昼にスボンとどこへ言っていたんだ?と、ソンム。
溺死体が出てきたと電話があって、けれど違ったわ、どうして出ないんだろう?1ヶ月越えたのに、どうにもカン・チョルは死んでマンガの中に入っていったようだわ、そんなのでしょ?確かにマンガキャラクターだから、それが当然でしょと、ヨンジュ。
さあ、よくわからない、オレもと、ソンム。
気になることがあるんだけど、お父さん、マンガで『終わり』と出れば、その次はどうなるの?その世界はそこで終わるの?でないなら、私達はわからないけど彼ら同士ちゃんと生きているのか?・・・
どうして、童話の中のエンディングはいつも同じじゃない、「それで彼らは幸せによく暮らしました」、だけど本当に老いるまでよく過ごして死んだのかな?そうでないなら、童話の本が終わったその瞬間、そのまま最後のページで止まってるのかな?
ヨンジュ、お前も他の人たちのように、オレがなにか描いてカン・チョルを助けだしたほうがいいか?と、ソンム。
いいえ、そんなことはないわ、そうされる理由もないわと、ヨンジュ。
やれない理由があって、やらない理由があるんだ、先週警察が訪ねてきた、お前が家にいない時・・・(自分が壊したモニターを警察が持ってきたことを話す)・・・
いざそれを受け取ったから、あいつを活かしたいと思ってんだ、あいつはオレを命中させられなかった、1センチの誤差もなしに撃つ奴なのに、即死をさせられなかったのさ、いやさせなかったんだ・・・
カン・チョルはオレが一番よく分かる、どんな奴なのか、オレが生き返る余地を残してくれたので、オレも何か余地を与えなければならないのではないかと思ったんだ、だけど、直せなかったんだよ、それでやめたと、ソンム。
どうして、ダメなんだろう?と、ヨンジュ。
さあな、あいつや私も互いに背信をして、今は完全にずれてしまったのか、オレの感じがそうなんだ、もうこれ以上、オレの絵は受け入れられないようだと、ソンム。
そうなんだ・・・と、ヨンジュ。
描けない理由はそれで、描かない理由は、お前のためで、お前はどうしてお前がしきりにそこに引っ張られていったのかわかるか?オレはもう分かるようだ、最後にお前に遺書を残したのを見てオレは気づいたようだ・・・
『マンガの主要人物になったんだ、お前が。言うなれば女性主人公になったのさ。それでここで終わらなければならないんだ。お前は本当の人なのに、父さんの娘なのに、それと、母さんの娘で。そうじゃないか?それで、Wはそのまま終わるんだ』と、ソンム。
『そうだけど、終わりというのは、ほんとうにどういうものなのかな?ユン・ソイが死体を発見して葬式でもあげたのかな?でないなら・・・いまでも冷たい水の中で漂っているのかな?永遠に・・・終わりのない時間を、ひとり孤独に・・・』と、心のなかでつぶやくヨンジュ。
ソンムは友人たちとニュージーランド旅行へ。
酒は絶対ダメだと念を押す。
パク教授はヨンジュに男を紹介する。
けれど、イケメンではなくブサメンだった。
司法研修院首席卒業だ、それに本来、背・美貌・頭脳の3つは一緒に揃わない、3つのうち1つが一等だと、パク教授。
3つすべてが一等の男も居るでしょと、ヨンジュ。
だれだ?オレか?と、パク教授。
ソクポムの電話のタイミングでトイレにいくヨンジュ。
会話していると、いきなり電波が途切れる。
そして、水の中に引き込まれ、水中に漂っているカン・チョルを見つける。
泳いでいくが届かない。
ずぶ濡れの状態でテーブルに戻り、キム・プンオにスマホを借りWを見てみると、『終わり』が『続く』に変わる。
そのまま走って、他の漫画家のアシスタントになっているスボンに会いにいく。
まさか、出たんです?死体?と、スボン。
いや、カン・チョルを助けて、助けられるようよ、時間が流れて行ったんじゃなかった、止まっていたの、『終わり』というのは、ただ最後のシーンで止まっていたって、今もそのままそこにいるわ、川の水の中にそのままで、私が見たから、ちょっと前に私の目で、水の中に入って!と、ヨンジュ。
愛読者たちも『続く』の文字に期待感を膨らませていた。
作業室。
父のモニターを用意するヨンジュ。
自分の意志のままに主人公が死んだのにどうして終わらない?と、スボン。
まだ終えられない他の理由ができたんでしょと、ヨンジュ。
終えられない他の理由?なに?と、スボン。
漢江大橋。
誰かが自殺しようとしていると思い、声をかけるサイクリストたち。
彼らに向かって飛んで来る謎の男。
スボン!理由が重要なんじゃなくて、カン・チョルを助けることが重要なのよ!これは主人公を助け出せという意志なの、自ら生き還ることはできないから、さらに進行できないんだな、生き返る意志もないので、だから生かすことだけは私達がやらないと!と、ヨンジュ。
また、時間が流れたのでなく、最終回のその瞬間で止まってるんだから、何でも可能よ・・・と、警察のボートと潜水班も描いて、カン・チョルを助ける案を提案する。
僕にかけと言うんじゃないでしょ?と、スボン。
あんたしかいないわ、賭けるじゃないと、ヨンジュ。
ダメだ、やらないんじゃなくやれない、先生の作品じゃないと、スボン。
お父さんはなさらないわ、私のために、私がまた引っ張って行かれるかとと、ヨンジュ。
そうだと、スボン。
いま、カン・チョルを救い出す以外、何も重要じゃないと、ヨンジュ。
そうね、カン・チョルがお父さんを銃で撃ったのもそうで、許しがたい罪を犯したのもそうで、こんなマンガもそのまま終わらせなければならないこともそうで、私がここに引っ張りこまれてはならないのもそうで、すべてそうなんだけど、お父さんは生きてるじゃない、回復して友達と旅行に行って・・・
あんたも私もなんにもなかったように、知らないふりしてちゃんと過ごしていて、人々?人々はちょっと怒ってみて終わりよ、どうせマンガキャラクターじゃない!だけど、カン・チョルだけは、あの冷たい川の水の中で殺人犯だと自責して、すでに2ヶ月を超えて一人でそこで・・・
それはひどいじゃない、私は、私はどうにも、これはすべて私のせいであるようなのよ、スボン・・・なので、ひとまず生かしてって、どうかお願いだからと、ヨンジュ。
仕方なく描き始めるスボン。
けれどなにも起きないので、先生に描いてもらってと、スボン。
そして、ラーメンを作ろうとする。
また、ふと思い出したことを話し始める。
もしかして覚えてます?僕がものすごく前に先生に聞いたことがあるようなんだけど、このWだけど、姐さんが・・・。
ヨンジュが拘置所に再び現れる。
飛び込んだカン・チョルを助けるダイバーたち。
自分の家のベッドで目を覚ますカン・チョル。
動くな!と、看守。
ストーリーが動き始めたのを悟り、笑みを浮かべるヨンジュ。
W 第7話あらすじに続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
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