病室の外で待っているシム・チョン。
そこにチヒョンがやってくる。
ホ・ジュンジェの家族?と、シム・チョン。
いや~、けれど、チュンジェの家族と言ってくれる人はチョンさんしかいないね、チュンジェと二人一緒に来たの?と、チヒョン。
その時も言ったけど、私はホ・ジュンジェと別れないわよと、シム・チョン。
わかったよ、ところで二人親しいようだね?結婚なさるので?と、チヒョン。
まだ、まあ、計画中よと、シム・チョン。
何を?と、チヒョン。
多くのことをと、シム・チョン。
あ~?と、チヒョン。
ところで家族は、互いに似てて温かくて甘いものなのに、ホ・ジュンジェとそちらはどうしたのと、シム・チョン。
そこにイルジュンがやってくる。
この方もホ・ジュンジェの家族?と、シム・チョン。
うちのチュンジェをご存じの方ですか?と、イルジュン。
実は・・・と、チヒョン。
チュンジェが出てくる。
久しぶりの親子の再会。
場所を移して話をする親子。
優しかった父が、病んでいる自分を置いてチヒョンたちと食事に行ったことなどを思い出すチュンジェ。
何をしていて顔を怪我したのだ?と、イルジュン。
今になってそれを気にされるので?と、チュンジェ。
それなら誰が家出して苦労しろと?よくやってるな・・・と、イルジュン。
家を出て行ったのでなく、父さんのそばから離れたのです、それに苦労は別にしませんでした、その家にいる時と比べれば、はるかに良かったですと、チュンジェ。
私が何をどうしたんだ?お前よりチヒョンをちょっと世話したこと?お前、息子というやつが父の気持ちをそんなにわからないのか?私が本当に、お前よりチヒョンが好きで、あの子を世話したようか? お前が息子だからこいつわざと!と、イルジュン。
放棄されたではないですか!母さんと私、それに私たちが共にしたその時間、すべて捨てられたではないですか!振り返りもしないで・・・そうして放棄して別の選択をされたのだから、放棄したものは未練を持たず忘れてくださいと、チュンジェ。
お前も生きてみれば分かるさ、人生というものは自分の思い通りにならない、私はもう老い、相続に対して整理するところだ、だからお前、早く家に戻って・・・と、イルジュン。
いいえ、何も受けしません、それが金でも、人生を生きていく方法でも、人を捨てる方法でもなんでも、父さんから何も受けたくないです、絡みたくないんです、会いたくないです、二度とと、チュンジェ。
こいつ・・・と、イルジュン。
それでも、ご健康で・・・と、チュンジェ。
去っていくチュンジェを追いかけようとするも、めまいを感じて動けないイルジュン。
帰りの車の中で何も話さないチュンジェ。
家。
お前も行きたければ行け、選択したらあきらめるなという言葉、すべてたわごとだ、そんなのどこにあるんだ?オレも、お前がいなかった時が、はるかに気楽で良かった!と、シム・チョンに告げるチュンジェ。
テレビで見たように冷やしタオルでチュンジェの看病するシム・チョン。
上がって行けと、チュンジェ。
言葉はそのように言っても、私がそばに居てあげたほうがいいでしょ?あんたがいくら諦めろと言っても、「イヤよ、諦めないわ」と、言ってあげたほうが良いでしょ?と、シム・チョン。
父との会話を思い出すチュンジェ。
イヤよ、私、諦めない、あんたがなんと言おうと、私は諦めずにあんたのそばにいるから、言いたい言葉が言えなくて怒らずに、そのまま言って、あんたがほんとうに言いたい言葉と、シム・チョン。
は~、そうだな、言えなかった、父さんに本当に言いたかった言葉、一つも言えなかった、家を出て来て、すごく辛かったって、父さんをとても憎んだけど、だけどオレを探すかと、一度も電話番号を変えずに待ってたのに、ついには電話一本もなくて、とても寂しかったって・・・
一人で検定試験を見て、一人で大学へ行って、一人で暮らしながら、会いたかったって、とても、会いたかったって・・・と、気持を吐露しながら号泣するチュンジェ。
大丈夫?と、シム・チョン。
ああ、さっきのそれ、それと、チュンジェ。
あんたが泣いたの?と、シム・チョン。
いや、泣いたというより、ただ若干の涙を見せたこと・・・とにかく、オレが寝る前に風邪薬を飲んでおいて、ちょっと正気じゃなかった、あえて、ナムドゥヒョンやテオに話する必要はないようだと、チュンジェ。
うん、私はうまく忘れ去るわ、心配しないで、ホ・ジュンジェ!と、シム・チョン。
そうか、それなら幸いでと、チュンジェ。
今後も私に熱心に話して、他人に言えない話、私が全て聞いて、忘れてあげる、懸命にと、シム・チョン。
本当にすべて忘れるのか?それならこれも忘れろと、チュンジェ。
そしてキスをする。
翌朝の朝ごはんは、シム・チョンの好きなパスタを作るチュンジェ。
朝からフルメイクのシム・チョン。
ただ、きれいでと言い、シム・チョンを撮影するテオ。
嫉妬したチュンジェは、マナーがないと言いつつ、自分のスマホに画像を転送したあとそれを消す。
シム・チョンを必要以上に意識しているチュンジェ。
どうしてこんなになんでもないんだ?オレだけぎこちない、オレだけ!
シアがやってくる。
あなたの知りたがるだけの物を持ってきたと言い、シム・チョンを意識してわざと離れて話をする。
朝鮮時代の家の跡地が発見され、それがタムニョンの本家だったというのだ。
朝鮮時代。
たった今のシアとチュンジェの会話を夢に見るタムニョン。
もう師走の半月まで19日が残った、何をしようか。何をしてこそ、夢の中のその私の存在を信じられようか?何をしてこそ・・・と、タムニョン。
何かを思いついたようだ。
現代。
タムニョンの家のあとから何かが発見される。
イルジュンの薬をすり替えるソヒ。
また、ナム部長の代わりを探そうかと言っている。
待ってみようと、イルジュン。
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