自分の身代わりになったトンジュと別れた場所にやってきているユル。
これ以上私を守るな、今この瞬間からお前だけを守れ、友として頼みだと、トンジュに伝えたことなどを思い出す。
トンジュの衣服を差し出すヨン氏。
トンジュは生まれて初めてできた友がユルで、ユルが世子となったため会えなくなったものの、護衛武士として追いかけていった竹馬の友だった。
必ず生きて王になるユルのそばに自分がいると言っていたのに死んでしまったトンジュ。
彼と鍛錬したことなどを思い出し、涙するユル。
兄を救うべく、ソンジュ縣の人たちにお願いするイソ(ホンシム)。
キム・チャオンを殺さず、日々、死の苦痛を味合わせると、ユル。
パク令監の命で薪を集めていたマチリ。
なぜなのかまでは知らなかった。
そのため、調べろというチョン・ジェヨン。
けれど、チョン・ジェヨンの命令だからではなく、ウォンドゥクが自分を信じているからやると、マチリ。
ユルはキム・チャオン宅を尋ねる。
キム・チャオンは留守で、キム・スジが対応する。
キム・スジが茶菓子を用意しに行く間に、部屋の物色を始めるユル。
この部屋はキム・チャオンの部屋だ。
何かしらの石を見つけるユル。
キム・チャオンが戻ってくる。
剣の稽古を始めるユルとキム・チャオン。
キム・チャオンが一枚上手だ。
あるいは、ユルが手を抜いたか。
左相の剣術がアパママを護衛する雲剣より実力が飛び抜けていると聞いていたが、その話は事実のようですと、ユル。
過ぎた称賛ですと、キム・チャオン。
世子の竹馬の友で翊衛司(イグィサ:익위사)だったトンジュという子が居た、彼が死んだので変わりを探すと、キム・チャオン。
そこに賊がやって来て、戦い始めるキム・チャオン。
ユルは部屋の中に避難する。
息子の道理なので父親を守れと言い、キム・スジを行かせるユル。
その間に部屋を物色する。
イソは友人たちに白丁(ペクチョン:백정)の格好をさせ、騒ぎを起こさせ、その間に裏門から侵入するつもりだったが、キム・チャオン宅から賊が出てきたためにそれを中止する。
ムヨンがソへの腹の子の父だと気づいていたキム・チャオン。
お前がどのように死ぬかは自分が決める、私の娘を恋慕した罪の対価だと、ムヨンに告げる。
ムヨンが閉じ込められている倉庫を開けるユル。
ムヨンは猿ぐつわから逃れていた。
やはり、左相が送った殺手だったなと、ユル。
逃げるムヨン。
そこにやって来て兄上と、イソ。
そのことに驚き・・・あの者がお前の兄か?と、ユル。
はい、どういうことですか?邸下が私の兄上をどんなことで?と、イソ。
なんでもない、人間違えだと、ユル。
邸下が企んだ計画ですか?まさかと思っていましたが、記憶を取り戻したようですねと、心の中でつぶやくキム・チャオン。
今回の賊の侵入はユルが仕組んだものだった。
怪我した者はいないと報告するクォン・ヒョク。
また、左相の家から何か見つけたのでしょうかと問う。
私を殺した殺手が、私が恋慕している者の兄だということ・・・私は私がすべき復讐がどうなるのか、わからなくなったと、ユル。
父を殺したキム・チャオンの下で殺手をしていた兄を問い詰めるイソ。
イソを生かすためだったと、無謀にもキム・チャオンを殺しに行ってこうなってしまったことを話すムヨン。
ユルを殺そうとしたのもムヨンだと知るイソ。
ユルを殺せば永遠に去っても良いとの約束を受けたからやったと、ムヨン。
兄上が再び漢陽に来た理由は何なの?まさか邸下を殺すために?記憶を取り戻すかと?と、イソ。
夜道を力なく歩いていたイソは倒れてしまう。
そんなイソを帰り道で見つけるヨン氏とチョン・ジェヨン。
しばらくして意識を取り戻すイソ。
そして、チョン・ジェヨンに、世子邸下が記憶を取り戻したのでしょう?と問う。
こうして、誰が自身を殺したのか、またその理由が何であるのかをユルが知っていることを知る。
助けてください、私、王宮へ行きます・・・。
私兵でムヨンを追い、発見次第殺せと、兵判に命じるキム・チャオン。
邸下が世子嬪ママの秘密を知ることになれば我々は全て死にますと、兵判。
私が戦争を面白がって起こすだろうか?・・・と、キム・チャオン。
左相派の会合。
今日、明が女真を撃つでしょう、われわれはその戦争に参加して・・・準備は上手く行っているでしょう?と、キム・チャオン。
もちろんですと、パク令監。
キム・チャオンはユルを戦場に送る策略を持っていた。
内人に扮して参内するイソ。
部屋に招き入れるユル。
ヨン内人と話があると言い、内官を下がらせるユル。
ここはどうやって入ってきたのだ?と、小声のユル。
手紙を渡しにと申し上げたではありませんかと、小声のイソ。
話になることを言えと、小声のユル。
実は、邸下に会いたくて、司書ナウリにお願いしました・・・ところで、いつまでこのように小声で話さねばならないのですか?と、イソ。
本当に無謀なことをしたと、ユル。
上手くやりました、このように龍袍(ヨンポ:용포)を着た姿も見ることができて、本当に素敵ですと、イソ。
龍袍を着ていないときも素敵だと、ユル。
大したものです、小学も読めなかった間抜けが、こう難しい書籍(大学)も読んでと、ユル。
お前のおかげだ、お前に良く見えようと、書籍を読み始めたのでと、ユル。
記憶を思い出したのでしょう?それでソンジュ縣お行きになったのでと、イソ。
そうだと、ユル。
手紙を読む前におめでとうと言って差し上げます、望みがあればおっしゃってください、なんでも聞き入れて差し上げますからと、イソ。
すべて?そうであれば・・・と、ユル。
ユルの願いはソンジュ縣で食べた粥だった。
途中、ヒルの話をしたせいで、塩壺を割って見つかりそうになるも、粥を作りユルに食べさせることになるイソ。
水剌間(スラッカン:수라간)の内人は腕が良くてあの味は出せないと、ユル。
一体どんな事を考えて耳が赤いのですか?と、イソ。
熱くてそうなのだと、ユル。
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