巡軍府から出てくるムヒュル。これまでに起きた惨劇を思い出すも、『一手先だけ見よう』と心のなかでつぶやき、自分に言い聞かせる。
直後にプニに声をかけられる。
みんな死ぬかもしれない、武士様が・・・と、プニ。
『出来ないよ。理解するから。私はこの状況、全て理解する。政治、権力。こんなのじゃない、本来。娘子も実は理解してるじゃない。成均館(ソンギュングァン:성균관)もチョン・ドジョンが掌握して、泮村も同じだった。政治と権力が、それをそのまま置いておくことができる?理解してるじゃない!』と、ムヒュル。
『理解できないわ。私がそれを理解すればどうなるの?世の中のすべてが理解しても、泮村行首が泮村の人が全て死ぬことを、頭を垂れながら、「そういうこともあるる」このように理解することができるの?』と、プニ。
『私もよくわかりません。けれど、私は一手先だけを見ようと』と、ムヒュル。
『今が、まさにその一手先ではないの?』と、プニ。
ムヒュルが戻ると、ミョサンの居酒屋が荒らされていた。
ここから武器が出たことで、数十人の泮村民を連れて行ったパンウォンに関連していると、逆恨みしているのだ。
いつやめるんだ?と、ミョサン。
さっきのプニの言葉を思い出し、今なのかと思うムヒュル。
泮村の民について、パンウォンに話すムヒュル。
それをお前がどうして気にするのだ?と、パンウォン。
長い間共にした人達で情も入ってと、ムヒュル。
情、深く入ったさ、情で政治をしてみるか?良い国になるか?巡軍府の仕事だ、良いようにするだろと、パンウォン。
『大君ママ、故郷に行きたいです』と、ムヒュル。
『行って来い。そのかわり10日以内にこなければならない』と、パンウォン。
『いいえ、落郷したいのです。辛いです』と、ムヒュル。
『私も辛い。話しにならないことを言うな』と、パンウォン。
けれど内心では、恐れていた言葉を聞きうろたえていた。
仏教改革案の草案をイ・シンジョクに渡すハ・リュン。イ・シンジョクが実査をしていたということで校正してみよともいう。
パンウォンが三峰師匠の斥仏をそのままするというのか?と、疑問を持つイ・シンジョク。
そんなことを考えながら夜道を歩いていると、『令監』と、パンジから声をかけられる。
『生きていたのか?』と、イ・シンジョク。
場所を移して二人で話す。
チョン・ドジョンと同じ政治をパンウォンがしているのではないか?と、パンジ。
斥仏の上疏を見せる、イ・シンジョク。
これでいいと、パンジ。
何をしようとしているのだ?と、イ・シンジョク。
その後、ムミョンにこの上疏を渡すパンジ。
それにより、パンウォンがチョン・ドジョンの政治を踏襲していることがわかる。
ヨニャンはパンウォンを捨てる決断を下す。遼東征伐を防ぐことでパンウォンを使い切ったということで、パンウォンを亡き者にするための宴会を準備するようにと命ずる。
泮村の女の子が拷問で死んでしまう。民の嘆きを目の当たりにするパンウォン。
民たちはミョサンが自分達の富貴栄華のために民を犠牲にしたと、店を荒らしミョサンを暴行する。
戻ってきたムヒュルがそれに気づき怒る。オレたちが何を誤ったって!と。
誤った、私達が誤った。私でも誰かのせいでお前に何かあったら黙っていないと、女の子が拷問で死んだことを話すミョサン。
そして、去ろうと言って泣く。
そこにパンウォンがやってくる。
他の場所に家を用意するから泮村(パンチョン)から出ろと、パンウォン。
去りますと、ムヒュル。
どんな心情か大体分かるがと、パンウォン。
『私がどうして大君ママに従っているのか、覚えていますか?世の中の人達を微笑ませる政治。けれど大君ママ、誰が、今誰が笑ってますか?笑っている人を見ましたか?私が今大君ママのそばで、やりがいを感じているでしょうか?』と、ムヒュル。
『それなら去れ。気が変わる前に。それとあれ、ばあさんにあげろ』と言い、去っていくパンウォン。
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