不滅の恋人コラム。
第17回は「直符使者(チョスンサジャ:저승사자)」です。
不滅の恋人(原題:大君・テグン-愛を描く:テグン-サランウル クリダ:대군 – 사랑을 그리다)特集ページ
不滅の恋人コラム17 直符使者(チョスンサジャ:저승사자)
「ウンソン、お前が私の直符使者(チョスンサジャ:저승사자)になったのか?」
賜薬(サヤク:사약)を前にしたヤンアン大君はイ・フィに向かってこのように言ってましたね。
NHKの放送を見ていないので確認ができていないのですが、「死神」と訳されたのではないでしょうか?
逆に、「死神」と訳された単語はオリジナル音声では、十中八九、直符使者(チョスンサジャ)かと思われます。
当サイトや姉妹サイトでは「直符使者(チョスンサジャ)」と表記していますが、実はこれは当て字です。
この漢字だと、本当はチクプサジャ(직부사자)なんです。
チョスンサジャのうち、閻魔大王の命を受けて直接死を知らせに行くのが直符使者なのですが、なんとなくニュアンスがわかりやすいように、チョスンサジャに対してこのような表記をすることにしました。
ちなみにチョスン(저승)があの世、イスン(이승)がこの世です。
対になって使われることもあるのでこの際覚えておきましょう。
ところで、世界一有名な使者がいますよね?
トッケビでイ・ドンウクが演じたのがまさに直符使者(チョスンサジャ)でした。
このドラマでは現代風の出で立ちですが、韓国人が一般的に連想するのは、昔ながらのカッ(笠)をかぶった黒装束の姿です。
例えばこんな感じ。
最近は現代劇で登場することも多いですね。
いずれにしても黒い服だと思っていれば間違いないです。
そういえば、日本でも「お迎えがくる」とは言いますよね。
だけど、韓国人のように具体的な迎えに来るもののビジュアルは連想しません。
国によって、時代によってそれぞれということですね。
文責:韓国ドラマあらすじ団
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