第7話
崖から飛び降りるホン・ギルドン。
なんとか生きながらえたものの、自分が気絶している間に、水を汲みに行ったオリニがいなくなってしまう。
手首には、オリニの手首と結んでいた帯が半分だけ残っていた。
矢が刺さったままオリニを探すキルドン。
オリニと同じ年格好の妓女(キニョ:기녀)見習いの少女を追いかけていき、そこで殴られる。
偶然にも殴ったのはカリョンで、張緑水(チャン・ノクス:장녹수:妓女名コンファ)もそこにいた。
医員の見立てでは死に行く途中ということだったが、一時もしたら立ち上がる。
けれど、記憶がコンファたちと最初に会ったときのままだ。
そして、再び倒れてしまう。
キルドンたちを探し彷徨うキルヒョン。
小屋を見つけて入ってみると、そこには老齢の両班がいた。
けれど、彼は死んでいた。
これが話しになるのか?と、キルドンの回復に驚く医員。
キルドンはコンファと会って以降の記憶を失っていた。
けれど、何か胸に使えるような感情があり涙が出る。
トラに魂を盗まれたんだと、カリョン。
赤子将帥(アギチャンス:아기장수)についてコンファに語る荷物運び。
生き残るのも難しい存在だが、生き残れば世の中をひっくり返す歴史になると。
自分に刺さっていた矢がどこから出てきたのか探しに行くキルドン。
その過程で、猟師の手伝いもすることに。
キルドンを鼓手に任命するコンファ。
宴席でぞんざいな扱いを受けるコンファ。
機転を利かせて相手の両班を楽しませるキルドン。
また、自分を卑下するコンファに芸人(芸術家の意)ではないかと話す。
風流を知っているのかと問うカリョン。
知っていると、八道の名所について話すキルドン。
その中の、鴨緑江の青い水が緑水(ノクス)だと話したキルドンの言葉に反応するコンファ。
カリョンに対して、不細工だからお前には踊りを教えないという行首(ヘンス)。
ここで一番きれいだと、フォローするキルドン。
その後、茶畑で、具体的にどの部分が?と、尋ねるカリョン。
無視して先に進むキルドン。
そして、歌を歌い始める。
それに返歌で応じるコンファ。
まさに風流だ。
そこに、お母さんとコンファを呼ぶ子が現れる。
自分には母親の心がないと、金だけ渡すようにするコンファ。
その子に金の無心をさせる男のせいで、コンファはあちこち妓房(キバン:기방)を移動していたのだ。
キルドンに自分の生い立ちを語るコンファ。
母が官妓で、県監が変わるたびに夫としていたこと、ある60を越えた県監は母ではなく自分を所望し、母に手を引かれ相手をしに行ったこと、母にそうさせた者たちが到底許せなかった、だから力が必要だった、けれどもう自分は心がない怪物になったと。
涙するのを見るに、怪物にはなれないな、初めて会った日に言った、再び合えば縁を結ぶと・・・そう言って、コンファに口づけするキルドン。
キルドンに焼いた墨を当てる荷物運びの男。
赤子将帥ならすぐにやけどが回復するはずで、それを確かめるためだった。
夜になり、風呂を覗き、火傷が治ってないことを確認する男。
その後、男はキルドンに何かを質問する。
成宗(ソンジョン:성종)の升遐(スンハ:승하)直前。
孔子も孟子も疑ったことがないという父王に・・・それなら、嫉妬した夫人を追い出して殺したのも、その孔子の意思なのですか?父上、私が知らぬとでもお思いでしたか?私の父が私の母を殺したことを!本当に知らないとお思いだったのですか?私は廃妃尹氏(ペビ ユンシ:폐비 윤씨)の息子です!と、燕山君(ヨンサングン:연산군)。
獲った獲物を横取りしようとするとある猟師。
その猟師を取り押さえるキルドン。
その時、矢に射られた状態で山中を彷徨い、その男に会ったことなど、忘れていた記憶を思い出す。
小屋に閉じ込められているオリニの前に誰かが現れる。
思いがけず両班の族譜を手に入れることになるキルヒョン。
オム・ジャチに匿われているアモゲ。
死んでいなかった。
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