『何してる?』と、チェギョン。『兄さんを待ってたんだよ』と、フィギョン。『そうか、まあ、話があるのか?』と、チェギョン。『兄さん、ソンイのお母さんに会った?』と、フィギョン。
『ああ、父さんにおまえがお願いしたって。一人企画社を用意して欲しいって』と、チェギョン。『父さんは絶対ダメだって・・・』と、フィギョン。『オレの手ですることができることだ』と、チェギョン。
『うん、けれど、ソンイが嫌だって』と、フィギョン。『嫌だって?』と、チェギョン。『うん、なんの名分もなしに、誰かの助けを受けることをしない子で。実は、父さんに許しを得ても、ソンイにどう切り出すか悩みだったんだけど。とにかく、心配してくれてありがとう』と、フィギョン。
『けれど、もう一度話してみろよ。いや、オレがソンイに一度会ってみようか?』と、チェギョン。『いや、あいつ意固地だ。一度やらないというと、絶対しない』と、フィギョン。
『そうか、本人がそう言うなら、まあ』と、チェギョン。互いに笑みを浮かべるがぎこちない。『休んで』と言い、出て行くフィギョン。
ソンイの証言(続き)
『ハン・ユラさんが秘密裏に付き合ってた男性、わたしわかります。わたしが見たんです。二人が話すのを』と、ソンイ。『見たって?何を?』と、パク刑事。
船上のユラとチェギョンを覗き見たことを回想するソンイ。
『わたしを知ってる人たち、オッパを知ってる人たち、ことごとく来てるようだけど、わたしは出してびっくりする発表をするんだけど、その話を聞けばオッパも恐らく驚くはずよ』と、ユラ。
『ユラ』と、チェギョン。『ん?』と、ユラ。『おまえ、最近、うつ病はどうなんだ?』と、チェギョン。『わたしのうつ病はオッパ次第よ。この前らか薬もやめたわ』と、ユラ。
『オレがおまえを好きなのは知ってるだろ?健康管理、しっかりしろ』と、チェギョン。
(回想終わり)
『健康管理しっかりしろと言った・・・。二人の仲は良かったようですね?』と、メモし、ソンイに問うパク刑事。『まあ、そうでしょう。つきあう仲なのに』と、ソンイ。
『ハン・ユラがS&C後継者とつきあう仲だった・・・良い情報をありがとうございます。あ、ところで、チョン・ソンイさんは、ト・ミンジュンさんとどんな関係ですか?』と、パク刑事。
『さあ?わたしもわかりませんね。どんな関係なのか。もう、ちょっと、行ってくださいませんか?わたしはちょっと疲れているんです』と、ソンイ。
ハヌル精神病院
兄のスマホにあった番号に電話するフィギョン。電話先はハヌル(空)精神病院と名乗る。『もしかして、間者の中に、ヤン・ミンジュさんという方はいますか?』と、フィギョン。『そんな方はいらっしゃいません』と言い、直ぐに電話を切る病院スタッフ。
星から来たあなた 第12話4/6に続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
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