不滅の恋人コラム。
第13回は「安平大君(アンピョンテグン)の最後」です。
不滅の恋人(原題:大君・テグン-愛を描く:テグン-サランウル クリダ:대군 – 사랑을 그리다)特集ページ
不滅の恋人コラム13 安平大君(アンピョンテグン)の最後
首陽大君(スヤンテグン:수양대군)をモデルとしたイ・ガンの策略により、安平大君(アンピョンテグン:안평대군)をモデルとしたイ・フィは死ぬことに。
このあたりのドラマのストーリーは史実との乖離がそれほどないと言えます。
けれど、まだまだ話数もあるのでイ・フィが死んでおらず反旗を翻す展開が容易に想像がつきますよね?
さて、史実の安平大君は一体どんな最後を辿ったのでしょうか?
ストーリーとの脈絡がなくなってきているので、史実の方を見てみましょう。
1453年の癸酉靖難(ケユジョンナン:계유정난)で首陽大君は政敵の金宗瑞(キム・ジョンソ:김종서)・皇甫仁(ファンボ・イン)らを虐殺。
後ろ盾を完全に失った安平大君を一旦は江華島(カンファド:강화도)に流刑します。
その後、安平大君は喬桐島(キョドンド:교동도)に移送されることに。
下の地図の赤いマークのところが喬桐島。
その右側、方角だと東側が江華島です。
この2箇所は都城から比較的近い流刑地と言えますね。
癸酉靖難(ケユジョンナン)が起きた日は10月10日。
直ちに流刑となった安平大君(アンピョンテグン)はその8日後の10月18日に・・・賜死されました。
享年36。
比較的長寿命の王族としては短命な生涯でした。
不幸はもちろんこれだけではありません。
後年の憂いを断ち切るべく、首陽大君は安平大君の息子イ・ウジクを賜死とし、妻は官婢、娘たちを私奴婢としました。
いわゆる連座制による処罰です。
このことからもわかるように、ドラマ内のソン・ジャヒョンも、婚姻が成立していれば官婢に落とされるところだったわけです。
文責:韓国ドラマあらすじ団
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