今なんと?三峰大監が死んだ?と、李之蘭(イ・ジラン:이지란)。大君たちの仕業と感づき、殿下の命もなく!と激怒する。
叔父上、どうか先にお聞きくださいというも、それ以上の言葉も無い、永安大君(ヨンアンデグン:영안대군)李芳果(イ・バングァ:이방과)。
甲冑を持って来いと、李成桂(イ・ソンゲ:이성계)。
そこに黄喜(ファン・ヒ:황희)が入って来て、三峰の死を告げる。
『あいつら!黙ってはいないぞ、今すぐパンウォンを呼べ、今すぐ!』と、イ・ソンゲ。
三峰の話を伝えたのか?と問うハ・リュン。
はいと、ファン・ヒ。
パンガンたちは、こいつは三峰の人だと声を荒らげる。
自分の成均館の師兄で、トゥムンドンの同志だと、パンガンたちをなだめるパンウォン。
ファン・ヒはイ・ソンゲの様子を伝え、大君に入って来いとおっしゃったと告げる。
チョ・ジュン大監とイ・ジラン大監を説得する前に行ってはいけないと、ハ・リュン。
『はい、そうしなければ。けれど、父上が諦められるように、私がお助けせねば』と、パンウォン。
そして立ち上がりどこかへ向かう。
途中、ムヒュルが後を追うハ・リュンたちに合流し、パンジを阻むことには成功したが逃してしまったと報告する。
怪我の治療をしろと言われたものの、パンウォンの護衛をすると、ムヒュル。
引きずり出される世子・李芳碩(イ・バンソク:이방석)。
その様子を遠巻きに見るハ・リュンたち。
『兄上、兄上どうしてそうなさるのですか?そうなさらないでください!』と、号泣しながら訴えるパンソク。
剣を抜くパンウォン。
『兄上、助けてください、助けてください!この弟に間違ったことがあったなら、すべてのことをおっしゃってください。そうすれば私は誤解を解いて・・・』と、パンソク。
『解く誤解も、許しを乞う罪もありません、世子邸下には』と、パンウォン。
『なのに、なのにどうして?』と、パンソク。
『昨日死んだ誰かが、そんな言葉を言ったのですよ・・・(パンソクに近づく)罪は死と、なにも関連がない・・・』と言い、下段から剣を振り上げパンソクを斬るパンウォン。
『チラン叔父に会いに行かねばなりません』と、パンウォン。そして、ムヒュルを一瞥する。
イ・バンジが生きているなら危険ではないですか?と、イ・スクポン。
備えなければ、このようにせよと、ハ・リュン。
ヨニを埋葬しようとしているパンジとプニ。
『すまないヨニ。その程度しか心を伝えることができなかった。愛している、一緒に生きよう。お前が必要だ。そう言うべきだった・・・』と、心のなかでつぶやくパンジ。
『オンニ、すごくごめんね。そして、ありがとう。安らかにオンニ』と、プニ。
『死んでないのを見るに、負けてはいないようだな?』と、パンウォン。
『プニ娘子が止めたせいで、勝負を見ることができませんでした』と、ムヒュル。
『プニ・・・』と、パンウォン。
『ヨニ娘子も、死んだそうです・・・気を付けられねばなりません。パンジが、正気ではないはずです』と、ムヒュル。
『そうだな、そうだろう』と、パンウォン。
ヨニを埋葬したのち、チョン・ドジョンの死体の場所をプニから聞き向かおうとするパンジ。
『オラビ、ほかの考えをしてはダメよ。どうか。他の考えが浮かぶようなら、私を思って、オラビ』と、プニ。
わかったと、パンジ。
イ・ジランとパングァに会いに行くパンウォン。
お前が、人の子なのか?お前の父親が、お前が成均館に通って賢くなったと、どれだけ嬉しがったか知っているか?三峰がお前の賞賛をすれば、父親が破顔して喜ばれた。なのに、最後まで世子をすると!三峰を殺し弟を殺す・・・と、イ・ジラン。
『叔父上は父上を説得なさって下さらねばなりません』と、パンウォン。
『なに?すぐに出て行け』と、イ・ジラン。
『もし、叔父上さえも説得することができず・・・』と、パンウォン。
『止めて出て行けと行ってるではないか!』と、イ・ジラン。
『父上が出兵命令を取り消しもされないで、チョン・ドジョンは罪人だ、こう布告されなければ、叔父上!どんなことが起きるかお分かりになりませんか?』と、パンウォン。
『ははは、どうして、その時は、私も殺すつもりか?』と、イ・ジラン。
『いいえ・・・その時は、その時は私は結局、父上を・・・』と、パンウォン。
胸ぐらをつかみ、『口を閉じろ!パンウォン!一言でもさらに吐けば、オレの手でお前の口を引き裂いてやる!』と、イ・ジラン。
『だから、叔父上、叔父上が、父上を説得なさらねばなりません』と、パンウォン。
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