ユン・ウネ(윤은혜)、イ・ドンゴン(이동건)、チョン・ヨンファ(정용화)、ハン・チェア(한채아)主演の韓国ドラマ
未来の選択(ミレエ ソンテク:미래의 선택)
最終回(第16話)あらすじ(ネタバレ含む)後半です。
未来の選択 キャスト・登場人物(1・2話あらすじも韓国ドラマランキング内)
左から役名で、パク・セジュ、ナ・ミレ、キム・シン、ソ・ユギョン。
あらすじ
パンドラの箱の中の希望
ミレがおばさんミレのためにすると言ったことは、キム・シンが放送した内容を番組にして取り上げることだった。まずは兄ナ・ジュヒョンに、明日の番組でできないかと相談するが、みんなを殺すつもりか、どんなに危険なことかわかるかと一蹴される。
けれど、少しでも世界を変えることができるじゃない、『パンドラの箱』の希望を探すことよと、食い下がるミレ。結局ナ・ジュヒョンは折れる。
続いてミレはヒョナとユギョンに協力を仰ぐ。ヒョナは快諾する。続いてユギョンも、画面に出るにもかかわらず、自分のキャリアには自分で責任を持つと快諾する。そして、女性陣の圧力により、男性陣も最初は渋っていたが協力することになる。
キム・シンは多額の違約金も払う上に、今後どの放送局でも仕事ができない。彼の正しさを救うためにも、『パンドラの箱』で希望を見せなければならないとの説得だった。
けれどセジュは、ミレの提案を却下する。テグクグループはYBS最大の広告主であり、その広告費によって給料や制作費も出ているからだ。
キムアナのためかと問うセジュ。そうではなくて自分がやらなければならないことだ、セジュも同じ思いだと思っていたというミレ。ミランダとは違うからと。
キム・シンが出社する。後輩記者たちは、キム・シンが追い詰められたことを謝罪し、先輩に恥じないように頑張るという。これからも見ているぞというキム・シン。
セジュは決断し、ナ・ジュヒョンに連絡する。やってくださいと。そして、『パンドラの箱』で大々的にピックアップして、テグ区グループの加湿器を取り上げるとともに、正しいことを伝えるアンカーを守らなければならないとぶちまける。
この放送により、キム・シン擁護の機運がいたるところで一気に高まり、署名活動まで行われる。
当然、ミランダは怒り心頭だ。広告主を逆なでする行為を行ったから当然だ。けれどセジュは、グループ内で不祥事が起きた時にはどうするんだ?社員に対して恥ずかしい経営はしたくないという。
ミレの仕業か?女に揺さぶられる情けない奴め、キム・シンはこうなると思っていたというミランダ。セジュは辞表を置いて出て行く。
その後、ユギョンに会うセジュ。ユギョンにはMCの能力があると、MCになることを勧める。けれど、国費留学が決まったからというユギョン。
『もしも、ミレさんではなく、私に先に会っていたら、わたしを好きになっていた?』と、ユギョン。『おそらく、きっと』と、セジュ。
ミランダがミレを呼ぶ。単刀直入に別れろという。ミレは、少し前までは結婚しろと言っていたのでは?と反論する。セジュの辞表を見せるミランダに対し、それは、セジュが決めたことだという。
ミランダは、キム・シンを放送業界に絶対に復帰させないという。そんなことを言われても、セジュとは別れないというミレ。『会長、人の心は、金や力では動かないと考えます』と言い退出するミレ。
リング
ミレはセジュを家に招待する。新婚夫婦みたいだというセジュ。もう一度留学して勉強したいというセジュ。今までは祖母に言われるがままだったけど、自分がしたかったこと、自分が作りたい放送について学びたいという。
そして、『ミレさん、一緒に行けますか?』というセジュ。『ごめんなさい。わたし、これ以上セジュさんのそばに居てはダメなようです』と、答えるミレ。
どういう意味かと問うセジュ。すべてを持っているセジュにしてあげられるものがないから、自分を憎んでしまいそう。あげられるものができるようになりたい。けれど、それには時間が掛かるから待ってくれとは言わない。あなたにもっといい縁が訪れるかもしれないからと、ミレ。
