ハ・ジウォン(하지원)、チュ・ジンモ(주진모)、チ・チャンウク(지창욱)主演の韓国ドラマ
奇皇后(キ・ファンフ:기황후:きこうごう)の第33話感想&あらすじ後半です。
あらすじは韓国での放送時のものです。
奇皇后あらすじ
下山
コルタたちがタファンとスンニャンを見つける。スンニャンはタファンが毒矢に射られたことを伝える。
ワン・ユは深手を追っていたがまだ歩けると言い、自分よりもスンニャンが無事かどうかわからないなと、彼女の身を案ずる。複雑な表情のヨンビス。部下たちはスンニャンよりも自分の身を案じてくれという。
その頃、ヨム・ビョンスは、『有口無言』であり弁明の余地がないことをヨンチョルに詫びていた。そこにタファンとスンニャンが降りてきたため、ヨム・ビョンスらは包囲を始める。
抱きかかえられているタファンを見てどこかが悪いのかと問い、楽なところにお連れするというヨンチョル。もちろんそれは殺すという意味だ。けれどそこにペガンがやって来る。
ペガンとヨンチョルの間でどちらがタファンを連れて行くかの悶着があったものの、ペガンが一歩も引かなかった上に、謀反を起こすつもりかとスンニャンに指摘されたため、やむを得ずに引き下がるヨンチョル。
『むしろ殺せば・・・』と言うタンギセを殴るヨンチョル。謀反を起こしたことを天下にしらしめることは、不利益こそあれ利益はないためだ。コプソルの死体などの証拠を消すように命令するヨンチョル。
口移し
皇太后が甲斐甲斐しく看病しても、薬さえも飲めない状態のタファン。スンニャンも臥せっていてようやく起き上がる。タファンの毒を吸ったためだった。そのことを思い出しタファンを心配するスンニャン。
大殿へ行く途中、ワン・ユと出くわすスンニャン。大丞相のところへ行くと聞き、大丞相は謀反の疑いを受けているため十分に注意すべきだという。
自分たちは互いに互いの道を進もうといったのではなかったかと答えるワン・ユ。関心でも心配でも、自分に関わることは遠慮するとも言う。
目を見開くスンニャン。目配せしあうパン・シヌとパク・ブラ。パク・ブラはスンニャンに対し、二度とワン・ユと関わるなという。
出血するワン・ユ。けれど、スンニャンが見ているから、なにもないふりをしろと部下にいう。
スンニャンは自分が看病すると言い皇太后と代わる。自分のせいで傷ついたため、必ず目覚めさせると。皇太后は行省主を動員して今度こそ謀反の罪に問うつもりだ。コプソル対策として、ぺガンの配下の兵も待機している。
タファンを心配し目に涙を浮かべながら、口移しで湯薬を飲ませるスンニャン。
ワン・ユの仮面
ヨンチョルは目撃者が必要だということで、ワン・ユに証言を頼む。それはダメだというタナシルリ。けれどなぜだか自分が見た真実を話すことはできない。
ワン・ユはこの件をどうするつもりかと問う。証拠をすべてなくして済めば上策、自分の手足のいずれかを切って済めば中策、槍と剣を使わなければならないなら下策だと答えるヨンチョル。
行省主たちの兵に対抗するのは難しいというワン・ユに、遠くの青龍偃月刀よりも顎の下の短剣のほうが恐ろしいと例え、自分には都城守備隊が有ると答える。
この計画を考えると、ヨンチョルを謀反で断罪するのは難しいと判断するワン・ユ。この話をペガンに伝えよとパン・シヌに命ずる。
そこで出てきたタナシルリと鉢合わせ、席を移して話すワン・ユ。自分が一言言えば、あなたの凶暴な仮面を剥ぐことができると、タナシルリ。ではなぜしないのかと、ワン・ユ。
錯覚するな、今はまだ言わないだけだと、タナシルリ。それなら今から言いに行けばいいと言うワン・ユ。まだスンニャンに恋情が残っているのかと、タナシルリ。
自分にとっては恋情ではなく道理だ。あなたは知らない。自分がタンギセに矢で射られ死線を彷徨った時に、部下だったスンニャンがどのように自分を助けてくれたのかをと、ワン・ユ。また、これで借りを返したので、もう関係のない人だとも言う。
それを信じろというのかとタナシルリ。信じようが信じまいが自分の所信を明らかにしただけだ、皇后陛下もそうすればいいと、ワン・ユ。自分の父をたすけなければ、奇才人が死ぬ際にあなたも死ぬことになると、タナシルリ。
偽証
タンギセはヨム・ビョンスたちに単独犯だということにしろという。それが自分たち家門とお前たちが生きる道だと。謀反はワン・ユの証言で避ける事ができるし、そうでなければ助けることもできると。従うというヨム・ビョンス。
大明殿に皆が集まり、皇太后が口火を切る。しらを切るヨンチョルは誰が陛下と才人を殺そうとしたのかと逆に問う。コプソルだと答えるスンニャン。オ才人もそうだという。
それではその中に自分はいたか?そうでなければ息子たちがいたのかと問うヨンチョル。ただコプソルだけであり、それ故、首謀者を捕まえたと、ヨム・ビョンスらを引っ張ってくる。
すべてのことは自分が仕組んだことで、自分が狙ったのは奇才人だけだ、陛下はその中で犠牲となったのだというヨム・ビョンス。さらに、奇才人は貢女としてここに連れてきた自分を恨んでいるので、先に仕掛けたのだという。
ウソを付くなと、スンニャン。行省主たちも謀反人の口を閉じさせ真相を究明しなければならないと、皇太后に申し出る。その言に同意し、その言い分が確かかどうか調べるという皇太后。
そこでタンギセが口を開き、二人はワン・ユの部下だったので、尋ねてみれば真相がわかるという。『一寸の偽りもない事実です』と、ワン・ユ。騒然とする大明殿内。スンニャンは涙を浮かべるとともにいぶかしがる。
同時刻、ようやくタファンが目覚める。そしてスンニャンがどこにいるのかと尋ねる。
これで全て解決したと、ヨンチョル。けれど、タナシルリはまだ終わってないと言い、陛下を守れなかった罪を奇才人と護衛宦官に問うと言い出す。そして、皇室の法度を守れと皇太后に告げ、できないのならば自分がやるとも言う。
こうしてスンニャンは連行されていく。ほくそ笑むヨンチョル父娘。スンニャンはワン・ユの前に立ち止まり、涙を浮かべて睨みつける。
奇皇后 第34話前半へと続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
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