ヨ・ジング&イ・セヨン主演のtvN月火ドラマ
王になった男(ワンイ テン ナムジャ:왕이 된 남자)
の第5話・第6話視聴感想(あらすじ含む)です。
王になった男 第5話・第6話視聴感想(あらすじ含む)
まずは視聴率から。
第5話8.053%/第6話7.597%。
第6話はサッカー・アジアカップの中継と重なってしまったための下落です。
それがなければ自己記録を更新した可能性もあるし、実質的にはまずまずといったところでしょう。
視聴率推移はこちら↓
大同法と大同契
今週のキーワードはこの2つ。
大同法(テドンポプ:대동법)と大同契(テドンゲ:대동계)。
大同法
大同法というのは貢物(クムル:공물)を朝廷に納める際に産品ではなく米で納めることを定めた法です。
ざっくりいうと、税を米で納めるというルールのこと。
朝鮮では貢物として特産物が指定されると、必ずそれを収めなければならないというルールがあったんです。
天候や状況の変化でその特産品が納められない場合も、代替品の受け入れなどの柔軟性はありませんでした。
そうなると、悪徳商人に商品を揃えてもらわなければならず、大きな借金が発生し、民の暮らしを圧迫することになっていたのです。
商人だけでなく悪徳官吏もグルになり、民の生き血を吸う状況でした。
このような状況を憂慮して、光海君(クァンヘグン:광해군)は大同法を導入。
民の負担を軽減していったのでした。
ドラマ内でも、小難しい経済原理はわからないまでも、ハソンはそれを良しとして積極的に取り組みましたね。
大同契
先王・宣祖(ソンジョ:선조)の代に鄭汝立(チョン・ヨリプ:정여립)が変乱を想定して設立した組織です。
特徴は身分の隔たりなく、あらゆる者が集まったこと。
結局は反逆を起こした組織とみなされ消滅することとなります。
ドラマ内ではイ・ギュも大同契の一員です。
いや、一員でした。
過去において、首魁のキル・サンボンが処刑されるのをみすみす見逃してしまったことで、裏切り者として位置づけられました。
現時点でのイ・ギュは、以前同様に身分差のない世の中を作るという大同契の理想を具現化しようとしているものの、一度張られたレッテルは剥がせないわけです。
ちなみに、契(ケ)というのは組織を意味します。
結束を持った者たちというニュアンスです。
ドラマ内では契に所属する者たちを契員(ケウォン)と呼んでいますね。
チュ・ホゴル
面白いキャラも搭乗しましたね。
前・礼曹判書(イェジョパンソ:예조판서)チュ・ウィヨンの庶子チュ・ホゴルです。
彼は両班の父を持ちながらも母の身分が低いため、従母法により官奴という身分。
けれど、朝鮮一の計算能力を持つため、戸口の計算を短期間に終えるためには無くてはならない頭脳。
そんな彼を引き入れるために乗り出したのがハソンです。
ホゴルはその能力を生かして賭け事も連戦連勝。
しかし、ハソンには全く太刀打ちできませんでした。
さすがの計算能力も、イカサマを見抜けなかったのです。
また、大同法を推進するという王(ハソン)の方針が自分の夢と合致しており、その能力を役立てることを誓いました。
まとめ
今回のストーリーは史実を把握していなければ、難しい内容だったかもしれません。
ところで、ハソンとイ・ホンが道端でばったり出くわしましたね。
これまでのストーリーはそれなりにほのぼのしたものでしたが、来週は大波乱が起こりそうです。
文責:韓国ドラマあらすじ団
コメント
分かりやすい解説ありがとうございます。記事が少なくって残念に思っていました。
視聴率が伸びなかったのが分かりました。
イ・セヨンですか 意外と気に入っています(クミョンちゃんですし)。ハンヒョジュの作品は古い長編ドラマ,
トンイ,W,愛を歌う花もちろん王になった男と見ていますが、私には中殿役のときはいつもほど綺麗に思
えなかったのです。 彼女の明るくはつらつとした笑顔が好きなのでそう思うのかも。
映画はイ・ビョンホン,リュ・スンリョン等俳優とシン・ウンギョウンの演技中心で見てしまうのでハンヒョジュ
にはあまり目がいかない(何度見ても) 静の演技は難しいですね。
ヨ・ジングが長身ではないのでイ・セヨンだといいバランス ヨ・ジング中心に見ているので満足
俳優さんはどの年代をとっても花も実力もある方がたくさんいますが、女優さんは20代30代前半は惨憺
通常ドラマだといいんですが、史劇は難しいので選択肢が少なかったのでは?
映像も綺麗ですし、音楽いいですよね。夜の橋の上に2人並ぶシーン なぜかジヴェルニーの庭の風景を
連想し、シューベルトのセレナーデも素敵!! 太鼓の音のつけ方も緊迫感を盛り上げていて上手いです。
カネの花の脚本家さんの作品なので期待感を持って見ています。韓国語も分からず、字幕もなく 表情や
声の感じだけで見ているので解説がありがたいです。
来週以降も楽しみにしています。