そして、指輪を外し返そうとする。後に気持ちが変わらなければまたくれという。セジュはそのまま持っていてくれという。そして、バックハグする。
未来へ
衰弱のためにタイムスリップで命を落とす危険があるにも関わらず、未来に帰るというおばさんミレ。ナ・ジュヒョンが自分と一緒にいればいいというが、どうせ死んでしまうからというおばさんミレ。死んでしまうとしてもキム・シンのそばがいいし、まだ謝ってもないからという。
タイムマシンの前。ナ・ジュヒョンはおばさんミレとハグをする。『気をつけて。可愛いオレの妹。来てくれて気が狂いそうなほどにありがたかった』と、ナ・ジュヒョン。『結婚は、ミレが許す相手としてよ。女は女がよく分かるわ』と、おばさんミレ。『最後まで小言だな』と、出発を促すナ・ジュヒョン。
『おばさん』と、ミレ。おばさんミレは自分のように過去に来なければならないような苦労はせずに、しっかりと生きなさいという。『来てくれてありがとう。わたしをしっかりした子にしてくれてありがとう、おばさん』と、ミレ。
そして、『パンドラの箱の鍵』を渡す。門の横に埋めておくから、無事に帰って開けてみてというミレ。何を入れておくのかと問うおばさんミレ。わからないというミレ。
『過去は変えることはできないけど、今は全て変えられるじゃない』と、続ける。『さよなら、おばさん』と、ミレ。『行くわ』と、ミレ。ふたりとも大粒の涙だった。
帰路
キム・シンが荷物をまとめNTNを出てくる。玄関前には応援者が必ず復帰してくれと駆けつけていた。そして、ミレも。
公園を歩く二人。おばさんミレの言うとおりになって、気分はどうかと問うミレ。応援者もいるし悪く無いという。それならわたしがそばに居なくてもいいわねと、ミレ。
つづけて、おばさんミレのキム・シンはまだ生きていて、会いに帰ったというミレ。良かったなというキム・シン。けれど、自分は10億の借金を抱える人とは会わないというミレ。すべて返したら会うのかと問うキム・シン。
『さあ』と、曖昧な返事をするミレ。続けて、もう、未来について悩むことはしないという。まだ来ないことのために今を決定するなんてしないと。
『そうだな、お前の言うとおりのようだ。大きくなったな、ミレ』と、ミレの頭を撫でるキム・シン。そして、別々の方向に歩み出す。
3年後
3年後。ユギョンは番組MCになっていた。ミレは放送作家でもありベストセラー作家にもなり、彼女の番組に出演する。クリスマスイブの今日、新刊が出るという。
セジュが留学から帰ってくる。ナ・ジュヒョンは結婚して子供まで設けている。今度は北極だと嘆く身重の妻。
ヒョナは放送作家の講師になっていた。ダメな生徒のレポートを見て、ミレを思い出すと話し始める。彼女の夫は弁護士で、キム・シンの弁護をして、NTNからも勝利を勝ち得たようだ。
キム・シンはネットニュースのアンカーとして、成功も収めている。食事に誘われるが今日は用事があるというキム・シン。
ミレは書店で自分の新刊を入手する。タイトルは『未来の選択』だ。その書店に少し遅れてキム・シンもやってくる。更に少し遅れてセジュもやってくる。けれどすれ違って会うことはない。
『クリスマスになったら、人々は奇跡を夢見る。去った友人がまた戻って来て、しばらく連絡のなかった恋人にうれしい電話がかかってくるという。この世のすべての奇跡が起きるというにはいかないけど、クリスマスがそんな奇跡をいつも持って来るというわけではないけれど・・・今年は一番幸せなクリスマスになることを』
ミレが再び回転ドアをくぐると・・・
おばさんミレは未来に戻って庭を掘り起こし、パンドラの箱を開ける。ミレとミレの息子の写真がいくつも入っていた。おばさんミレの手を握る男性・・・。
総理と私につづく。
文責:韓国ドラマあらすじ団
コメント