秘密の門 第1話あらすじ2/3 聖君の真似

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ハン・ソッキュ(한석규)、イ・ジェフン(이제훈)、キム・ユジョン(김유정)、パク・ウンビン(박은빈)主演のSBS月火ドラマ

秘密の扉-儀軌殺人事件(ピミルエ ムン ウィギサリンサッコン:비밀의 문-의궤살인사건)

の第1話あらすじ2/3です。

秘密の扉(ピミルエ ムン:비밀의 문)のキャスト(出演者)・登場人物紹介

 

秘密の扉

 

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秘密の扉 第1話あらすじ2/3

聖君の真似

『書家貰冊(ソガセチェク)?』と、本を取り上げ、民間で本を作り流通させることは国法に反することなのに、東宮殿にそのようなものがあるということで怒る恵慶宮洪氏(ヘギョングン ホンシ:혜경궁 홍씨)

朝会で貰冊(セチェク:세책:貸本屋)ばかりでなく、民間での本の出版と流通を許可することを発表する李愃(イ・ソン:이선)

それに驚き、国家が主導することだと反対する右議政(ウイジョン:우의정)金尚魯(キム・サンノ:김상로)。ソンはチャン内官を呼び宮中にあった山のような貸本を見せる。

そして、右相は出版は国家の役割だと言ったが、すでに民間で出版された書籍が宮中深く入ってきており、宮人の半数以上が見ていると話す。

また、法度が厳かな宮中でこの有り様では、巷ではどうだろう?と、ソン。閔百祥(ミン・ベクサン:민백상)もまた反対意見を述べる。

けれど、民を楽しませるものだから、雑書ではなく良書だと答えるソン。それに対して、『顔も火照る男女の喜びのことをどうして良書と?』と、キム・サンノ。

『なんと?相悦之詞と?春香伝をお読みになられたのですね?』と言い、春香伝についてキム・サンノとは別の解釈を示し笑うソン。

逆心を起こしそそのかす内容もまた大半だと言うミン・ベクサンには、副提学(プジェハク: 부제학)洪吉童伝(ホン・ギルドン:홍길동전)を読んだのかと問う。

また、洪吉童伝を読んだ民は栗島国(ユルドグク:율도국)を建てたい?逆党でも組織すると?と、問う。

不可能なことではないと、ミン・ベクサン。

『可能なことなら、この国が間違っているのです。政治を一体どうやったとして、民がたかだか書籍一つ読んで逆賊に急変するというのですか?民間の出版はもちろん、流通までいずれも衰弱したので、貸し本に対する取り締まりから全面中断させなさい!』と、ソン。

 

その話を聞き、池で釣りをしている英祖は大笑いし、聖君の真似を思い通りにやっているのだなと言う。もちろん含みがある表情も浮かべている。

その後、各党で話し合いが行われる。老論(ノロン:노론)は改革案に反対し、英祖を動かそうとしている。

一方の少論(ソロン:소론)は支持に回り、そうすれば老論の悪事が明るみになる上に、うまく行けば英祖の首根っこを抑えられるという。

また、申致雲(シン・チウン:신치운)李宗城(イ・ジョンソン:이종성)は、国本の治世となれば少論の世が来るとほくそ笑む。

『少論の世だと?少論の世で民の位置はどこですか?あるにはあるのですか?』と、朴文秀(パク・ムンス:박문수)

『党が立てばこそ政治が立ち、政治が立てばこそ民の立つ場所があるというのだ』と、趙載浩(チョ・ジェホ:조재호)

 

パク・ムンスが部屋を出ると、キム・テクもちょうど出てくる。

『大監が魂を込めた甲斐がありますね。国本が政治をとても面白くさせてるではないですか。政治ですよ。過度に若いです』と、キム・テク。

『その若さが恐ろしいですか?』と、パク・ムンス。

『恐ろしいだなんて。うらやましいだけですよ。うらやましいけれど、憂慮はしますね。国本は非常に危険な君主になることもあるな・・・そんな考えがうかびます』と、キム・テク。

 

蔡済恭(チェ・ジェゴン:채제공)と先ほどのことを笑いながら居所に帰るソン。そこにパク・ムンスがやってきて、チェ・ジェゴンの軽挙妄動を叱責する。

また、勝ったと思うのか?聴政で見たのはただ舌戦では勝って政治では負けた愚昧な国本の姿だ、書冊出版を民間に許せないだろうという話だ、政治は舌戦でなく説得だと言ったと、パク・ムンス。

