『パパはよく知りもしないのに・・・わたしは生きてみたから』と、ソンイ。『わたしが好きな人が、わたしを好きということが、それは簡単じゃないって。手にれることが奇跡ではなく、それが奇跡だって』と、ソンイの心の声。
それは、ミンジュンへのソンイの気持ちでもあり、フィギョンへのセミの気持ちでもある。ベッドに横たわるフィギョンを見つめていたセミは、病室を後にする。
寝付けないソンイ。
書斎にいるミンジュン。『2014年2月6日 地球での最後の一月の記録』と、日記帳に書く。
星から来たあなた 15番目の記録
パク刑事はミンジュンが消えたトリックを見破ろうとしてドアに体当りしている。もうやめてくださいと、ユ検事。秘密通路があるはずだと、パク刑事。今度は壁に体当りして跳ね返される。壁でもないと笑うしか無いパク刑事。
そこにおもむろにミンジュンが戻ってきて、どもってしまうパク刑事。『急ぎの用があったのでしょう?』と、パク刑事。『その時は申し訳ありませんでした。言えない話をしようと、再び来ました』と、ミンジュン。『はい、そうしてください』と、ユ検事。
『そうですが、前回と違う話になりそうです。信じられない話になるかと。録画ができない他の場所に、行ってもいいですか?』と、ミンジュン。『ど、どうしてですか?』と、パク刑事。まだ、どもりが治ってない。
ミンジュンの告白
『我々が何の話を聞いたんでしょうね?』と、パク刑事。ユ検事と二人してミンジュンの話を思い出す。
ミンジュンの話
『事件当日、わたしがクルーズに行ったことは事実です』と、ミンジュン。『それなら、同じ時間の建物のCCTVに映っていたのは?』と、パク刑事。『それは・・・わたしが空間移動をすることができるからです』と、ミンジュン。
思わず噴出すパク刑事。『この両班は公務員に冗談を言って!』と、ミンジュンの言を咎めるパク刑事。『続けてください』と、ユ検事。
『こんな話までするのは、わたしの存在を明らかにしてこそ、残りのわたしの話を信じてくださるかと考えてのことです。今まで真実を明らかにできなかった理由も、他人に言うことができないわたしの秘密のせいです。
その日クルーズに行って、ハン・ユラさんの事件の犯人がする話を聞きました。当時は何の話か正確にはわかりませんでしたが、のちに総合してみて、その事件に対する話です』と、ミンジュン。
『その人は誰ですか?』と、ユ検事。『S&C常務、イ・ジェギョンです』と、ミンジュン。『証拠がありますか?』と、ユ検事。USBを差し出すミンジュン。
『ハン・ユラさんが持っていたUSB内に二人が関連する動画がありました。けれど原本は複写防止のUSBで、これはその動画を新しく撮った資料です』と、ミンジュン。
『なにか、ハン・ユラが死ぬ決定的場面でも撮っているのですか?』と、パク刑事。
『それは違います。そうではあっても、二人が恋人の関係で、ハン・ユラがイ・ジェギョンの弱点を握り、結婚を強要したという事実に対する証拠になります。この資料をもとに、お二人が捜査してくださることを望みます。お二人がわたしを信じてくださるなら、今後一月間、わたしも最大限お手伝いします』と、ミンジュン。
『信じますか?空間移動。(思わず笑い)狂ってしまいそうだ・・・検事はなんでもないのですか?さっきはただ、黙ってお聞きになって』と、パク刑事。
『わたしもどこからどこまで信じていいかわかりませんが、一つだけ確かなのは、ト・ミンジュンは平凡な人間ではないという事実です』と、ユ検事。
『わたしがいま、巡っていることは、頭で「いや、いや」と言っていて、信じていることですよ。心で。いつのまにか。ト・ミンジュン、あの人間を。そのありえないやつを』と、パク刑事。
星から来たあなた 第15話2/6に続く
- 星から来たあなたOST Part1. My Destiny 린(Lyn)
- 星から来たあなたOST Part2. 星のように(ピョルチョロム:별처럼) K.will(케이윌)
- 星から来たあなたOST Part3. 星から来たあなた(ピョレソ オン クデ:별에서 온 그대) ユナ/ユンナ(윤하)
- 星から来たあなたOST Part4. アンニョン(안녕) ヒョリン(효린) Sistar
- 星から来たあなたOST Part5. I Love You JUST(저스트)
- 星から来たあなたOST Part6. 今日のような涙が(オヌルガットゥン ヌンムリ:오늘 같은 눈물이) ホ・ガク(허각)
文責:韓国ドラマあらすじ団
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