ハン・ソッキュ(한석규)、イ・ジェフン(이제훈)、キム・ユジョン(김유정)、パク・ウンビン(박은빈)主演のSBS月火ドラマ
秘密の扉-儀軌殺人事件(ピミルエ ムン ウィギサリンサッコン:비밀의 문-의궤살인사건)
の第1話第2話の視聴感想(あらすじ含む)です。
秘密の扉(ピミルエ ムン:비밀의 문)のキャスト(出演者)・登場人物紹介
秘密の扉 作品データ
- 韓国SBSで2014年9月22日から放送開始の月火ドラマ
- 脚本:ユン・ソンジュ(윤선주) 『韓半島』『大王世宗』
- 演出:キム・ヒョンシク(김형식) 『怪しい家政婦』『ファントム(幽霊)』
- あらすじ:強力な王権を指向した英祖と身分の貴賎がない「公平な世の中」を主に主張した思悼世子の父子の間の葛藤を扱ったドラマ
秘密の扉 第1話第2話視聴感想(あらすじ含む)
ついに始まりました。
第2話にして首位だった『夜警日誌』をあっさり抜いて1位となりました。『夜警日誌』の内容がもったりしてきているので、ピリッとした当ドラマに視聴者が流れているようです。
始まる前は『大王世宗』並の難易度だろうと高を括っていたのですが、予想外に難解でした。
視聴された方で歴史的な知識が少ない方は、まるっきり話がわからなかったのではないでしょうか?
また、イ・ビョンフン監督作品に比べると、単語の難易度も2・3倍といったところです。字幕がバンバン出たりするところを見ると、韓国人にも難解なのかもしれません。
あらすじは週末に別途起こしていきますのでご安心を。
さて、時代が朝鮮第21代英祖(ヨンジョ:영조)代ということでドラマ李祘(イ・サン:이산)と登場人物がかぶっています。
王室の面々はもとより、恵慶宮洪氏(ヘギョングン ホンシ:혜경궁 홍씨)の父・洪鳳漢(ホン・ボンハン:홍봉한)や、思悼世子(サドセジャ:사도세자)を輔弼する蔡済恭(チェ・ジェゴン:채제공)などは、イ・サンを視聴していれば周知の人物でしょう。
王室の面々、英祖や思悼世子・恵慶宮洪氏は、イ・サンに比べるとはるかにエッジの聞いた人物に仕上げられています。
特に、恵慶宮洪氏はかなりの政治的野心を持った冷酷な女性に仕上がっていますね。わかりやすく演出するためなのか、ちょっとやり過ぎ感があります。個人的にはもう少し抑えた演技が良い気がします。
ところで、恵慶宮という呼称。この時代にはまだ使用されていません。この宮号は、イ・サンが即位する際に母に与えたものです。
恵慶宮と呼ばれる前は恵嬪(ヘビン:혜빈)と呼ばれていましたが、これもまた、もう少し後のことです。
王についてもそうですが、遡って諡号を使って呼びます。けれどこれは、生前の名ではないことに留意して置かなければなりません。
トンイかと思った!
英祖の思悼世子に対する引け目が隠れている儀軌殺人事件を解き明かそうとしているのが、貸本業を営む少女ソ・ジダムです。
まるで、幼いころのトンイが宮中に入らずにそのまま町で成長したかのようなキャラクターです。町中を走り回り、水辺で死体をみつけるあたりの設定は、トンイへのオマージュと言えます。
もちろん演ずるのが同じキム・ユジョンだからより一層オマージュを感じるのですが、どうやらこれだけでは終わりそうにありません。きっと仵作人(オジャギン:오작인)としての素養も見せてくれることでしょう(笑)
ソ・ジダム周辺の描写は史実ではなくフィクションですが、ドラマの二大要素の一つであるサスペンスを担っているため目が離せませんね!
その他の設定
殺された睿真画師(イェジンファサ:예진화사:世子の肖像画を書く絵師)シン・フンボクは、申潤福(シン・ユンボク:신윤복)の一字違いです。
最初、シン・ユンボクとしか聞こえずに、「時代がずれてるんだけど・・・」と思いました。けれど、ただのリスニングミスでした(笑)
この時代は、英祖が蕩平策(タンピョンチェク:탕평책)を推進しており、与党だけが朝廷に入るのではなく、老・少・南が入り乱れて政権を運営していました。
もちろん最大派閥の老論(ノロン:노론)が、英祖が王位につく際にも後ろ盾になっていたこともあり最強でした。
一方の少論(ソロン:소론)は思悼世子(サドセジャ)との縁を深めており敵対していました。
南人(ナミン:남인)はというと、トンイで描かれたように、粛宗(スクチョン:숙종)の鉄槌を喰らい、二度と立ち直れない状況に置かれ、ほそぼそと延命していた状況です。
この辺りの政治的な関係も抑えておくと、ドラマを試聴するのに役に立つと思うので、キャラクターを頭のなかで色分けしてみてください。
文責:韓国ドラマあらすじ団
コメント
わくわくで視聴し始めました!ほんと難解、ハンソッキュの迫力、イジェフンの時代劇姿に見とれ(正直ファッション王で魅力感じなかったものでこうじゃなきゃって)、脇の豪華顔ぶれにもわお!と思ってるうちに、1話終わってしまいました(笑)なるほど ユジョンはトンイへのオマージュなんですね。シンフンボクも肖像画書いてるし、風の絵師がちらついて、思わず名前を確認、ユンボクとフンボク、大混乱!結局2度視は英語字幕でやっと大筋をつかみました。ただニュアンスがいまいち?なので、UPお待ちして3度視します。2話でも感じましたが 衣装をはじめ豪華だけど全体の色調が抑えられ、センスある照明で美しい映像ですね。まだまだ魅力ある出演者が控えてるようだし、楽しみ~。イサン、成均館などなど派閥の力関係、側近たち総復習しながらお待ちしてますので、どうぞよろしく。