三韓各地からの上疏文について話すチモン。
慶春院君(キョンチュウォングン:경춘원군)が皇位につくべきだとか、左丞・朴英規(パク・ヨンギュ:박영규)はワン・ソが遺言を改ざんしたと噂を流していると、ワン・ソに告げる。
殺せ、上疏をあげた者をみな謀反の罪で処刑し、先王崩御時に天徳殿にいた宮人と侍衛軍の全てを処理して、皇位継承に疑いを抱いたり、口実を残した者は、一人も残すな、ただの一人も!残さない・・・と、ワン・ソ。
皇帝が私を探していると大騒ぎだと、パク・ヨンギュ。
皇帝が先王の遺言を捏造したという噂を流しても無事だと思ったのか?と、ウヒ。
そうか?それならお前が第4皇子とペガを監視する間者だったのも明らかにしなければ、私が一人で死ぬと思ったか?と、パク・ヨンギュ。
そんなパク・ヨンギュを小刀で後ろから刺し、殺してしまうウヒ。
絶命前にウヒのノリゲを血のついた手で落とすパク・ヨンギュ。
そんなできことを思い出していたウヒの前にペガが現れる。
そのときにウヒが落としたノリゲを拾うペガ。
それを掴み取るように自分の手に戻すウヒ。
両親にもらったと言ったか?と、ペガ。
頷くウヒ。
お前の両親に申し訳ないことを一つしなければならないんだがと、ペガ。
後百済出身のウヒをそのまま娶ることはできず、一旦豪族の養女にしなければならないと話す。
ペガの母方は新羅系なので、甄萱(キョンフォン:견훤)に蹂躙された記憶が生々しいためだ。
オレたちが生まれる前のことなのに、キョンフォンとお前が何の関係があるのかってと言うペガ。
お前はキョンフォンの孫だ、お前との関係が明らかになれば、ペガ皇子も無事ではいられないとの、パク・ヨンギュの声が頭のなかに響くウヒ。
高麗の皇帝は私の両親を殺し、私の国の王はあなたの家族を殺した、そのようなのに、私達が一緒にいるのが正しいのかな?と問う。
ウヒ、オレの誤りでもなく、お前の誤りでもない、オレたち二人だけ考慮しろ、オレが嫌いになったのでないなら、どんな理由でも別れることはないと、ペガ。
ワン・ソが最も必要としているときだというのに、皇宮を去るという朴守卿(パク・スギョン)。
皇室にうんざりし、娘のことを思い出すからだと理由を述べる。
行くなと、ワン・ソ。
国と民のために必ず聖君にお成りくださいと、パク・スギョン。
パク・スギョンが去ったことをヘ・スに話し・・・もう私が怖いと・・・お前も先王の遺告に誰が書いてあったのか気になるだろ?オレがこの座を盗んだのかどうか?と、ワン・ソ。
そんな考えはしません、最も気にならない人が私ですと、ヘ・ス。
空いていた、誰の名前も書かれてなかった、それで、そのまま遺告を示せばさらに騒々しいかと破ったのだ、どうせ皇宮はみな占領した後だったからと、ワン・ソ。
よくなさいましたと、ヘ・ス。
パク・スギョンは去り、ペガはもうオレを兄ではない主君としてだけ対す、チェ・ジモンにオレは大兄上の復讐をしてくれる者というだけで、チョンには、オレが兄弟たちを叩き殺す殺人魔だ・・・
たしかに、実の母親でさえ、オレを盗人とだけ見るのに・・・お前の言うとおりだ、この座は怖く孤独だ・・・と、ワン・ソ。
私がいます、私は去りませんと、ヘ・ス。
ヘ・スの私物を天徳殿に持ってくるチェリョン。
新皇帝の即位による祝ということで、宮人たちは還俗させられたのだが、チェリョンはヘ・スに対して、そのまま皇宮で過ごせるように頼んでみてほしいと願う。
これは、必ず茶美園(タミウォン)に残らねばならないというウォンの策略だった。
この機会に皇子様に行ってはいけませんか?と、チェリョン。
お前がここで助けることが多い、時が来れば必ず連れて出ると、ウォン。
忠州家門の一団を引き連れているチョン。
皇位継承の過程が明確でないのに、どうして陛下を君主として仕えることができましょうか!忠誠は、信頼から得られるものですと、チョン。
外叔父達に対して、一家みなで現皇帝の私を敵にするおつもりですか?と、ワン・ソ。
血縁の忠誠さえ受けられない皇帝を、他の豪族たちがどう感じるか、考慮なさるべきですと、ウォン。
今の様子は、互いに血縁を切ろうとしているようにみえるぞ、チョンと、ワン・ソ。
先王の遺告が明らかになれば、それも確実になるでしょうと、チョン。
忠州劉氏をそのままにしておくのは危険だと、チモン。
最後まで私は息子ではない・・・と、つぶやくワン・ソ。
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