チョン・イル(정일우)、ユンホ(윤호)主演のMBC月火ドラマ
夜警日誌(ヤギョンックン イルジ:야경꾼 일지:原題:夜警師日誌)
の最終回(第24話)あらすじ2/2です。
夜警日誌 キャスト・登場人物紹介 チョン・イル、ユンホ主演韓国ドラマ
夜警日誌 最終回(第24話)あらすじ2/2
譲位
龍床を眺めるキサン君。
そこに官服を着たリンがやって来て、サダムを滅ぼしたと伝え跪く。また、御宝(オボ:어보)を捧げるために来た、夜警師を組織したことは国是に反することだから自らの罪を問うてほしいとも言う。
未だに鬼物が見えるのかを嘘なく答えよと、キサン君。見えると答えるリン。
鬼物が見える者だけが王の資格があるという、それは、他の者が見ることができない暗いところまで見回すことができる者だけが王になるという意だ、お前こそ真の王材だ、私はお前に譲位すると、キサン君。
御宝を手渡し『私の弟』と、キサン君。『兄上』と、リン。
龍床を奪われるか憂い長い間お前を嫉妬してねたましく思っていた、けれどお祖母様のお言葉のように、この座は権力を享受する座ではなく 重大な責任担う座だ、私はお前がうまくやり遂げるであろうと信じる、ぜひ聖君になってこの国を太平聖代に導いてくれと、キサン君。
そして、リンに対して礼を尽くす。リンもまた礼を返す。その様子を見て驚くムソク。
酒家でもソン内官と太っちょ政丞が譲位について話している。サンホンに抱きつくオンメ。ランイに目をやるトハ。
その後、去ろうとするトハに、お前はリンのそばにいるべきだと言うランイ。
自分はマゴ族の巫女なので男性を近づけてはならないけれど、大君のそばに居たかった、けれど王位に上がるリンのそばに卑しい巫女がいてはならないでしょ、大君の荷物にはなりたくない、と、トハ。
また、椿の刺繍帯を床に置き、持っていると会いたくなるので置いていく、去ったということを教えないでくれと言い去って行く。
そのことをソン内官から聞かされたリンだったが後を追わなかった。
去って行くトハを見つけ追いかけようとするムソク。けれど、リンのためにトハが選択したことだから追うなと、ランイ。また、互いが心から望めば、いつの日か再び合うはずだともいう。
王位につくリン。その様子を見て感慨深げなランイ。太っちょ政丞もソン内官も微笑んでいる。
王宮から去る寸前のキサン君に『殿下』と声をかけるムソク。もう王ではないので殿下と呼ぶな、生涯王宮に住んでいたから怖くもあるが、気は安らかだ、愚かな王を補筆して苦労をかけたと、涙ながらムソクに告げ去って行くキサン君。
ムソクを呼んだリンは司憲府(サホンブ:사헌부)の首長・大司憲(テサホン:대사헌)に任命すると告げる。けれど、官職につくつもりはなく夜警師として生きると、ムソク。
ムソクをそばに置きたいリンだったが、彼の意思を尊重することにする。
トハが発ったことを知っているかと告げ、どうしてそのまま見送ったのかと問うムソク。それが最善だったとリン。椿の刺繍帯を床に置き去って行くムソク。
3鬼神去る
3鬼神がやって来る。ついつい大君アギシと呼んでしまうソン内官。お前たちは礼を尽くさなくてもいいと、リン。
別れの挨拶に来たと、太っちょ政丞。龍袍(ヨンポ:용포)姿が先王のようだと、ランイ。リンはようやくランイが母だということに気づく。『母上』と、リン。
『リン、私の息子』と、ランイ。生きし日の姿で幼いリンを抱く中殿(チュンジョン:중전)。
『リン、厳しい歳月よく耐えたわね。あなたが無事に王位に就いたから、母はもう思い残すことはない。リン、大切な息子。どうか聖君になれ』と、ランイ。
