イ・ミンホ(이민호)とパク・シネ(박신혜)が主演する水木ドラマ・相続者たちのあらすじ(ネタばれ含む)第11話2/5です。
原題:王冠をかぶろうとする者、その重さに耐えろ 相続者たち
(ワングァヌル スリョヌンジャ、ク ムゲルル キョンドョラ サンソクジャドゥル:왕관을 쓰려는자, 그 무게를 견뎌라 – 상속자들)
ヨンドの復讐
ウンサンがテントに帰ると、イェソルたちがうわさ話をしていた。ヨンドと一緒にいたのを確かに見た、あちこちに揺らいでいるのだ、埋葬してやると。
落ち込むウンサンの後ろからヨンドがやって来て、ウンサンのパーカーのフードを頭にかぶせる。驚くウンサン。『聞くな。傷つくこともせず。ちょっとどいてろ』と、ヨンド。
そして、女子たちの靴をおもむろにつかみ、ゴミ捨て場に捨てる。『何してるのよ』と、ウンサン。『復讐。お前の代わりに』と、ヨンド。『アナタがよくわからないわ』と、ウンサン。『オレも同じ思いだ』と、ヨンド。
『あの子たちが知れば、困難(な立場)になるのはわたしよ』と、ウンサン。『心配するな。おまえがどうしてキム・タンの家に住んでるのかよりも、説明するのは簡単だから』と、ヨンド。
『ミョンスが見たのは確かじゃないか。オレが見たとき(も)、おまえはあの家に住んでる。もちろん、推理にすぎないから、そうこわばらず。そして、オレがどんな質問をしても答えもせず』と、ヨンド。
『どういうこと?』と、ウンサン。『オレの質問に答えるなって!お前が答えをくれたら、これ以上噛み付くことができないじゃないか』と、ヨンド。
さらに、『おまえがお前の口で社会配慮者ということを吹聴すると、オレたちの会話のネタがひとつ減って、すごく残念なんだ』と、ヨンド。『あなたにとって、そんなことが対話なの?』と、ウンサン。
『こんなんじゃなくて、本当の対話をする気があるか?オレと・・・ほら見ろ、どうせお前は答えない、この質問に。いったいどうして、お前はキム・タンの家に住んでるのか。あの家に住んでいる場合は大方5つだけだ』と、ヨンド。
『1.あの家の娘、2.あの家の嫁、3.あの家の親戚、4.住み込み家政婦、5.住み込み家庭教師。けれどお前は全部違うじゃないか。一体何なのか?おまえ』と、ヨンド。
『そして、これだけは答えろ。おまえ、本当にキム・タンを好きなのか?』と、ヨンド。『ええ』と、ウンサン。『そうなのか・・・靴に触れるなよ。触れたら復讐するぞ』と、ヨンド。
トンウクv.s.エスト
ラヘルにチャニョンから電話がかかる。ラヘルはそこで寝る気分じゃないからホテルで寝るという。父兄に連絡するというチャニョン。結局、教官からエストに連絡が入り、そうしてくれと答えるエスト。
エストはナイトクラブにいた。ホステスの肩を抱くトンウクもいる。『男のビジネスだ。誤解するな』と、トンウク。『わたしは家で遊ぶ女ね』と、エスト。
どうして各社から記事が出るんだ、まだ早いとエスト。他のことで記事にしてくれと頼んだことがあって、そのお返しだとトンウク。『どうして了承の一言もなくこうなの?』と、エスト。株が上がるから、借金を返す人には教えたほうがいいぞと、トンウク。わたしも必要だという考えが耳に入らないの?と、エスト。
処理するべきことを処理するから、記事が出るのを少し遅らせろとエスト。振り返るとイェソルの母がいた。どうしてここにと思うエスト。トンウクは『パン・マダム』と呼んでいる。イェソルが靴が捨てられた件で、『捕まえたら殺すは、ホント』と電話をしている。
タンのプレゼント
『出てこい、厚手の服を来て』と、ウンサンのところにタンがやって来る。散策する二人。『どこに行くの?』と、ウンサン。『ぶるっとするほど真っ暗なところ。ついて来い』と、タン。行くと素敵なところだった。
『こんなのいつ準備したの?』と、ウンサン。『何を考えてんだ?元々あるんだここに』と、タン。『あぁ・・・』と、ウンサン。『電話、どうして?したのに。電話したのに切れたじゃないか。さっきオレが到着する前に・・・。厚手のものを着ろって!』と、タン。その間に自分のコートをウンサンに着せ椅子に座らせる。
