意味の分からない夢を見て目覚めるコ・ハジン。
なぜだか涙を流している。
どうしてまたこうなの?誰なのホント?と、ハジン。
高麗時代化粧文化展。
チモンに似た男性が生徒たちに説明をしている。
その外のブースで化粧品を販売しているハジン。
1年にわたって、傷のある仮面の男の夢を見ていることを同僚に話している。
ハジンが溺れて意識を失ってから1年が経っていた。
今は正気なのよ、だけど、どうしてその男の夢だけが、そのように涙がでるのかわからないわと、ハジン。
チモンに似た男性がブースにやってくる。
特に反応を見せず挨拶をするハジン。
ネームプレートを見て・・・姓がコ氏ですか?現在のコ氏が、高麗時代に解氏(ヘシ)だったのはご存知ですか?と、男性。
あ~、そうですか?と、ちょうど高麗時代の化粧品文化を支援中なのですが、おもしろい偶然ですねと、ハジン。
偶然というものはないというのです、すべてのことは本来の場所に戻るものなのですと、男性。
え?と、ハジン。
ここは、バラの香りがすごくするようですが?と、男性。
ええ、私達の作品にローズオイルが多く入っていてそうなんです、特にこのセラムが・・・と説明をしていると、「ブルガリアの薔薇油」と言う男性の声が聞こえてしまうハジン。
ハジンの異常を感じる男性。
気を持ち直して、高麗時代にBBクリームと似たようなものがあったのをご存知ですか?と、ハジン。
今度はいつも夢に出てくる男性が思い出されて、思わずBBクリームを落としてしまう。
ちょっと休まなければなりませんよと、男性。
どうしてだろう?・・・席を外すハジン。
その後、展示物を見に行くハジン。
絵を見ながら、追儺の儀式や雨乞いが鮮明に思い出される。
そして・・・光宗(クァンジョン)?夢じゃなかった、夢じゃない!と、心のなかでつぶやく。
他の絵にも、自分が経験したことが全て描かれていた。
光宗の後世の評価も、『血の君主』のままだった。
一人残され、天徳殿を見るワン・ソの絵。
その後姿を見て・・・ごめんね、一人置いて(残して)ごめんね、ごめんね・・・と、号泣するハジン。
8番目の兄上が、逝きました・・・これ以上会うべき人もいないので、私は再び去ります、平安であらせますようと、ペガ。
浮世(儚い人生)・・・とつぶやくワン・ソ。
父王が最後に残されたお言葉は浮世、はかなく、はかなく、はかないのが人生だとおっしゃった・・・けれど、そのお言葉は間違っているようだ、お前とオレがこのように一緒にいるのに、はかないというのはなんだ?・・・
お前がそんな顔であるたびに不安だ、オレから遠く離れるように感じて、何が怖いのだ?何を隠してるんだ?と、ワン・ソ。
ただ、ここで毎日暮らしてるのがはらはらします、一歩一歩、薄氷を歩くように用心深いです、時々息が詰まりますと、ヘ・ス。
オレと一緒であっても、未だにそうか?と、ワン・ソ。
私達が別の世界で別の時間に会っていたら、どんなによかったかと思います・・・そうすることさえできれば、何も恐れず、思い切り、本当に思いきり、愛することだけしたはずなのにと、ヘ・ス。
お前とオレの世界が同じでないなら、オレがお前に会いに行く、オレのス・・・と、ワン・ソ。
月の恋人 - 歩歩驚心 麗 おしまい
文責:韓国ドラマあらすじ団
コメント
最後まで訳してくださり本当にありがとうございました。
このドラマは大好きでした。
これからも楽しみにしています。
ありがとうございました。
一番詳しく、また史実とのかさねあわせ、背景の解説など、とても深く楽しむことができました。わたしにとってはじめての時代ものだったので…。
お疲れ様でした。最後まで訳してくださって感謝・感謝です。