秘密の扉 第14話時点の視聴感想(あらすじ含む) セリフのスピード、ピンエとのつながりなど

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ハン・ソッキュ(한석규)、イ・ジェフン(이제훈)、キム・ユジョン(김유정)、パク・ウンビン(박은빈)主演のSBS月火ドラマ

秘密の扉-儀軌殺人事件(ピミルエ ムン ウィギサリンサッコン:비밀의 문-의궤살인사건)

の第14話時点の視聴感想(あらすじ含む)です。

秘密の扉(ピミルエ ムン:비밀의 문)のキャスト(出演者)・登場人物紹介

 

秘密の門

 

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秘密の扉 第14話時点の視聴感想(あらすじ含む)

ハン・ソッキュが主演し、イ・ジェフンの除隊後の復帰作として大型時代劇になると注目を浴びていた『秘密の扉』ですが、残念なことにその期待を大きく裏切り低迷しています。

個人的にはそれなりに面白く見ているのですが、低迷にはいくつかの理由があるようです。その辺りを少し紐解きつつ、歴史的考察もしてみましょう。

 

セリフのスピードが早い

10年位前の史劇に比べると、セリフのスピードが倍になっています。

その中でもKBSの大河ドラマやイ・ビョンフン監督ドラマは比較的ゆっくり目。これは、ターゲットにお年寄りを設定しているからであり、お年寄りこそが視聴率のベースになることをわかっているからこその施策です。

一方、ここ最近大コケした史劇は、最近のトレンドを反映したセリフのスピードです。そのため、史劇を見たいはずの大部分のお年寄りには適さず、最初は見ていたものの、徐々にフェードアウトしているものと思われます。

このことは視聴率に如実に現れており、当初10%ほどあった視聴率が、今では5・6%ほどになっています。

このようなスピーディーなセリフにするのであれば、若者を取り込まなければならないのですが、それにも失敗しています。

これについてはストーリーの構成の問題でしょう。

 

視聴者は知っていて登場人物は知らない猛毅(メンイ)の秘密

現代劇でも同じことが言えるのですが、視聴者は知っていて登場人物は知らない事があるストーリーを内在するドラマは、昨今ではことごとく低視聴率ドラマとなっています。

答えのわかっている「なぞなぞ」と同じで、推測する楽しみがこれっぽっちもなくなり、その答えを登場人物がわかるまでの過程が相当秀逸でない限りは興味が持続しません。

その意味でも、猛毅(メンイ)を引っ張りすぎました。

歴史の豆知識として多くの視聴者が英祖(ヨンジョ:영조)による兄・景宗(キョンジョン:경종)の毒殺説を知っているため、もう少し他の切り口を考えておくべきでした。

 

第14話は1755~56年

申致雲(シン・チウン:신치운)が拷問により死んでしまいましたね。彼はドラマで描かれたように羅州掛書事件により慶尚北道へ流刑となり、その地で処刑されています。

ドラマ内ではドラスティックに演出するために英祖がいる鞠問場で死んでしまいましたが、それは史実と異なります。

また、朴文秀(パク・ムンス:박문수)も死去しました。彼は1756年に亡くなっていますので、この2つのことからも、第14話時点の設定が1755~1756年だということがわかります。

 

 

↓史実ですがネタバレの可能性大です。情報を入れたくない方は読まないで!

ピンエとは守則朴氏(スチク パクシ)?

父が大逆罪人となってしまい、チダムは官婢に落とされてしまいました。妓女(キニョ:기녀)も官婢の一種です。

そのチダムは妓女として思悼世子(サドセジャ:사도세자)の前に現れます。

妓籍での名前はピンエです。おそらく漢字では氷愛と書きます。この名称は小説を書いていた時の通名でもありますね。

この時代にピンエといえば、思悼世子の側室に入った守則朴氏(スチク パクシ:수칙 박씨)、追贈・景嬪朴氏(キョンビン パクシ:경빈 박씨)です。

なかなか面白い絡め方をしてきますが、史実ではピンエは宮女なので、ドラマ的な口実を付けてそのうち宮女になるのかもしれませんね。

彼女については過去イ・サン考でまとめていますので、興味があればご参照ください。

恩全君と景嬪朴氏の悲劇 イ・サン考

 

文責:韓国ドラマあらすじ団

コメント

  1. pukupuku より:

    衛星劇場で録画して観ています。
    リアルでは、難しくて5話ぐらいでリタイヤしていましたが、
    日本語字幕があるとおもしろいです。
    丁寧に注もしょっちゅう入ってくるのでうるさいくらいですが・・。

    『イ・サン』を観ていたとき、
    なぜ思悼世子が米びつに閉じこめられたのかについて、
    きっと韓国ではみんなが知っているからでしょうか、
    あまり詳しく語られてませんでした。
    私は米びつ事件の理由を知らないので、
    そこに向かって話が進んでいくのが
    こわいような楽しみなような不思議な感覚です。