シン・ヘソン&キム・ジョンヒョン主演tvN週末ドラマ
哲仁王后(チョリンワンフ:철인왕후)
の第12話視聴感想(あらすじ含む)です。
哲仁王后 作品データ
- 韓国tvNで2020年12月12日から放送開始の週末ドラマ
- 脚本:パク・ケオク(박계옥)『ドクター・プリズナー』 チェ・アイン(최아일)
- 演出:ユン・ソンシク(윤성식)『ファラン』 チャン・ヤンホ(장양호)
- あらすじ:不慮の事故により、大韓民国代表・虚勢男の魂が宿り、「あの世界のテンション」を持つことになった中殿(チュンジョン)キム・ソヨンと、二つの顔の王・哲宗(チョルジョン)の間で起こる、魂家出スキャンダル。
哲仁王后(チョリンワンフ)第12話視聴感想(あらすじ含む)
まずは視聴率。
ついに13%台に乗せ自己記録を更新してきました。
首都圏は二度目の14%突破です。

さて、第12話。
金左根(キム・ジャグン:김좌근)に対して強気に出た哲宗(チョルジョン:철종)。
けれど禁衛営(クムウィヨン:금위영)に所属する者たちが謀反を犯した家の者などで構成されていたため、結局は萎縮してしまうことに。
その上、危うく爆死しそうにも。
哲宗の苦難はまだまだ続きそうです。
今回はキム・ソヨンが宴会の食事に提供したうず巻きポテト(フェオリ カムジャ:회오리 감좌)に使われたじゃがいもについてピックアップします。
じゃがいもは哲宗の時代にあった?
歴史的には存在していました。
しかしながら、哲宗の時代に庶民の食べ物として普及していたのかは微妙です。
というのも、じゃがいもが朝鮮半島に流入したのは1824~1825年頃に人参を秘密裏に採取しに来た中国人の手によってからだといわれているから。
ドラマ内の年代はというとおそらく1851年です。
哲仁王后と婚姻した年なので。
この短期間に庶民の食べ物となっていたとは考えにくいです。
実際、現在のじゃがいもの産地・江原道で大規模栽培が始まったのは1930年代に入ってドイツ人が開発した品種を使ってからでした。
ところで、韓国語でじゃがいもはカムジャ(감자)と言いますよね?
語源は中国語の甘藷(カムジョ:감저)です。
この字面を見て「おや?」っと思いませんか?
そう、この漢字だとサツマイモを指します。
朝鮮半島では1900年代に入っても両者をしっかりと区別できていませんでした。
一応、北から流入してきたので北甘藷(プッカムジョ:북감저)とは言ってたようですが伝搬のさなかに「北」が抜けてしまったのです。
正直なところ、ドラマの描写を見ていてじゃがいもは違和感ありでした。
それよりも、英祖(ヨンジョ:영조)代の1760年代に日本から流入したサツマイモでスイートポテトでも作ったほうが良かった気がします。
サツマイモは歴史的にも普及した記録があるので。
哲仁王后 キャスト(簡易)
文責:韓国ドラマあらすじ団
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