チムジルバン。
みなカップルや家族で来ているのに、自分だけが一人で寂しい気分のシム・チョン。
夜が明けて、スクチャ姐さんのところへ行くチュンジェ。
また会ったわねと、お姐さん。
もしかしてウチのチョンがここに来なかったですか?と、チュンジェ。
最も感銘深く読んだ小説は何?と、お姐さん。
え?と、チュンジェ。
私は、ロミオとジュリエット、私泣いたじゃない、シェークスピアがいたずらに巨匠じゃないのよねと、お姐さん。
見たのかって、チョン?と、チュンジェ。
ここにちょっとの間、座ってみてと、お姐さん。
世の中には多くのラブストーリーがあるわ、だけどその多くの愛の物語は、美辞麗句を引いて、あれこれ引いけば、たった一文が残るわ、なんだと思う?と、お姐さん。
なんなんだ?と、チュンジェ。
いるときに良くしろと、お姐さん。
あ~、くそ!!と、チュンジェ。
いるときに良くすれば去らないんだから!このように探しに来ることもなくて!万古の真理よ!と、お姐さん。
チョンに会えば、オレに必ず連絡しろと伝えて、必ずだよ!と言い去るチュンジェ。
また来るわね、また来るわ・・・と、お姐さん。
位置情報をチェックするチュンジェ。
けれど反応がない。
シム・チョンから盗んだものを分け合う女子高生。
その一人がスマホのスイッチを入れたことで位置をつかむチュンジェ。
すべて回収し、シム・チョンがいる場所を突き止める。
おじさん何よ!と、女子高生たち。
オレ?詐欺師、お前らこの様にしてたらオレのようになるぞ、あとで好きな人が、あんたは何をしてる人なの?と尋ねれば、みな嘘をつかなきゃならない、うそ、それでもいいのか?と言い去っていくチュンジェ。
チュンジェの悪い男ぶりにときめく女子高生たち。
シム・チョンの向いにはチヒョンがいた。
眠れなかった食欲が無いと言っているのに、ゆで卵を頭で割って一口で食べるシム・チョン。
どうにも心配で、今日は休みで来たんだと、チヒョン。
シム・チョンを見つけるチュンジェ。
チュンジェに気づき立ち上がるシム・チョン。
シム・チョンを抱き締め・・・お前ホントに、誰が家を出てこんなところにいろと言ったんだ?オレがどれだけ探したのかわかるか?ここはどのように知ってきたんだ?と、チュンジェ。
チヒョンさんが連れてきてくれたのと、シム・チョン。
お前がここにどうして?と、チュンジェ。
誤解せずに、昨日外で偶然会ったんだけど、チョンさんが家に帰りたくないと言ってと、チヒョン。
帰りたくない?お前そう言ったのか?と、チュンジェ。
ええ、そう言ったわと、シム・チョン。
お前(チヒョン)は先に行って、お前はどこか詰まったところに行って話をしようと、チュンジェ。
ホ・ジュンジェ、私はこの前買ったものをすべてお金に変えたわ、どうせ私はそれも必要ないから、あんたに戻してあげるわと、シム・チョン。
ああ、ちゃんと受け取ったと、チュンジェ。
どうなってるの?と、シム・チョン。
スマホもちょっとよく扱ってと、チュンジェ。
いや、だけど、それをどうしてあんたが?と、シム・チョン。
オレも悪いやつだけど、ここにはオレより悪いやつがより多いって、だからちょっと気をつけろって、お願いだからと、チュンジェ。
ご飯は?食べて?と、チュンジェ。
卵とシッケを食べたわと、シム・チョン。
更に食べたいものもなくて?と、チュンジェ。
無いわと、シム・チョン。
けれど、人魚語でトッポッキやスンデなどの食べたいものを列挙していた。
それを聞いておいて・・・食欲が無いんだな、オレはお前が来ると思って、家にカルビがあるんだけどと、チュンジェ。
(カルビはヤンニョムカルビなんだけど)と、シム・チョン。
ヤンニョムカルビでと、チュンジェ。
私は大丈夫と口では言うものの、(食べたい、ヤンニョムカルビ)と、シム・チョン。
それで、ほんとに帰らないのか?と、チュンジェ。
帰らないわと、シム・チョン。
ほんとに?と、チュンジェ。
うんと、シム・チョン。
どうして?と、チュンジェ。
(あんた詐欺師じゃない、人々を騙す悪いヤツじゃない、私も騙したじゃない、だけど、悪いやつのあんたに、どうして失望することが出来ないんだろう?私を騙すあんたを、どうして去れないんだろう?)と、シム・チョン。
家に来るのが嫌ならここにいろ、代わりにどこにも行かずここにいろ、挨拶もなく、さっと他のところへ行ってはダメだぞと、チュンジェ。
わかったわと、シム・チョン。
約束したぞ、え?じゃあオレは行くよ、行くって!と、チュンジェ。
行けって!と、シム・チョン。
出てすぐに聞き耳を立てるチュンジェ。
なんだ?行かないでホ・ジュンジェ!、こんなの言うかと思ったのに、どうしてこうも冷静なんだ?と、チュンジェ。
階段を降りると、チヒョンが待っていた。
チュンジェ、父さんが最近、体がちょっと良くないんだと、チヒョン。
それで?どうして?どこがどのようによくないんだ?と、チュンジェ。
白内障だというんだが、視力がとても弱くなられてと、チヒョン。
言ったじゃないか、お前がそばで懸命に孝行しろって、病院によくお連れして通えと、チュンジェ。
お前には初めからいた父さんだが、オレには初めてだった父さんだ、そうだ、お前の言うとおり、ニセの息子が本当の息子の役割をしたんだけど、オレは父さんがオレの父さんになってくれてありがたかった、それでいつもよく見せたくて、守って差し上げたいと、チヒョン。
そうだな、ありがたくしろよ、続けてよく見せて、必ず守って差し上げろ、オレの父さんがお前の父さんになられて、守れなくて失ったものがすごく多いんだと、チュンジェ。
ホン刑事と同僚は、1988年にマ・デヨンと同じ日にカン・ジヒョンという転入申告した同居人が居たことを調べ上げる。
マ・デヨンは孤児で家族関係がシンプルで、結婚もしていないと、ホン刑事。
初動捜査のときも出てこなかった名前だと、同僚。
そのカン・ジヒョンの婚姻関係を調べると、結婚を二回したが二回とも夫と死別していた。
更に聞き込みをすると、どちらとも失明が起因して死亡していた。
ホ・イルジュンの症状は一向に回復しない。
キム博士のところに行くというイルジュンだったが、電話して、薬を飲んでしっかり休むのがいいと言われたんだと、カン・ソヒ。
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