師父、これは単純なことだと、ソン。そのとおりだと笑うパク・ムンス。けれど、そこから反論を始める。

『その単純なことが、どうして400年禁止されてきたのか。父王はなぜ禁止を解かれなかったのだろうか?正しいので、父王の意に先に傾聴しなければならない。

邸下、 いくら単純に見えても、400年間続いてきた国法を改正しようとするならば、必ず先に父王に上奏なさいませ。父王を敵に回したくないのならという話です』と、パク・ムンス。

『敵ですと? 言葉がとても過ぎています、師父』と、ソン。

『邸下はいま、代理聴政(テリチョンジョン:대리청정)をなさっています。至尊の権力を行使しているとはいえ、 いまだ至尊ではないという話です』と、パク・ムンス。

『代理聴政!至尊の代理をしろと権力をくださった方は、他のだれでもない父王です。だから師父が敗北者とおっしゃったダメな弟子の心、その愛民する心こそ、父王の意です』と、ソン。

尚膳(サンソン:상선)はソンの過剰さを指摘し正道を教えるべきだと英祖に告げる。

鯉を釣り上げつつ、『どんなに良いか?ん?ただの一度も挑戦を受けない権力とな?ゆえに怖いものはないだろう。こいつ(鯉)のように生きようともがいてみたことがないからな』と言い、表情を変える英祖。

 

睿真画師(イェジンファサ:예진화사)シン・フンボクが絵を描いている・・・と思ったら、衣装を変えてソンが画員の服を着て描いていた。

貰冊についての周りの意見が納得の行かないソンは不平を口にしている。それなら単純な問題からと、龍袍(ヨンポ:용포)を取り替えてくれというフンボク。

龍袍より画員服が自分の殻場にはよく合うと言い拒否するソン。どうにも自分は画員になる八字だったのだと、ソン。がっくりするフンボク。(八字とは四柱でのもの。運勢や運命と置き換えるとわかりやすいかも)

そんなことは他の人に言わないようにしてくれと、冗談をいうフンボク。

そんなフンボクに夢は何だ?画員の頭の図画署(トファソ:도화서)別提(ピョルチェ:별제)か?と問うソン。いや、おまえの画才なら朝鮮最高の絵師だなともいう。

けれど、フンボクの夢は違うものだった。昼夜を問わず咳き込む母の薬代を心配しないで済むことと、妹コウンにしっかり物を持たせて嫁に出すというものだった。

『こいつ!』と、笑みを浮かべるソン。

そこに恵慶宮洪氏(ヘギョングン ホンシ:혜경궁 홍씨)がやってくる。

お呼びしろと言うと、誰も入れるなと言われていると、チェ尚宮。私が『誰も』に見えるのか?邸下の休息を邪魔する者なのか?と、恵慶宮。

そうでない日がありますか?と、チェ尚宮。それにムカついた恵慶宮は部屋に入っていく。服が入れ替わっている状況もあり、恐れ平伏するフンボク。

恵慶宮はソンを問い詰める。不敬で不法なことだとわかっている、面白いからと、目も合わせず絵を描くソン。

お忍びと画員遊びでも不足で、こんな雑書さえ東宮殿に引きこむのか?と、貸本を見せる恵慶宮。席を外すフンボクだったが、龍袍を着たままということに気づきため息を漏らす。

『法度好きな嬪宮(ピングン:빈궁)が今回は少し行き過ぎました。主人がない時、その居所をむやみに行き来しないのは常識です』と、ソン。

『不敬なことを正すのは、法度の上にあるものです』と、恵慶宮。けれどこれでとどまらず、貰冊を許すと公表したことも槍玉に挙げ、こっそり独りでするべきだった、一体いつまでこんな騒ぎを?と言う。

から笑いし、いつ受けてもあなたの政治力は素晴らしいと、いつの間に朝廷に情報源を得たのかと問う。夫のことに関心をもつのが罪なのか?と、恵慶宮。

恵慶宮を引き寄せ、『そなたが関心を置くのは私か?それとも龍袍か?』と、ソン。怒った恵慶宮はソンを振り切り去って行く。

 

秘密の扉 第1話あらすじ3/3へ続く

文責:韓国ドラマあらすじ団

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