『どうして、したんだ?電話』と、タン。『あなたはどうしてまた来たの?』と、ウンサン。『どうして来たのかって?会いたいから来たんだろ。入って二人とも暖かく眠るか?それとも、ここで寒く寝る?二つに一つ選べ。行くというのはない。オレ、今日は見送らないぞ』と、タン。
笑みを浮かべるウンサン。『どうして笑う?』と、タン。『嬉しくて。神の恵みね』と、ウンサン。『ほんとか?』と、タン。『うん、わたしを見送らないで、行かないわ』と、ウンサン。
『さっきオレが怒ったのは・・・』と、タン。『さっき、電話がどうしてかというと、さっきは、とても多くの理由があるんだけど、今考えてみると、アナタに会いたかったようね。とてもすごく・・・』と、ウンサン。そして、隣に座るように促す。
『もしかして、あいつらにいじめられたのか?ひどく?』と、タン。『どうして?わたし、自制心が無いようにみえる?』と、ウンサン。『ああ』と、タン。
『家から遠くに来て、夜で、アナタが来て。だから、夢に逃げる途中。たった一日だけの真夏の夜の夢』と、ウンサン。つづけて、『わたしこういうことがしてみたかった』と、タンの肩に頭をもたげる。
『おもったより不便だね』と、ウンサン。『おまえが本当に頭をもたげさせないからだ、マヌケ。心をもたれさせろ』と、離れようとするウンサンの頭を押さえるタン。
夜空を見上げるウンサン。星がすごいとう言う。『取ってくれと言うなよ。オレは星は取れないから』と、タン。『何よ、星も取れないなんて。チャニョンはポナに・・・』と、ウンサンが言うと、『どんなのだ?左から2番目?右側の一番大きいの?』と、必死なタン。微笑むウンサン。
『ここはまさに、「13日の金曜日」の雰囲気ね』と、ウンサン。『ほんと、まったく。おまえ、どうしていつもメロからホラーに行く?一体、恐怖映画はどうして好きなんだ?』と、タン。
『悲劇的じゃない。それで悲劇を見ていれば、わたしの不幸はなんでもないようで・・・』と、ウンサン。『もしかして、オレもお前の不幸のうちの1つか?』と、タン。『わたし寝るわ。眠い』と、ウンサン。
帰路
翌朝。キャンプ場に戻る途中の二人。『あ~、ホント呆れる。おまえ、どうしてあそこで本当に眠ることができるんだ?』と、タン。『前に言ったでしょ、わたしよく寝るって。薪がよかったわ。なんだか暖かくて』と、ウンサン。
『それ、を誰がやったと思ってる?手を見ろよ。かじかんだ手を。なんだこれは!』と、タン。『おれ、手がかじかむほどそうしたんだけど、手をにぎっちゃダメか?』と、タン。『ダメよ』と、笑顔で答えるウンサン。
『この手を見て言えよ』と、タン。『見ないわ』と、余所見をするウンサン。『やっぱりこういうのは許しを得ずにしなきゃな』と、ウンサンの手を握るタン。『ちょっと!』と、ウンサン。
『わたしたち、ハリウッドサインを見に行ったのを思い出す。見るとすごく近いのに、行ってみるとすごく遠いの』と、ウンサン。『思い出してどうした?』と、タン。『アナタもわたしにとってそう』と、ウンサン。『オレが何?』と、タン。
『見ると近いのに、行くと遠いって。けれど、あなたと手を握ってると、近くにいると錯覚しそう、わたしが・・・。昨日聞いたでしょ?アナタが不安の内の一つかって。いいえ、アナタはわたしの不幸中の幸い。それだけでいい。わたしは夢から覚めた。そうしてこそ、わたしも生きていける・・・。ゴメンネ』と、手を離すウンサン。
再びウンサンの手を握るタン。『何がもっと、どんなに近くにあれば信じるんだ?来てみたこともないのに憶測するな、チャ・ウンサン』と、タン。涙を浮かべるウンサン。
第11話3/5に続く
※1~3話のあらすじとキャストの詳細は、韓国ドラマランキングにあります。
文責:韓国ドラマあらすじ団
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