皇后二人が王建の寝所へ入る。
スヨン(オ尚宮)の若い頃を思い浮かべ、スヨン・・・と言って升遐(スンハ)する王建。
現実を受け入れず、目を開けろ!戻ってこい!と、皇后ユ氏。
お前のために、私は必ず皇帝になると、ウク。
私のために?私のためですって?と、ヘ・ス。
もう始まっている、明日、3番目の兄上と天徳殿を討つと、ウク。
だめです、それは、謀反じゃない!と、ヘ・ス。
ス、正胤はどうせ戻ることはできない、空席を占めるのは席の争いであるだけで、だからお前は、誰にも話さず、隠れて私を待ちさえすればいいんだ、そうしてくれるだろう?もう一度尋ねる、陛下はもう升遐されたのか?と、ウク。
陛下は茶をとおっしゃいましたと言い、行こうとするヘ・ス。
正胤は車峴(チャヒョン)以南にいる、お前の力で決して呼ぶことはできないと、ウク。
走っていくヘ・ス。
たかだか人の心ごときを得るために皇帝になる?皇位はそのようなつまらない座ではないです!と、ヨナ。
オレには高々そんなものだ、道を開けろ、そうでなければ謀反を企んでいると思うと、ワン・ソ。
陛下が病んでおられる合間を利用して謀反が起きるかと、出入りを統制しただけのことです、皇宮の中に誰を引き入れるかわからない方に、道を開けることはできないでしょ、例外はありません、お戻りくださいと、ヨナ。
お前が全て台無しにした、お前でなければ皇帝の息の根を止めていたのにと、ウヒ。
陛下を討とうと、ここで妓女(キニョ:기녀)人生をしたのか?お前は本当に怖い子だな、どうしてそうしたんだ?どんな怨恨が深くてそんなことをするんだ?と、ペガ。
あんたの父親が私の家族を殺した、皆全て、私だけ残して、皆全てと、ウヒ。
手首の傷もそれでか?私の父のせいで?すまない、私が代わりに乞う、すまない・・・(ウヒを抱き締め)・・・その人が父ですまないと、ペガ。
そうにも陛下が升遐したと推測するワン・ヨ。
やって来たチョンにそのことを尋ねるウォン。
むやみに言わないでください、茶美園(タミウォン)から上げられた茶で回復されたのにと、チョン。
母たちが出てこないのは、話が漏れるからだろうと推測したウォンは、ヘ・スが絡んでいることを知り、ヘ・スが陛下の容態を知る唯一の者だから探せ、正胤に陛下の状態を伝えられないように阻めと言う。
ワン・ソに出くわしたヘ・スは、王建の升遐を伝える。
また、誰にも知られず正胤をお連れせよとの命についてと、ヨが明日、天徳殿を攻撃することも話す。
それをお前がどうして知ってる?と、ワン・ソ。
今それをどうして知ったのかが重要ですか?と、ヘ・ス。
正胤は後百済の地にいらっしゃる、松岳を出入りする道は全て塞がれ、連れに行くには他の道を探さねばと、ワン・ソ。
後百済なら、道を知っている人がいますと、ヘ・ス。
陛下が倒れられた際にお前に気づいた人はいない、全て忘れて私と居ようと言えばだめか?と、ペガ。
そこにヘ・スとワン・ソがやって来る。
正胤をお連れしに行かなければならないとヘ・ス。
この子をどう信じて?と、ワン・ソ。
私の友達です、信じていいですと、ヘ・ス。
何か知りませんが、この子は大丈夫ですと、ペガ。
陛下が亡くなられたようだと、ワン・ソ。
倒れそうになるウヒ。
確実ですか?と、ペガ。
そうだと思わねばならない、すぐにヨ兄上とウクが、皇位を狙い天徳殿を討つ、オレが二人を阻むから、お前は正胤をお連れしろ、2日かかるのに、ウクがすでに出る道を塞いだと、ワン・ソ。
私だけが知っている道があると、ウヒ。
ヨナはウクに対して、すぐに天徳殿を討ち、ウクを皇帝にという遺誥を発表すれば、誰も防げないと提案する。
恐れもなく・・・言ったではないか、私は逆賊だと指をさされて皇帝に成るのを望まない、誰もケチをつけることができず、傷のない者と見えるのを望むと、ウク。
お兄上の本当の考えが何かわかりません、昨日入宮されて確かに鎧を着られたじゃない、ヨ兄上と意志をともにしていると思ったのに、正胤を討たないって、混乱しますヨナ。
優先順位を定めているのだ、誰を先に討つのが有利なのか、正胤なのか、3番目の兄上なのか、違うなら・・・皇位へ行く道は、ただの一度の失敗もあってはならないからと、ウク。
変わられましたね、お兄上、もう本心で皇位を望まれているように見えます、嬉しいですと、ヨナ。
状況が変わらないなら私が変えないと、ただ、今最も憂慮することは、一人の背信だと、ウク。
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