刑の執行。
トリは最後までポンサムに扮しきり、絞首刑を受けて絶命する。
号泣するナム・ソニュ(ソンドル)。
トリが死んだことにして、ポンサムを牢から出すケットンとナム・ソニュ。
けれど、ミン・ヨンイクの手下が、トリの方の死体を確認しており、官吏を買収しての入れ替わりはすべてバレていた。
都承旨(トスンジ:도승지)令監の選択は2つだけだ、全ては自分が仕組んだことだから、自分を活かすか殺すかしろと、ケットン。
翌日になって目が覚めたポンサムはとある屋敷に寝かされていた。外に出てみても誰もいない。ようやくケットンに知らされたマンチたちが駆けつける。
トリが居ないことに気付くポンサム。馬房にいるのだろ?と訪ねても、誰も答えない。ここでようやくトリが死んだことに気づく。
『だめだ、だめだ、だめだ・・・いや、チェ・ドリ ヒョン、チェ・ドリ ヒョン・・・』
童蒙廳(トンモンチョン)へ行き、トリとの思い出を懐かしみながら涙する。
足を引きずっていたトリに、そこではしっかり歩けと、別れを告げるポンサム。
15年後。日韓両国の旗が掲げられている海東商会。皆、サントゥを落とし、近代的な出で立ちになっている。
インチョンとソウルを結ぶ京仁線について話している。そのためにノリャンジンの土地を取得したいのだが、持ち主がわからない。そこに、持ち主が分かったとの報が入る。
行ってみると、その主人はケットンだった。彼女はきらびやかな服を脱ぎ、医療奉仕をする日々を送っていた。
中殿から下賜された土地は全て処分したつもりだったが、ノリャンジンの土地が残っていたようだ。
その金でポンサムを助け4人復権させたのは知っている、多くの歳月が流れた、これほどなら罪価を十分に払ったのではないか?ノリャンジンの土地を私に売って、都城内で楽に過ごせと、ナム・ソニュ(ソンドル)。
過ぎし日に世話してもらったので、必要ならそのまま持って行ってと、ケットン。
それはダメだと言って誰かがやってくる。ポンサムだった。
これはいつぶりだろうか?チョン客主、もう先生と呼ばねばならないか?と、笑うナム・ソニュ。
呼びたいように呼んでくれと、ポンサム。また、ケットンにも久しぶりと告げ、京畿府でユン・ヘジュという名前を見てまさかと思ったがお前だった、元気だったか?とも言う。
ナム・ソニュは線路の通る場所の買収を自分に先んじポンサムが行っていたことに気づく。
線路の開通により便利に成ることを主張するナム・ソニュに、まだ時ではないと主張するポンサム。
時代と大勢を阻むのか?と、ナム・ソニュ。
今線路ができれば同輩たちはどうなる?と、ポンサム。そして、世界や強国と商売できるよう、彼らのために時間を少し稼ぎたいだけだとも。
褓負庁が閉鎖されたのが15年前だ、今まで再建できないのなら、いつになったら受け入れることができるんだ?と、ナム・ソニュ。
ソンドル、オレたちが各自顔を見ず別れた間、すごく遠いところへ立っているのだなと、ポンサム。
出て行くナム・ソニュ。
こうしてここに一人過ごしていたのか?と、ポンサム。
世の中の人が知らないところで、静かに過ごしたかったのですと、ケットン。
咳き込むケットンを気にして水を飲ませるポンサム。
毎年冬を越せないと思いつつまだ生きていると、ケットン。
願いがあると、土地を自分に売らなくても、海東商会にだけは渡さないでくれたらいいと、ポンサム。
ユスを一度見ることはできますか?あの子がどう育ったのか、一度見てみたいのですと、ケットン。
そなた、それをわかっているか?今の顔、とても幸せそうに見えるということ、初めて会ったときのようにと、ポンサム。
ユスとウォリとともに食卓を囲むケットン。お父さんにすごく似ているとも。
他の方たちは母さんに似ていると言っていると、ユス。
ポンサムが馬房でやっている学校の増築のために土地を寄付したいと、証書をウォリに渡すケットン。
自分がチョル(礼)をするとユス。
ダメよユス、私はあなたからチョルを受ける資格のない者なのと、ケットン。
ケットンを残し去っていくポンサムたち。
見送るケットン。
『私の人生で私のすべてのことを支え思慕させてくれて、本当にありがとうございます。気をつけてお帰りください。チョン・ボンサム、あなたを、私の過ぎし日々を、この胸の中に埋めます』
京仁線鉄道起工式。やってこないナム・ソニュを待っているミン・ヨンイクたち。
ナム・ソニュは元の仲間マッポとパンデに、悪徳商人呼ばわれされ銃で撃たれる。
不幸なのか幸いなのか一命を取り留めるナム・ソニュ。
学校で褓負商(ポブサン:보부상)について教えるポンサム。お前たちが誰なのかを知る時間を設けたと。
鉄道によって褓負商はすべてなくなるのでしょう?と、生徒。
新しい時代が開くが、お前たちが褓負商の後裔だということは変わりないと、ポンサム。また、父が清の国境で沈香を買ったエピソードを話し、永く続く精神の大切さを伝える。
さらに、千年続く褓負商の助けあいと融通の精神を説き、父から教えられた褓負商の戒律を唱和する。
町が一望できる丘へ生徒たちを誘うポンサム。
褓負商が出発の際に発する言葉だと言って、皆で唱和し走りだす。
『行こう!行こう!エファジャ(愛花子?)、飛んでいこう!』
商売の神 – 客主2015 おしまい
文責:韓国ドラマあらすじ団
コメント
あらすじ団様へ
お忙しい中、最後まであらすじアップして下さって。。。
ただただ感謝です。ほんとうに助かりました。
ありがとうございます。
チャンヒョクさんの次回作はどうやら中国ドラマのようです。
どういたしまして!
今度は中国モノですか~。そうすると完全吹き替えですね。
ちょっと残念です。
しかも検閲があるので放送はすぐにはならないでしょうね。