泮村(パンチョン)に入って来てすべての道を封鎖せよと命令するパンウォン。
パンジが動いている、もしパンジが、三峰がここにいるのを知ったなら、兵が守っているここより、他の場所に来る可能性が高いと、一人別行動を取るムヒュル。
三峰が成均館にいることを小耳に挟むパンジ。
成均館前に到着するパンウォン。
『入らないのですか?』と、ハ・リュン。
『この中には、孔子の舎堂である大成殿(テソンジョン:대성전)があるではないですか!我々がたとえ、状況が状況だと、兵仗器を持って班村に入ってきましたが、武器を持って大成殿までは入ることができなくないですか?御命もなしに』と、パンウォン。
『いや、世の中に、御命を受けて起こす政変もあるのですか?』と、ハ・リュン。
『さあ、皆、私について叫べ!「チョン・ドジョン出てこい!」と叫べばよいのだ』と、パンウォン。
『そう叫んで逃げたらどうするのですか?』と、ハ・リュン。
『それゆえ、裏門にも兵を配置しなかったですか?』と、パンウォン。
『ただ突入して、捕まえてしまえば終わりではないですか?』と、ハ・リュン。
『いま、歴史を作っているのではないですか?三峰、ネズミ野郎のように逃がしてやらねばならにでしょう?』と、パンウォン。
逃げずに何かを書き始めるチョン・ドジョン。
外では兵が出てこいと叫んでいる。
外に定安大君(チョンアンデグン)が来ているので、これをちょっと伝えてくれと、チョン・ドジョン。
パルボンおじさんがパンウォンに文を持っていく。ハ・リュンが読もうとするが躊躇する。
読めと、パンウォン。
『ちょっと静かにしろ、すぐに出る』と、文を読むハ・リュン。
『ハハハ、皆静かにしろ!お師匠様が時間が必要なのだ』と、パンウォン。
チョン・ドジョンはパルボンおじさんに、チョン・ドグァン宛の文を渡す。
ホン・インバンの家奴に殺されていただろう命を救ってもらったことを感謝すると同時に、頼まれたことしかできないことを悔やみ謝るパルボンおじさん。
儒生たちに戻って寝ろと、チョン・ドジョン。また、明日の朝、多くのことが変わったとしても、変わらないことを願うとも告げる。
チョルをし号泣しながら師匠を見送る儒生たち。
ムヒュルの待っていた場所にパンジが現れる。
『三峰大人、ここにいらっしゃるだろ?』と、パンジ。
『恐らく』と、ムヒュル。
『行かなければ、ムヒュル。どけ!』と、パンジ。
『パンジ、お前に初めて頼む。戻ってくれ』と、ムヒュル。
剣を抜くパンジ。
願いがかなわず落胆するも、すぐに鋭い眼光となるムヒュル。
そして、二人が激突する。
門が開く。チョン・ドジョンが出てくる。
『逃げてお行きにならなかった・・・』と、心のなかでつぶやくパンウォン。そして、礼をする。
『ちょっと歩こうか?』と、チョン・ドジョン。
『はい、お師匠様』と、パンウォン。
プニとカップンが泮村(パンチョン)に戻ってくる。そして、男から大事になっていることを聞く。
『どうしてお逃げにならないのですか?そのように声を出した張り上げたのに』と、パンウォン。
『そうする必要が別にないから。私やお前が作ろうとする国、実は同じもので、私がしようとお前がしようと、何の関係があるのだ?ただし、もう私の道はずれたので、退くだけだ。お前は私の思想や私の構想を最もよく知っているので、うまくやるだろう』と、チョン・ドジョン。
『遼東征伐は、やりません』と、パンウォン。
『それもまた、生き残るものが決定することだ。勝者が自ら考えて悩み、時代を導いき行かねばならないのだ。亡者が時代を導いていっても良いのか?・・・疲れたな、パンウォン!』と、チョン・ドジョン。
剣を抜くパンウォン。
『苛酷に生きたり、苛酷に死んだり、私もまた、そのとおりになった、圃隱(ポウン:포은)』と、心のなかでつぶやくチョン・ドジョン。
チョン・ドジョンの胴に剣を突き刺すパンウォン。そして、引き抜く。
ゆっくりと膝をつき絶命するチョン・ドジョン。
ちょうどやって来たプニとカップンもその光景を目の当たりにする。
剣を落とし、『さっきの記録から、ネズミ野郎のように逃げたというのは、抜きましょう』と、ハ・リュンに告げるパンウォン。そして、プニの横を通り過ぎ、去っていく。
これまでのチョン・ドジョンとのことを思い出さずにはいられない。
残っていた鄭道伝(チョン・ドジョン)の紙を燃やすパンウォン。
六龍が飛ぶ 第48話あらすじ1/2に続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
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