『母上、いかないでください』と、リン。『殿下、中殿ママは我々がしっかりとお仕えします。どうかご壮健で』と、太っちょ政丞。『大君アギシ、すごく遠い先の日にまたお会いいたしましょ』と、ソン内官。
リンだけでなく、3鬼神それぞれの顔にも涙が流れている。消えていく3鬼神。
エピローグ
朝会。
『朝鮮に二度とは悔しい死がないようにするぞ。国の過ちで死んだ者たちに慰霊祭を捧げ、残った遺族たちに大いなる補償を行う。また、班常差別を撤廃し奴婢は免ず賤させ、私はもちろん民たち皆が国法の前で身分と地位の上下に差別を受けない新しい世界を開くぞ』と、リン。
三途の川に直行せずに、パク・スジョンのところへいく太っちょ政丞。どうしてかとソン内官に問われ、どうやらこの世に未練が残っているようだと呟く。
共に学んだ頃、この国の棟梁になうと誓った日を覚えているか?人生は虚しい、むしろお前を許すと、太っちょ政丞。それがわかったかのように太っちょ政丞に向け手を伸ばすパク・スジョン。
風邪が冷たいからと、パク・スジョンを部屋に入れようとするスリョン。そこに下女が駆け寄り、王が班常差別を撤廃しすべての罪人に赦免令を下したと告げる。それを父に話すスリョン。
サンホンの鍛冶場に現れるリン。夜警師だった大将が鍬を?と、リン。もう鬼物を斬るものよりも人を活かすものを作ろうと思っていると、サンホン。オンメのお腹はすっかり大きくなっていた。
夜警師の仕事から戻ってきたムソクに、もう夜警師の仕事はやめなければならない、朝鮮に夜警師はなくすと告げるリン。いくら殿下の命でも誓いを破ることはできないと、ムソク。
サンホン同様、鬼物に近づくことで傷が深くなり血を流すムソク。そのことをリンが指摘すると、自分が選択した道だと返すムソク。
お前を三途の川に救いに行った際に直符使者(チョスンサジャ:저승사자)と約束した、人間がこれ以上鬼物のことに干渉しないという約束だったと、リン。
また、人間の世は人間の法、鬼物の世界は鬼物の戒律で治めるのだ、これから人間と鬼物が互いの世の中を犯すことはない、聖君の政治をする、一度にすべてを達成するのは難しいが、悔しい死による怨霊は作らないように最善を尽くす、私を信じて従ってくれとも言う。
夜警師は伝説だけ残るだろうといい、夜警師の武器を封印する三人。
恵民署(ヘミンソ:혜민서)で病人を介抱しているスリョンのもとにムソクがやって来る。官職には戻ったものの、護国のために辺境で異民族の侵入を防ぐのだと言うムソク。
パク・スジョンのことを問うムソクに、人の顔は分からないが安らかそうだと、スリョン。また、自分もここで病人を診るのが自分の道のようだという。
スリョンの様子を見て安心して去って行くムソク。
再会
居所で椿の刺繍帯を見つめるリン。
振り返り、突如現れたリンに驚くトハ。『殿下』と、頭を下げるトハ。
『トハ、私はお前に返してやるものがあり、ここまで尋ねてきた』と、リン。
そして、トハの右手首に帯を結ぶ。さらに、大妃から渡された玉指環を左手の薬指にはめる。かつて大妃は中殿にその指環を渡す際に、次の中殿に渡してくれと言っていた。
『トハ、これを受けてくれるか?』と、リン。
『殿下』と、トハ。
抱きあう二人。
秘密の部屋で夜警日誌を眺めるリン。
『太平蒼天の塔が崩壊して以後、鬼神たちは出没しなかった。人間と鬼神が絡まって生きた時代が終わり、夜警師たちは解体した。夜警日誌もまた封印され。その後、朝鮮に鬼物らによる混乱はこれ以上起きなかった』
夜警日誌 終
文責:韓国ドラマあらすじ団
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