出てくる二人。
お前の言うとおりにする。けれど、供出する土地はないと、チョン・ドジョン。
けれど、組織員が全ていっしょに過ごせる事ができる場所として、泮村(パンチョン:반촌)を提案する。成均館(ソンギュングァン:성균관)の儒者の生活を補佐するための場所で、儒生も奴婢も去ったため、奴婢の代わりに仕事をしてくれというのだ。しかも、奴婢になる必要はないとも。
礼を言い、無礼を許してくれと言って、赤い封筒を返すプニ。
パンウォンは白い封筒を受け取らなかった。プニがウソをついていたことを見破っていたからだ。封筒の中身は白紙だった。
『偽物だとわかっていてどうして?』と、プニ。
『さあ?獣の心で生きているオレが、恐らく人間だったということを覚えている人だから。しばし人間のように振る舞いたかったのだろう』と、パンウォン。
『どうしてお分かりに?』と、プニ。
『お前はオレを騙せない。オレがお前を欺けないように。戻るよ』と、パンウォン。
『ちょっと、その虫、私達、虫の話をしたでしょう?その虫が?』と、プニ。
『飲み込んだかって?誰が誰を飲み込んだのかは分からないが、飲み込んでこそ生き残ることができるならば、飲み込まないとな。お前も何かを飲み込んでこそ生き残ることができるならば、それが何でも!飲み込め。 飲み込んで、生き残れ』と、パンウォン。
チョン・ドジョンに話を聞いたヨニは、プニだけでも伏魔殿から出られるなら良いことだと言う。
ソンドルの通夜。ソンドルに許しを請うプニ。
パンウォンのところにイ・シンジョクが訪ねてくる。
ヨニはチョヨンが明に船で行こうとしているという情報をチョン・ドジョンに告げる。
チョン・ドジョンはパンウォンを思い出し、今夜とある策を実行に移すことを決める。
イ・シンジョクはチョン・ドジョンへの不満をパンウォンにぶつけていた。
要件を言えとのパンウォン。
大君ママに従いたいと、イ・シンジョク。
三峰大監がそうしろと?と、警戒するパンウォン。もっと説得してみろと言う。
そんな理由だけで三峰大人を捨てたのではありません、三峰大監は女真族首長となにがしかの密約しましたと、イ・シンジョク。
あの赤い封筒のことを言っているのだな?と、心のなかでつぶやくパンウォン。
外交問題を独断で行っているチョン・ドジョンへの怒りを口にするイ・シンジョク。
密約があったのなら、遼東と関連しているのではないか?と、心のなかでつぶやくパンウォン。
チョン・ドジョンがイ・インギョムと崔瑩(チェ・ヨン최영)を合わせた権力を持っており、理念が消えてしまったと訴えるイ・シンジョク。
チョヨンが訪ねてくる。火急の要件ということで飛んできたのだが、パンウォンには何のことかわからない。
チョヨンはパンウォンからの手紙を見せる。確かに筆跡は自分のものだが自分が書いたものではない。
花事団で3年かけて模筆家を育てるという浩亭(ホジョン:호정)河崙(ハ・リュン:하륜)の話を思い出すパンウォン。
ヨニがやったワナだとわかるチョヨン。
けれど、チョヨンが逃げる前にチョン・ドジョンとヨニと巡軍府が動いていた。
屋敷に入ってくるチョン・ドジョンたち。
『本当にムミョンと手を握ったのですか?』と、チョン・ドジョン。
罠だと指摘するパンウォン。
模筆家のことですか?手紙を受けてチョヨンが飛んで来るのは明白な事実ではないですか!と、チョン・ドジョン。
『これで私を倒せると思っているのですか?』と、パンウォン。
『そう思わないので、今後もさらに徹底的に備えるでしょう』と、チョン・ドジョン。
そこに李成桂(イ・ソンゲ:이성계)が入ってくる。
『何をしている。あの者をすぐに追捕せよ!』
六龍が飛ぶ 第41話あらすじ1/2に続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
コメント