの余韻が残る訳にいたるまで、丁寧に書いて頂き有難うございました。
また、テバクはいったん挫折したのですが、あらすじ団さんが書いていらした景宗と英祖のコラムを読んでいたので、景宗が気になって、あのあたりからまた見ました。
長くなりましたが、ここでお礼をお伝えしたいと思います。